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八徳の一本桜 [自転車]

こんにちは、このところ起きると腰が痛いchimamoです。
運動不足が原因と思うのだけど、それで走ると翌朝が余計に痛い、と何とも悪循環に陥ってます。

そんな腰痛を抱えたなか、吾野にある「八徳の一本桜」に行ってきました。

何年も前から気になっていて、去年の4月9日にハイキングで行ってたら完全に葉桜となってました。
まあ、予想してたんだけど。

夏日予想の晴天の下、完全に夏装備で8時半過ぎに出発。

中藤上郷を経由して吾野に至り、そこからグリーンラインに向けて再び上る。

ここんところは、寒かったり、体調不良だったりとエンメアッカ号もご無沙汰気味。
攣りそうな太ももを何とかなだめながら坂を上がる。

距離は短いけど、結構な勾配の坂を上り切って、いくつか急なカーブを抜けると急に現れる一本桜。


今年は間に合った!
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桜を見ながらあんパン食べる。なんとも至福の時間を過ごす。
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絶景かな
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去年は完全に葉桜
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顔振峠経由で虎秀に降りて、東吾野駅でカフェインチャージ。
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でも結局、東峠を上り始めたところで両太ももが攣る。
降りてきたハイカーと挨拶するけど、笑顔が引き攣ってたとおもう。

鈍りまくっとるなあ。自分。


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青梅マラソン2024 [マラソン]

こんにちは、久方ぶりのブログ更新となりました。

「今シーズンこそは、サブスリー!」と意気込み、坂道でのインターバルトレーニングと、平地でのビルドアップ走を夏あたりから取り組んでいたのですが、勝田マラソンの前週、ペース走で右股関節が痛くて走れなくなってしまいました。
真面目にかつ継続的に追い込むトレーニングに取り込んだのはこれが初めてで、しんどい分だけやり切った感があって楽しいというか、お得というか。
そんな感じで「今日は30分しか走れない、よし、坂道インターバルやっとくか」なんてやってたら体が悲鳴を上げたみたい。

故障したならまずは休養と、ここ1か月は週末にちょいちょい走る程度だったで、青梅マラソンは怪我明けの復帰戦となったのでした。

したがって今回の青梅マラソンは自己ベスト更新なんてほど遠く、20kmまではひたすら抑えて、その先は痛みが出ない程度にペースを上げる作戦。
目標タイムは2時間45分くらい。

一緒に参加したのは、おなじみのKさん、K大先輩、Oさん、Nさんの4人。もう一人念願のサブフォーを達成したIさんもエントリーはしていたのだけど、けがでDNS。
あと、ゴール後に合流したIちゃん。

河辺駅を出てみると、空の間から太陽が顔を出し始めたところで、全く寒さを感じない。というか、暖かいくらい。

スタート前のゴール地点。果たして無事に帰ってこれるか。
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小学校で受付を済ませ、いつものように青梅総合医療センターの地下駐車場に向かうと、これまでは入り口でゼッケンのチェックがあったけど、警備員のおじさんが数人いるだけでノーチェック。

人件費削減のためかも知らんけど、これまであったのがなくなるのは寂しいものである。

スタートまでは十分に時間があると思っていたけど、出店をのぞいたりしていたら、あっという間にスタート30分前。

本当はCブロックスタートなんだけど、ゆっくりスタートしたかったのでJブロックに入れてもらう。

周囲のランナーから「なんで?Cブロックのランナーが」なんて視線を少し感じだけど気にしない。
Kさんの話だと、ゼッケンのブロック表示を隠してまで前に並ぼうとした選手が審判に見つかって怒られていたらしいけど、敢えて後ろのブロックに並ぶのは珍しいのだろう。

スタート前のトークで「これまでで、一番暑いです!」というQちゃんの言葉通り、並んでいても全く
寒くない。これは熱い戦いになりそうだ。

タイムは全く気にしていないので、持参の補給食は一切なし。
起きてから餅3つ(治療中の歯の詰め物が取れた)と、スタート1時間前のおにぎりが今日の補給の全てだ。

11時半、定刻通りにスタート。
Cブロックに比べれば、さすがにスタートラインまでが遠く、少し走っては歩く、を繰り返して3分以上過ぎてやっとスタート。
無理に前の人を抜かないよう、ペースを抑えて走る。
ともかく、右殿筋の痛み無く走り切るのが今日のミッションだ。


それでも、最初の1kは5分30秒。思ったより良いペース。

以降はなるべくラップを見ないようにして走る。

これまで前ばかりみて、全然気づかなかったけど、上りな上にカーブしているところは、道全体が谷のほうに傾いている。
なんか左足の小指が痛いと思ってたけど、自然と左側に体重がかかってしまうようだ。
原因が分かったので、「仕方ない」と気にするのをやめる。

あと、こまめにアップダウンが続くのでイーブンベースを保つのは結構難しい。
改めて青梅マラソンってハードなコースだと思った。

ぶっちぎりで独走する赤崎選手とすれちがって、大分たってから15k手前で折り返す。

15k地点でのタイムは1h22:45

このペースでゴールしたら2h45くらい。だいたい予定どおり。
20kmからペースをあげれば、もう少しタイムは伸びるだろう。

しばらく走っていて、賑やかな集団がいると思ったら、輪の中心にいるのはなんとQちゃん。
還暦を迎えるという男性ランナーと楽し気に会話しながら走っている。
うーむ、まさかこんな間近で見えるなんて。
話しかけるタイミングを伺って、しばし後ろを走ってたけど、還暦ランナーとの会話が盛り上がっていたのと少々ペースが遅かったので、仕方なく先へ進む。

途中、私設エイドでゆず饅頭を配っていたのでありがたく頂く。ふだんなら絶対もらわないだろう。
思った以上にもそもそしていて(当たり前)、ポカリスウェットで流し込む。

折り返してからは、徐々にペースは上げていたけど、残り5kの辺りから、本気でペースを上げる。
幸いに右股関節は痛くない。

手元の時計は見ないようにしていたので、ラップタイムは見ていなかったけど、気持ち的にはキロ4分に迫るペースで走る。

残り2K辺りから、さすがにしんどくなって、ペースが落ちたように思えるけども、最後まで走り切ってゴール!

ネットタイムで2:29:42

予想タイムから考えれば、上出来、というか、痛み無く走れたのが良かった。

あとから確認したら、残り5キロのラップは、4分42、07、14、20、15 と、思っていたより全然遅かった。
ここ1か月、ろくに走っていないのだから、スピードが上がらなくて当然だろう。
というか、むしろ良く走ったと言えよう。

比較しても仕方ないけど、去年の青梅は失速気味とはいえ、2:10で走っていた。よくがんばってなあ、自分。

体のダメージは、左の小指外側と、右の人差し指の爪の下が赤くなって少し痛む程度。
特に気になるほどではない。

走り終わったあと、タイムが伸びなかったKさんと、「年齢的に厳しくなってきたのかもね。」なんて話してたら、K大先輩が「年齢なんて、ただの数字だ!」
とどこかで聞いたフレーズ。でも、このK先輩は青梅の自己ベストは56歳の時に出したというのだから、説得力のあるお言葉である。

明日から仕切り直しかな?
朝起きてみて、どこも痛くなってなければいいけど。

参加賞のTシャツと完走メダル
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Tシャツのデザインが、レコードレーベルっぽく見えるのは自分だけ?

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東北ツーリング2日目(裏磐梯~飯坂温泉) [ロードバイク]

東北ツーリングの2日目の朝6時半、窓のブラインドを上げれば見事な秋晴れの空。完璧である。
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外に出てみると、すがしいことこの上なし。が、温度計を見れば4.5度。寒すぎる。
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お世話になった、「ペンション そら」
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こちらにくる機会があれば、またぜひ泊まりたいものだ。

朝食も、昨日の夕食に負けないくらいに美味しい。

バターロールにスープ、サラダ、カリカリベーコンにソーセージ、フルーツ和えのヨーグルトと、普段とはと比べ物にならない、豪勢な朝食だ。
バターロールをしっかりお代わりさせてもらう。
最近は牛乳を飲むとお腹が緩くなるのだけれど、こちらも誘惑に耐え切れずコップ半分だけ頂く。

快晴の下、8時過ぎにオーナーさんに見送られて出発する。

走り出してすぐ、子犬より少し大きい、丸々とした真っ黒な小動物が数m前を横切る。

「子熊?!」

一瞬、足を止めて確認しようとするも、子熊の近くには母熊がいて、遭遇すると大変危険、という話を思い出して慌てて立ち去る。
このあと、磐梯吾妻スカイラインを上る途中、「クマに注意!」の看板を何度も目にして、「やっぱりあれは、子熊に違いない、と確信する。」

このあと、本来なら裏磐梯レークラインを経由して磐梯吾妻スカイラインに至るのがいいのだけど、残念ながらレークラインは途中で通行止め。
国道459号で、「気持ちよく」下ってから、国道115号を上っていく。
電光掲示板に「磐梯吾妻スカイライン 浄土平で渋滞中」の表示が・・・・。
でも、自転車だから気にしない!

国道は車が多くてウンザリするくらいだったけど、県道70号に入ってからは一気に交通量が減り、静かな山道を登っていく。
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本線に合流。まだ晴れている。
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再び車とバイクが増えるけど、まあ、仕方ない。
自転車の特権で、気に入った景色を見つけては足を止めて写真を撮る。

裏磐梯方面は気持ちよく晴れてるけど、進行方向の浄土平の方には徐々に雲がかかっていく。
午後から曇り、という予報通りとはいえ、外れてくれないかと期待しながら登る。
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ひたすらの上りなんだけど、Attack299にくらべれば楽なもの。
散々走った後の麦草峠にくらべれば、サラ足で登る磐梯吾妻スカイラインはひたすら楽しい。

昨日と違って、何人か下ってくるローディーと挨拶する。

スカイライン最高地点(1622m)を過ぎれは、浄土平まであと数km。
緩やかにアップダウンを繰り返す。

が、「浄土平まであと1km」の看板を過ぎたあたりでまさかの渋滞。

待っていても全然進まないので、時には足漕ぎしながら路肩を進む。

駐車場を目前にして観光バスに阻まれ、湿地帯の遊歩道を自転車を押して、時には担いで12時前、浄土平に到着。
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うーん、渋滞最後尾の車が到着するのに、どれくらい時間がかかるんだろう、と他人事ながら心配になる。

気温は10°と低いうえに、風も吹いていて寒くて仕方ない。
ガスってはいないけど、結構雲がかかっており、時々日が差す程度。

とりあえず小腹が空いたので、トイレを済ましてから自分は焼き芋、アッキーはお汁粉を食す。
溶岩焼き芋はトロトロでとても美味しかった。
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自販機で買った缶コーヒーは、もう少し熱いと嬉しかった。

折角なので、吾妻小富士のと取りつきまで上がる。
雲がかかっているけども、福島市街まで良く見える。と、さらに足元に視線を下すと、福島側もひたすら渋滞の列。裏磐梯側の比ではなく連なって、えらことになってる。
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吾妻富士を楽しんだら、後は飯坂温泉まで下るだけ。

途中の天狗平にて
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紅葉には、まだ早いらしい。

今は寒いけど、昨日に比べれば、すぐに気温は上がるだろう、と、ウィンドブレーカー代わりのカッパを上に着ただけで下ったら甘かった。

渋滞して、全く動かない車列の最後尾を抜けた辺りから寒さが体に染みてくる。

とはいえ、前後に車がおらず、自分のペースで下っていく喜びも捨てがたい。

じりじりとサイコンの示す気温は上がってくるけど、寒い事には変わりない。
「寒い~」と叫びながら、鼻水を垂らしながら、ひたすら下る。

途中、高湯温泉郷を通り過ぎる。
とても入りたかったけど、ここで温まっても、すぐに湯冷めするに違いないとスルーする。
あとで、共同湯のHPを見たら、「入っておけば良かったかも」と、少々後悔する。

この辺で、何組かのサイクリストとすれ違う。
これから浄土平を越えようとするのか。
下りはともかく、渋滞の中を上るのはまず無理。
駐車場が時間切れで閉鎖されれば渋滞も解消されるだろうけど、その頃には日も暮れる。
なかなかハードなツーリングになりそうだ。

ひとしきり下ったら、フルーツラインとの交差点にある農産物直売所でブドウを買ってクール宅急便で送ってもらう。
あと、ブドウとのし梅を買って小腹を満たす。
思ったよりも腹は減ってない。

あとはフルーツラインをひた走り、飯坂温泉に到着。
ちょうどお祭りだったようで、スーパーの駐車場ではお囃子が聞こえてくる。飯能のお囃子とは随分と違う。

「飯坂」の名の通り、坂を上がったところに温泉と駅。 16時にゴール!!
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券売機に、「お湯の温度は45℃と熱いです。」と張り紙があり、のんびり湯につかれるか不安になるけど、「やめとく」という選択肢はない。
祭りのせいか、混み気味の脱衣所でなんとかロッカーを確保して浴場に入る。

幸いに浴槽は加水した43℃と源泉の45℃の二つがあり、43℃にゆっくり入る。
お湯は少し白濁していて、トロリとした感じ。あんまり臭いはしなかった、と思う。

43℃の浴槽は、ウチの普段の風呂と同じくらいで気持ちいい。ゆっくりと浸かる。
源泉も入ってみたけど、1分くらいが限界だった。
43℃の浴槽に入りなおすと、ぬるく感じるけど、すでに体は茹だっており、これ以上の長湯は危険と体が警報を鳴らす。

このまま出ると汗が止まらないので、洗い場が開くのを待って、冷水を散々に浴びて体を冷やしてから浴場を出る。

着替えて外に出たら、男湯も入場制限がかかってた。

うーん、もう少し人が少ない方が良かったけど、贅沢というものか。

駅前で余裕をもって輪行して、電車に乗り込む。

思ったよりも乗客が多いと思ったら、福島駅前でも祭りをやっていた。
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もっとよく見ていたいけど、新幹線に乗り遅れると大変なので諦める。

乗る新幹線は同じだけど、車両が離れているのでホーム中央で再開を約束してアッキーとお別れ。

新幹線に乗り込んで、二日間のツーリングは終わりを告げたのであった。
距離は短めだけど、しっかりと上った2日間。
やっぱり自転車で走るのは楽しいなあ。

アッキー、今回もありがとう!!
次回はどこを走ろうか!
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東北ツーリング1日目(米沢~裏磐梯) [ロードバイク]

こんにちは、久しぶりのブログ更新となったchimamoです。
10/7~8で、米沢から福島にかけてエンメアッカ号でツーリングに行ってきました。
ブログの体を取りながら、ほぼ、後日のための備忘録です。

自分と、神戸に住むアッキーのおっさん二人旅。
もともとは10/7~9の3日間で予定をしていたのが、9日は間違いなく雨、ということで2日に短縮したのが出発前々日。
8,9の天気も怪しくて、ギリギリまで悩んだ挙句の決行となる。

始発で出ても到着は昼頃になる神戸発のアッキーと比べれば、自分は米沢は断然近い。
せっかくなので早めに出て、上杉神社にお参りして旅の必勝、もとい安全祈願をすることにする。

大宮ではいい天気だったのが、米沢に近づくにつれて雲が厚くなり、徐々に雨も降り始めて、トンネルを過ぎることに一喜一憂しながら9時過ぎに米沢到着する。

町の上だけ青空が広がっている
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写真では伝わりにくいけど、米沢の上だけぽっかりと青空がのぞいている。うーん、すぐに降ってきそうだ。そして寒い。今朝、家を出た時の飯能と変わらないか寒いくらい。

服装はというと、モンベルのウィンドストッパー腹巻、アームウォーマー、イオンの半袖メッシュインナーの上に薄手の長袖ジャージ。下は薄手のロングタイツ。これにウィンドブレーカー代わりのモンベルのゴアのカッパ。

自転車を組み立てている間も、雨は降ったりやんだり。
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なんとなく明るくなってきて、雨もぱらつく程度なので防水ソックスを重ね履きして出発。

今回で2回目となる上杉神社にお参りして旅の安全を祈り、稽照殿で展示物を鑑賞する(直江兼続の鎧は修理中だったのが残念)。
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鷹山公の銅像前で、なんかイベントの準備をしていると思ったら、クラシックカーレースでチェックポイントになるらしい。ちらほらと人が集まってる。

そのうちにクラシックカーが続々と集まってくるけど、オープンカーも多い。
人も寒いだろうけど、電装系も大丈夫なんだろうかと気になってしまう。

神社向かいのコンビニで稲荷ずしとコーヒーで昼食をとっている間に雨が降り出してくる。
最後の支度にと、股ズレ防止用にトイレでワセリンを塗ったくる。
最近になってようやく、ペダリングでしっかり踏み込めるようになってきた反面、無駄に力が入るのが股ズレを起こすようになってしまったのだ。
今回も、1日目で股ズレが出来やしないかと、それが一番の懸念事項だ。

12時頃になってアッキーが到着。
しばし歓談のあと、あんまり時間に余裕はないのでさっさと走り出す。

今日のルートは、米沢から西吾妻スカイバレーを抜けて、裏磐梯の北塩原村のペンションまで。ほぼ1本道だ。

街中は道も狭く、車も多かったけど、「サルに餌をやるな!」の看板をやたらと目にするようになった辺りから交通量はぐっと少なくなる。
路傍の温度計は14度。うーん、まだ寒い。

雨も止んで晴れ間の方が多くなる。磐梯山の方角も雲が切れてきた。ええ感じや。

日が出てきて、暑くなってカッパとアームカバーを脱ぐ。
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今回、アッキーも最新のキャノンデールに乗り換えており、お互い新しい相棒の初披露。
「電動変速ってどう?」とか、「オーダーフレームってさ~」とか、楽しく会話しながら走っていられたのは白布温泉まで。

勾配がぐっと急になり、会話する余裕など全くなり、それぞれのペースで上がっていく。

これまた結構な勾配のトンネルを抜けて、滝を見て一息ついた辺りで、とうとう本降りの雨となる。
カッパの下と、シューズカバーをつけて完全雨装備にする。

トンネルを抜けたところから見えた双竜狭。紅葉はまだまだ。
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雨は30分ほどで止み、空も明るくなってきたけど、暑さは感じないのでそのまま登り続ける。
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このまま、雨が上がってくれれば、と思ったけど甘かった。

白布峠の手前から、再び本降りとなる。
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たまらずに峠の公衆トイレで雨宿りする。
バイクで来たときは、ガスってはいたけど雨は降ってなかった。今回の方が状況は悪い。
そのうえ気温は9°と容赦なく寒い。さすが、標高1400mだ。

しかし、悪いことは続かないもので、そのうちに雨がやんで西の方から日が差してくるではないか。

ここから宿までは、ひたすら下り。一度は脱いだアームカバーを再び身に着け、カッパの下にベストも重ね着する。

磐梯山方面は、雲の間から日が差してきて、とてもいい感じ。
路面は濡れているし、ゆっくりと景色を楽しみながら下っていく。

磐梯山と桧原湖をバックにエンメアッカ号。この景色が見れれば満足!
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そのうちに気温も上がるだろうと思ってたけど、甘かった。
農産物直売所とかある辺りまで降りてきたのに、いまだにサイコンの温度計は9度。
桧原湖まで来ると、寒すぎてハイになったのか、やたらと楽しくなってくる。なんかよくわからんけど、とにかく楽しい。

ここまでくれば、宿はもうすぐ。
ほとんど迷うことはなく、「ペンション そら」に到着する。

このあたりのペンションは、ネットで調べる限り、お洒落でカップル向けのところが多く、おっさん二人で泊まるには少々場違いな雰囲気。
そんな中で、家族連れ歓迎というところに気安さを感じて選んだのだけど、これが大正解!

オーナーさんがとても親切な方で、自転車は屋内に入れてもらい、その他もいろいろと便宜を図ってもらう。

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そして、夕食がとても美味しかった。
前菜からスープ、魚、肉、デザートと、コース料理食べるのいつぶりだろ? と、アッキーと二人で言いながら舌鼓を打つ。
あと、ご飯の美味しいこと! 
大盛りにしてもらったものの、ステーキだけでは食べきれないかと思ったら、香りが良くて甘みもたっぷりで、おかずなんて要らなかった!
会津のコメなんだけど、新米ではないとのこと。うーん、新米をぜひ食べてみたいものだ。
コーンスープも、地元で摂れたトウモロコシなんだけど、砂糖を使っていないのが信じられられなくらいに甘く、美味でした。

ふたりで、「この宿、最高やわ~」と満腹になったお腹を抱えて部屋に戻ったのであった。

~走行データ~
走行距離:42.26Km
獲得標高:1.182m
走行時間:2h54:26
経過時間:3h50:33
気温:6℃~21℃

2日目に続く。
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「古民家ひらぬま」までポタリング [ロードバイク]

こんにちは、先週はショップの恒例イベントで飯能から日本海まで270kmを走ってきたchimamoです。
正直、走っている最中は「楽しい:辛い」の割合は「1~2:8~9」と、圧倒的に辛いんだけど、ゴールした後の思い出は「楽しい:辛い=10:0」になるのだから不思議です。

天然ゴムサドルのカンビウムも、走り出して50kmくらいから尻が痛くなって、「やばい、あと200km、尻がもつ気がしない!」と思ったけど、何とか大丈夫でした。

で、余韻が冷めやらぬ現実感の薄い1週間を過ごした後で、ゆるゆるとポタリングに行ってきました。

今日の目的地は「古民家ひらぬま」

ジェラードが美味しいらしいのだけど、プリンも絶品とのこと。

前日までは一緒に走ると言ってた息子は、最近は部活で忙しく、「今日は完全オフ!!」と断られてソロポタリングと相成りました。

台風一過となった日曜日、晴天が眩しい中を10時過ぎに出発!

ゆるゆるとポタリングするつもりが、ケイデンス90回転くらい、30km/h前後で心地よく走る。
エンメアッカ号、軽めのギアでトルクをかけてペダルを回すと、本当に気持ちいい!
ついついペダルを回したくなる。

そんなこんなで、「古民家 ひらぬま」に到着。

9台とめられる駐車場は埋まってたけど、自転車には関係なし。

駐車場は埋まってたけど、店内は割と空いてた。

玄関の風情がまたよろし。
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2階に上がって、アイスコーヒーとイタリアプリンを注文する。

古民家らしく、ぶっとい梁がある天井は何ともいい風情。
汗だくでは、ちょっと入れづらいかも。

香り良く、苦味あるコーヒーと、濃密な味のプリンの組み合わせは最高やね!
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とても美味しいプリンとコーヒーを堪能した後、帰路につく。
今日はポタリングなのだ。

とはいえ、全く上りがないのもつまらないので、倉掛峠を越えて、中藤経由でのんびり帰る。

途中、前から気になってたガード脇の道に入って坂を下ってみる。
短い橋を渡る。
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河原に降りて涼をとる。
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車道に戻って、電柱の間を全力で回して心肺トレーニング。
あれ、ポタリングはどこ行った?

何にせよ、気持ちいい時間を過ごしたのでした。



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板橋Cityマラソン2023 [マラソン]

こんにちは、このあいだの日曜日(3/12)に、水戸偕楽園に家族そろって行ってきたchimamoです。
「梅が咲く時期は、公園前が大渋滞する」との事前情報があったので、早朝に出発して公園に8時半についてみたら、駐車場(臨時駅近く)こそ半分くらい埋まってたものの、道路はガラガラで拍子抜け。その後、10時を過ぎても駐車場は埋まってたけど道路は渋滞とは程遠い状況。
まあ、逆よりは全然いいんですけどね。時間に余裕をもって公園を散策できたし。

梅園を散策
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で、ここからが本題。
4年ぶりの開催となった、板橋Cityマラソンに参加してきました。
雲一つない晴天で、風も穏やか。気温も最高で19度と、高めとはいえ、そこまで暑くない。
これでタイムが出なくても、天気のせいには絶対できない好条件。

朝5時起きして、餅2つとゆで卵、トマトを食し、6時に気温4度の中を出発して飯能駅に向かう。
一緒に参加するはずのSさんは所用によってDNS、久しぶりに一人で会場に向かう。

スタート2時間前の7時、池袋に向かう電車の中でおにぎりとミックスナッツを食し、久しぶりの埼京線で浮間舟渡駅に到着。
桜の咲き始めた浮間舟渡公園を抜け、堤防を歩いて、会場に着いたのが8時ちょうど。

準備中のスタートエリア。雲一つない晴天。
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準備を終えて、群馬マラソンで買った梅ゼリーを飲み、荷物を預けたら、もうスタート30分前の8時半。
そこからトイレに向かったら、スタートゾーンに立ったのは8時50分になってしまった。

23区での開催なんだから、あと1時間くらいスタートが遅くてもいいのに、と思ってしまう。
青梅マラソンなんてスタートは11時だし・・・。

今回の作戦は、「3時間のペーサーに最後まで食らいついて、サブスリーを達成する!」

の、予定だったのだけど、集合場所に行ってみるとペーサーがどこにも見当たらない。

司会のおねーさんが紹介した時に、かなり前方に3人並んで手を上げてたけど、あれか?!
ペーサーの近くに並ぶにはもっと早くに集合する必要があったみたいだ。

「まずい、ともかくペーサーに追いつかないと」

と焦った気持ちを抱えたまま号砲が鳴る。

で、最初の3kmを、4:19、4:04、4:04と、人混みをかき分けて飛ばす。
なんかもう、少しでも目立ったウェアを着てるランナーを追いかけては、「違った・・・。」と落胆することを繰り返す。

「今日のためにトレーニングを積んできたんだから」と、自分に言い聞かせはするが、今日のマラソンは全然楽しくない。
「こんな事するために走ってきたのか? 普段のランは楽しいのに・・・。」と、気分が落ち込んでくる。

3kを過ぎて、「こらあかん、ペーサーに追いつくのは諦めよう」
と、ペースを落として、キロ4分15秒前後で走る。

が、時すでに遅し、15kを過ぎるころにはペースを維持するのがしんどくなる。

「こらあかん(2回目)、サブスリーなんて絶対無理、もう少しペースを落として最後までイーブンペースで走り切ろう。」と作戦を変える。
作戦を変えた途端に、気持ちが軽くなり、景色を楽しむ余裕が出てくる。
「うーん、せっかく走るんだから、楽しんで走らないと。」
今更ながら、サブスリーに拘り過ぎてた自分をおかしく思えてくる。
「そうだよ、楽しんで全力を出して走るのが第一。結果は後からついてくるんやから。」

折り返しの手前でサブスリーのペーサーが3人並んで走り、その後ろに100人くらい続く集団とすれ違う。
「うーん、こら、後から追いかけて追いつくわけないわ・・・。」と、己の作戦の甘さをかみしめる。
号砲からスタートラインを越えるまで1分くらいあったけど、その間に遥遠くに引き離されてたのだろう。

折り返し時点では1時間31分。

「貯金はあるし、自己ベストは更新できるか?!」なんて思うも、ペースはズルズルと落ち続けて、32kmを越えるころにはキロ5分台をウロウロしだす。
いくらか暑いとはいえ、向かい風も大したことなく絶好のコンディションにもかかわらず、だ。

なんか、左股関節と左足が痛い。
ここが痛むのは初めて、かも。

結局ラスト3kmは、頑張ってキロ4分30秒前後までペースを上げて走ってゴール。

タイムはグロスで3h11:43

20キロ手前で失速した割には悪くない、けど、自己ベストにも遠く及ばない。


ゴール後にK先輩と合流。
先週、24時間走に参加して200キロ近く走ったのに3時間20分切りと、自分には常識外の存在だ。
「先週はゆっくり走ったら、疲れてるけどダメージは少ない」だって。

堤防から。まだ走ってるランナーもたくさん。
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帰りに公園を通ると、朝よりも桜の開花が進んで、その下で多くの若者たちがお花見をしてる。
若者を多く見るのは久しぶり。飯能にいると、若者が集うところって、あんまりみないなあ~。

池袋駅でK先輩に別れを告げ、前から気になってた西武線改札内のそば屋で池波正太郎ごっこ(昼から蕎麦をつまみに日本酒を飲む)して、今日のマラソンは終了を告げたのであった。

今回の反省点は、スタート直後の飛ばしすぎ。
アップを全くしない状態で、いきなり全力に近い状態で走って足が平気なわけがない。
ペーサーに追いつくこと(というか、サブスリー?)に拘り過ぎたのが、敗因のほぼ、全てだろう。
本来自分は、ゆっくりペースを上げるタイプなのに。

前回の青梅で自己ベストを更新できなかった時点で、サブスリーへの拘りは捨てて、自己ベスト更新を狙うべきだったのだ。

とはいえ、ハーフマラソンもキロ4分で走ったし、青梅ではキロ4分15秒で30キロを走り切ったのに、今回は20キロもたないなんて・・・。
思うように行かないものだ。

今シーズンのレースはこれでおしまい。
来シーズンも、もちろんサブスリーを目指してトレーニングは続けるけど、あんまり拘り過ぎず、走ることをもっともっと楽しんでいこうと思う。



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マジックスピードとターサーJAPANを走り比べてみた [マラソン]

こんにちは、晩御飯に焼きそばを作ったのですが、オタフクソースのお勧めに従って、「麺を流水で流して油を取る」というのを実践してみたところ、確かにふんわりとした仕上がりで、麺本来の小麦の味が楽しめたのですが、咀嚼しているうちに「お好み焼き」と区別がつかなくなってしまい、「これなら、そのまま焼いた方が焼きそばっぽくていいね」と、家族で意見の一致をみたchimamoです。

さて、閑話休題。
フロストバイト、青梅マラソンと、あんまり納得のいかない結果が続いていて、「もしかして、シューズのせい?!」なんて疑問が湧いたものでして、なるべく同じ条件で走って、ターサーJAPANとスピードマジックを比べてみました。
平日で仕事の終わった後の夜に、起伏の少ない周回コースを走る、と、ざっくりと同じ条件で試してみる。


===見た目で比較===
上から
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横から
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ソール
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こうやって並べてみると、全然違うのが一目瞭然。
どちらも27.5cmなのだけど、マジックスピードが二回りくらい大きく見える。
シューズの作りこみはターサーJAPANの圧勝ですな(特にソール)。
マジックスピードは何とも安っぽい。


===走って比較===
2/28 まずはターサーJAPAN
土日に割と追い込んで走ったせいか、結構足に疲労感が残ってる。
「あかん、やっぱ止めようか」と思うも、折角なので走ってみる。
しばらく走ってると、体もほぐれてきて足も回り出す。
久しぶりのターサーJAPANだけど、普段はマンサンダルとか無敵足袋で走ってるので、クッションは十分。
マジックスピードよりも地面を掴む感覚がダイレクトに伝わってきて、気持ちよく走れる。
意気込まなくても、自然とスピードが上がってくる。

「うーん、気持ちいい」

シューズの自己主張が少なく、自分の思うように走れる感じ。
地面を踏んでる感じがしっかり伝わってくる。

走り出しはしんどかったけど、最後は少しペースを上げて、気持ちよく走り終わる。

3/1 マジックスピード
シューズを履いて立ち上がった瞬間から、体が前に傾く感じが強い。
ゆっくり走り出しても、前に押し出される・
ターサーJAPANよりもシューズの主張が強い。

前日に比べると、足の疲労感は全然気にならない。
1キロ目から結構なペースで進んでいく。
接地時の感覚は、ターサーJAPANが地面を比較的ダイレクトに感じるのに対して、マジックスピードはぼんやりした感じ。
前足部のクッションが厚い。プレートの反発はあんまり感じられない。

前日に比べると、足の疲労感は取れている一方で、自然とペースが上がっていく感じが全くしない。
意識して速く走らないと、ペースが上がらない。
「なんか、面白くないな~」というのが正直なところ。
「面白くない」というのは、シューズの主張に合わせて体を動かしてる感じ。
例えるなら、トレッドミルで走らされてる感じ、とでも言いましょうか。
トレッドミルなんて、もう何十年も走ってないので、何となく、の感じだけど。

このまま終わったのではつまらないので、最後の1周は意識してペースを上げてみる。
これまでより強く足を振り上げていくと、シューズの反発が強まって、どんどんとペースが上がってく。
「ああ、こうやって走るのか? でも何か疲れる。」
走っている、というか、走らされている、といった感じに近いか?

ラップタイムを見ると、そんなに速くない。
「よくこれでフロストバイトとか、青梅とか、あんなペース(キロ4分前後)で走ってたな!」と自分に感心するくらい。

「うーん、やっぱり自分にはターサーJAPANの方が合ってるな!」
「自分みたいに、蹴らない走りをするランナーには、厚底シューズは向いてなかったんだ!」

と、納得して帰路に着く。

で、実際にガーミンの記録を見返してみる。

ターサーJAPAN
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マジックスピード
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なんと、感覚とは裏腹に、間違いなくマジックスピードの方がタイムが良い!

足の疲労度が違うから結論は出せないけど、

今回の結果に絞って考えると、

走って楽しいのはターサーJAPAN

走って速いのはマジックスピード

ということになる。

自分でもびっくり。

しかしそうなると、フロストバイトや青梅で結果が思うように出なかったのは、シューズでなく、自分自身のせい、ということか・・・。


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青梅マラソン2023 [マラソン]

こんにちは、土曜日に大学時代の先輩から「近くまで来たから」と晩御飯のお誘いがあり、20年ぶりの再会を果たしてきたchimamoです。
話の内容は、家族のことや仕事のことなど、月日の流れを感じる一方で、お互い全然変わってないな~と、楽しい時間を過ごしたのでした。

で、その翌日の日曜日、3年ぶりとなった青梅マラソンに参加してきました。

朝7時前に起きて、餅を3つと大豆スープ、コーヒーを食す。
東飯能駅でKさん、Iさんと待ち合わせ。

今日の目標は2時間7分切り。前回(2020年)の記録は更新したいところだ。
自分的には走りこんでるし、厚底シューズも履いてるし、まあ、大丈夫だろう。

会場でK先輩、Iさん、Oさん、Tさんと合流。
Iさんとは前回の青梅マラソン以来の再開か?!
久しぶりに皆が揃った感じで、とっても嬉しい。

小学校でゼッケンと参加賞を受け取る。
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寒くはなかったけど、結構雲が厚いなと、ブログを書いていて思う。

参加賞のTシャツ。
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後ろにはメッセージ
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これまでとは一味違ったデザイン。なかなかカッコいい。
息子が、「部活で使いたい」というので仕方なく譲る。

ゼッケンを確認したら、シールが貼ってあって、プーマ賞が当たってる。
本部に行って商品を頂く。

こんなのが貼ってあった
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賞品は帽子でした
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前にも当たったことがあり、その時はクオカードと煎餅を頂いたような・・・?
くじ運が強いのだろうか?

スタート1時間前におにぎりとミックスナッツ、オレンジジュースで腹を満たす。

アップ中に小雨がぱらついたけど、整列してスタートを待つ間は暑いくらい。天気予報は20度となっているので、厳しい条件になるかも。

11時30分、予定通りスタート!
しばらくは混みあってペースが上がらないけど、想定内。Kさんは、人混みをかき分けて、あっという間に見えなくなる。

沿道では、ギターの弾き語りや、「帰ってこいよ~♪」の、おなじみの応援。
「ああ、帰ってきたな~」と、なんとも嬉しい気分に浸る。

3kmほと走った辺りから、雨がポツポツと降り始め、とうとう本降りに。風はそれほどでないけど、結構寒い。
そのうえ、雨がなくて積もったホコリ(花粉?)が浮くのか、結構シューズが滑る。
寒さのせいか、左足のつま先が痺れた感じになる。右の小指がなんとなく痛い。
体のあちこちが気になってくる。

アップダウンの激しい青梅では、1kmごとのラップタイムを気にしても仕方ないのだけど、全然ペースが上がらない。雨による影響もあるかも。
「まあ、自己ベストに拘らず、今の全力を出し尽くせばいいや!」
と、前向きに考えて焦らずに走る。

とにかく、体との対話を楽しんで走ればそれでいいのだ!

「永遠を駆ける」というアメリカ大陸を走って横断したランナーの話を、毎日職場で昼休みに読んでるせいだろうか、あんまりタイムに対する拘りが湧いてこない。

いつの間にか雨は上がり、晴れ間がのぞきだす。そうなると今度は気温が上がってくる。
折り返し地点を過ぎるころにはすっかり晴れ上がり、気温の上昇が気になるところ。

15km地点でのタイムは

「1:06:04」

自己ベストを更新するには、この後はキロ4分をキープする必要がある、そんなの無理!

とりあえず、先のことは考えずに「今」体を動かすことに集中する。
10km付近で大腿部に張りを感じたあとは、脚はスムーズに動いてる。大丈夫、まだいける、と自分に言い聞かせる。

少し、ペースを上げる。

給水の手前でジェルでエネルギー補給する。
今回は、集団走行はほとんどなかった代わりに、何人かのランナーと抜きつ抜かれつを繰り返す。

青梅マラソンは、行きはアップダウンを繰り返しつつ登るので、折り返し後も下り基調ながらもアップダウンが続くハードなコース。
足が終わってしまうと、上り坂はひたすら地獄の苦しみを味わい、下り坂も足が動かず、やっぱり苦しい。

登りは無理をせず、下りは少し頑張ってペースを上げる。

ひざ下の筋肉は極力使ってないつもりだったけど、左の脛が疲れてる。両足の小指の痛みが強くなる。

体幹はブレてないけど、足の上りが悪くなってきた。意識して足を高く上げる。
そうすると自然とペースが戻ってくる。

沿道の応援に手を振って応えると、一瞬だけどペースが上がるから不思議だ。

手を振ってくれるおばあちゃんに、手を振り返したら笑顔で応えてくれた。
往路でランナーに声援を送ってた女性は、復路では反対側に移って、声援を送り続けてくれてる。
心から「ありがとう!」と手を振り返す。
太鼓やジャズ(?)の演奏に背中を押されて、足が軽くなる。

うーん、青梅マラソンって、とても暖かい大会だと改めて実感する(もちろん、他の大会での応援もありがたいです)。

25kmを過ぎてからは、距離表示がカウントダウンに切り替わる。

だんだんと、呼吸が苦しくなり、ペースを維持するのが辛くなってくる。
エネルギー切れの兆しは全くないけど、水分を取りすぎたのか、少しお腹が痛い。

フォームを崩さないことだけを意識する、ラップタイムは気にしない。

残り1km、気持ちはペースアップするけど足がついてこない。
全力を出し切ったと考えれば悔いはない(実際はキロ4分03と最速ラップだった)。

見慣れた角を曲がって、フィニッシュラインを越えてゴール!

ゴールする頃は、雲一つない青空。
暑さのせいか、倒れこんでる人がいつもより多かったような・・・。
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多くのスタッフさんに声を掛けてもらいながら、いつものテントに入ってみると、今度はスタッフの皆さんが拍手で迎えてくれる。
フィニッシャータオルと、ドリンクを受け取って、梅おにぎりに手を伸ばした時、感度で涙がちょちょぎれそうになる。
やっぱり青梅マラソンは、自分にとっては特別な大会だ。

秋田小町がいなかったのは少し残念だけど、あの格好でマスクしてるのも興ざめだしなあ。

荷物を置いたところにもどると、足が攣りまくって仕方ない。
しばらく動いているうちに収まる。その後は、疲労感は思ったよりも少ない。
足の小指は、テーピングのおかげか何ともなかった。親指の内出血は濃くなったみたいだけど。

肝心の結果はというと、手元の時計で

「2h09:34」

折り返し地点で予想してたけど、前回の自己ベストより2分も遅い。
後で1kmごとのラップタイムで比較しても、前半、後半ともに完敗である。

走り込みはしてきたけど、ペース走をほとんど、というか全くしてこなかったのが敗因か?
フロストバイトではほぼ同タイムだったので、スピードが落ちてる、と言う事はないと思うのだけど。

結果にこだわらない、と言いつつ、やっぱり結果に拘ってしまうのであった。

ただ、順位は総合、年代別ともに上がっていたので、今回のレースの条件が厳しかったのかもしれない、
と言う事にしておこう。



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フロストバイトロードレース2023 [マラソン]

こんにちは、大クスを見に行ってから全くロードに乗れていないchimamoです。

今日は3年ぶりに開催された、横田基地のフロストバイトレースに参加してきました。

寒波到来で、8時だというのにー1°という寒さの中を出発。
駅でKさんと合流して東福生駅へ。

どんよりと曇り空の下の横田基地
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基地のゲートで免許証を提示して、持ち物検査を受けて「入国」。

お決まりのトレーナーと参加賞のネックゲイターを受け取る。

今年は「赤」
普段着にするには、少々勇気のいる色だ。
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左下の黒いのは完走記念のネックゲイター。
うーん、色違いとは言え、なんで参加賞と同じ?

いつものトラック前に荷物を広げるけど、雲はさらに厚くなり、とても寒い。風がないのがせめてもの救い。

先に来て5kmを走ったNさんの話では、GPS計測で「6.8km」あったらしい。
「フロストバイトだし仕方ないよね~」と笑い話で済むところが、この大会の醍醐味だ(!?)

出店でランニンググローブを買ったりした後、着替えてアップを済まし、スタートラインに並ぶ。

11時スタートのはずが、5分前に「スタートは11時30分になります」とのアナウンス。
さすが、フロストバイト。
自分らがスタートに向かったとき、まだ5kmランナーが走ってたもんなあ。
久しぶりのオフライン(?)開催で、運営も大変なんだろう。

いったん戻って上着を着ていたとはいえ、すっかり体が冷え切ってしまう。
「もう一回スタートが延長になったら帰ろうか?」なんてKさんと話しながら再度整列。
Aブロックで、先頭から少し後ろに並ぶ。

今度は延長されることなく11時半にスタート。

1時間23分切りを目指すというKさんはあっという間に離れていく。
とりあえず、キロ4分が予定の自分はK大先輩の後ろを追いかける。

2kmくらい走って、体が温まってきて少しペースアップしてK先輩の前に出る。

普段の練習では、キロ4分半くらいなので、このペースで走るのは久しぶり。
最近読んだ本の影響で、ランニング中も鼻呼吸をしてるのだけど、このペースでの鼻呼吸はなかなか難しい。
鼻で吸って、口から吐く、とか、思考錯誤しながら走る。
いまひとつ、体と呼吸の「息」が合わない。

徐々にキロ3分55秒くらいのペースで集団が出来上がり、固まって走る。
集団走行はあまりやったこと無いけど、風も防げるし、なかなか快適。
と思ってたら、前の人が地面に向けて吐いた唾のしぶきが、少しだけど顔にかかり、かなり不快。
集団で走っているときは、端っこにいたとしても唾を吐くのはやめてほしい。
不快な気分と怒りをエネルギーに変えて、そのランナーの前に出る。

今回は、同じコースを2周する、周回コース。
これまでよりコンパクトなコース設定。
もちろん、お約束の滑走路脇のルートは健在。

今回のコースの概略図
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風は大したことなく、とても走りやすい。
いつの間にか、厚く垂れこめてた雲がどこかにいって、青空が広がって暑いくらい。

10kmを過ぎたあたりは全然余裕だったけど、13kmあたりで空腹を感じてから徐々にしんどくなる。

17kmあたりで完全に足が終わった感じになって諦めかけるけど、4kmペーサー(自称)のランナーの後を必死についていく。
振り返る余裕はないけど、集団もすっかり崩れたようだ。

この辺りから、右足の親指の爪が痛くなり始める。
前の年越し所沢マラソンですこし内出血したところが、さらに悪化したみたい。とはいえ、それほどの痛みではない。

とりあえず、フォームが崩れないことだけを意識して走り続ける。
呼吸はほとんど口呼吸になってるけど、ときどき思い出しては鼻で吸い込んでみる。

非公認ペーサーは相変わらず安定した走り。
この人がいなければ、とっくに崩れてたと思う。

最後の数百メートルは頑張ってペースを上げてゴール。
ハーフマラソンには1kmほど足りないけど、これもフロストバイト。
毎回コースが変わるのは、やっぱり基地ならではの理由なのか?
IMG_1028.PNG

距離が違うので、タイムでの比較はできないけど、ハーフだと自己ベストのペース?
と思ったら、3年前のフロストバイトと同じタイムだった。

うーん、前回はターサーJAPAN履いてのタイムだし。
走力的には落ちている、のかもしれない。

もっとスピード練習をした方がいいのかも。

帰るときは、青空が広がる。
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やっぱり、フロストバイトには青空が良く似合う。


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上谷(かみやつ)の大クスまで [ロードバイク]

こんにちは、気が付けば週末は大体エンメアッカ号に乗ってるchimamoです。
寒いし、距離は大したことないんだけど、なんか乗りたくなるんだよね。

そんなわけで、今日も乗ってきました。

目的地は越生にある、上谷(かみやつ)の大クス。

朝食を済ませ、洗濯を終えてから10時半過ぎに出発。気温は12度だけど、日はすっかり昇って寒さは感じない。
服装は、オタフクインナー、厚手のハイネックランシャツ、去年買ったカステリのGO JACKET、モンベルのサイクル腹巻に厚手のレーパン。
寒くもなく、暑くもなく、ちょうどいい感じ。

県道30号に入って、左手にメッツアを見つつ進む。
昨日の30kmランと同じコースだけど気にしない。
この季節、名栗とかグリーンラインは寒いのだ。

途中から脇道に入って毛呂運動公園をかすめ、まずは桂木観音を目指す。

ゆず畑を見ながら、ゆっくりと上ってく。
天気はいいし、風はないし、絶好のサイクリング日和だ。

途中で一休み
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汗でインナーが湿っても、休んでいる間に乾いていくのがわかる。
さすが、GO JACKET、ゴアテックスは伊達じゃない。

途中から結構な勾配の上りが続いた上に、最後に激坂。
とてもしんどかったのは、昨日の疲れが残っている、ということにしておこう。

苦労した甲斐はあった。いい景色を見ながらあんパンを食らう。
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桂木観音は、近くまでは何度も来てるけど、詣でるのは初めて。
行基上人が開祖の、由緒あるお寺だそうな。
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鐘にお願いされちゃ仕方ない。やさしく突いたけど、結構大きな音が響いた。
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桂木観音を過ぎて、分岐で林道を下るのだけど、ここでミスコース。
「あれ、前に来た時はこんなアップダウン、なかったような・・・。」と思いつつ進んだ挙句、奥武蔵ウルトラマラソン走るコースであることに気づく。
「しまった、このままでは毛呂に戻ってしまう。」
一瞬、このまま帰るか逡巡するけど、それじゃあんまりなので登り返す。

分岐に戻って林道を下る。
思ったほど落ち葉もなく走りやすい。
日陰に入ると10度を切って顔が寒いけど、体は大丈夫。

このあと、「豆腐工房みや」の向かいにある最勝寺にお参りする。

蝋梅がいい匂い。春の訪れにはまだ早いけど、季節の移り変わりを感じる。
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2kmほど、えっちらおっちら上って到着。

樹齢1000年を越える巨木。
なんとも言えない存在感。

表から
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ウラから
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良くわからんけど、眺めていると元気が湧いてくる。

都幾川方面に下って、パン工房マルピエに立ち寄るも、まさかの休業(1/15まで)。ざんねん。
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当初の予定では、再び毛呂に戻って鎌北湖から山を越えてR299経由で帰るつもりだったけど、いい加減疲れたので県道30号で帰宅する。

車も多いし淡々と走るのだけど、エンメアッカ号だと何か楽しい。
何がどう気持ちいのか、この感覚を掘り下げて表現するのは難しい。
チタン独特のしなりが心地よさを生んでいる、と言う事にしておこう。

戻った後、久しぶりにトレックに乗り換えてみる。

玄関まで担いで運ぶけど、明らかにトレックの方が軽い。
後で体重計で計ったら、エンメアッカ号が9.6kgで、トレックが9.0kgと600gの差だった。
ホイールとかサドルが違うし、フレーム単体なら差はもっと縮まるはず。

走り出してみると、ポジションがしっくりこない。まあ、当たり前か。
それ以外は、そこまでネガな感じはしない。
エンメアッカ号がしっとりした乗り心地に感じるのに対して、トレックは乾いた感じ、とでも言いましょうか。
踏み込んだ際の反応はトレックの方が良いような。

安定性はエンメアッカ号の方が明らかに上だけど、トレックが不安定、という訳ではない。

エンメアッカ号と、トレック、乗り比べると明らかに違うのだけど、差はそこまで大きくない、と思う。
だけど、エンメアッカ号の方が、乗っていてしっくりくる、というか気持ちいいのだ。
これがオーダーフレームの魅力なのだろう、ということにしておこう。
単にポジショニングの違い、だったら悲しいし。

あと、ブレーキはエンメアッカ(グロータックの機械式ディスク)の圧勝。
「リムブレーキって、こんなに効かなかった!?」と思ってしまった。

さあ、次はどこに行こうか。



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