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VStrom650で行く、1泊2日の伊豆ツーリング(後編) [バイク]

こんにちは、ジャガイモ畑からヒョロヒョロと芽が出てきて、「やったー、芽が出た!」と喜んでいたら、そのうち小さな小さな白い花が咲き、「なんだ、雑草か」とがっかりしたchomamoです。
ジャガイモを植えて土から芽が出るには、もっと時間がかかるようですね。

さて、伊豆ツー2日目のレポートです。

前夜は結構飲んだけども、6時前には起床、ホテル近くの近くを散策ラン、のつもりがひたすら舗装林道を上り、ひたすら下ること8キロ、と、結構いいトレーニングになりました。

朝食は、地元の食材をふんだんに使ったバイキング。五穀米、鯵の干物、シラス、はんぺん、デザートなどなど、お腹いっぱいに美味しく頂きました。

出がけにマネージャーの方が「Vstrom650ですね、自分もこのバイク、いいなと思ってるんですよ。」と話しかけてくれ、しばし予想外のバイク談義。

9時過ぎ、マネージャーさんに見送られて目指す最初の目的地は、

ホテルから10分もかからない「上原美術館」
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バイクから離れ、束の間に絵画と仏像を鑑賞する。
自分が見ている間は誰もいなく、貸切で落ち着いて見ることができました。

美術館を出たあとは、ひたすら走るのみ! 空は晴れ渡り、昨日以上のツーリング日和!!

県道15号、というか伊豆の道はどこも適度にカーブが連続して信号もほとんどなく、走っていてとっても楽しい!

気持ちよくコーナーを抜けていくと、川沿いに桜並木が現れる。

しばし見とれながら走るけど、あまりの景色の良さにたまらず、バイクを駐める。

すぐ近くに道の駅があり、そこは賑わってたけど、ここは何にもなく誰もいない。
気が向いたところに、気軽に止まれるのもバイクツーリングの魅力の一つだね。

桜をバックにパシャリ
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振り返れば桜と菜の花畑
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川原に降りて、自作のアルコールストーブとゴトクでお湯を沸かしてコーヒーブレイク。
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外で使うのは初めてなんだけど、アルコールの炎って、日中だと全然見えないのね。

絶品(?)のコーヒーを飲み終えるとすでに11時。まだ全然進んでないけど、まあ、いいか。

「よし、この後は仁科峠まで止まらず進むぞ!」と気合を入れたのも束の間、今度はお花畑。

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次のおやつにと桜餅を買った後、桜並木とお花畑をカメラに納める。
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その後は国道136号を経由して県道59号に入り、仁科峠を目指す。

はじめは2車線の快走路だったけど、町から遠ざかるにつれて道は細くなり、落ち葉だらけの1車線に。
これなら奥武蔵グリーンラインの方がまだ道は広いくらい。伊豆の県道、侮るべからず!

落石こそないけど、落ち葉だらけの狭いクネクネ道も、Vstromとなら楽しい旅程。
2台ほど車をパスし、1台のバイク(ドカティのロードタイプ)に道を譲り、仁科峠に到着。

手近な丘に登って、絶景を楽しむ。

稜線がかすんで、雪を被った頂きが宙に浮かんでいるみたい!
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西伊豆スカイラインは、偶然なのか車が少なく、ほとんど独占状態!(途中、BMWとヤマハに道を譲ったけど)。
リズムよくコーナーをクリアしていくのがとても楽しい!

仁科峠で景色を楽しんだから、MOTOツーリングに載ってた達磨山はいいよね、と思っていたけど、目の前に山があれば登りたくなるのはトレイル好きの悲しき性か。

「このバイク、大きいわね~、何キロあるの?」 「えっ!? 重さですか? 200kgくらいかな?」
と、すこし的の外れたバイク談義を山登りのおばちゃんと交わしつつ、距離にして700mの山道を早足で歩く。

前日で懲りて、バイクジャケットは置いてきたけど(オーバーパンツは最初から履いてない)、暑くて仕方ない。

達磨山からの眺めは、仁科峠からと違って、駿河湾越しの富士山が目の前に広がる!
この景観は写真では伝えきれない! ぜひ自分の目で確かめて下さい。
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達磨山山頂で13時過ぎ。
最初の予定では、13時には御殿場について、早めに帰宅する予定だったけど、大幅に遅れてる。
帰宅時間は、まあ、無事に着けば何時でも良いか! という気分。

西伊豆スカイラインを堪能し、県道18号から127号と道をつないで海へと下るけど、やっぱり車の全然いない快走路を楽しんで下った先に見つけた無人販売所。
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お土産にとバイクを止めるも、小銭が足らずに断念。

県道17号との合流地点にある「井理絵」という食堂で昼食を摂るつもりだったのが、まさかのお休み。店の中に人はいたけど、手で「×」とされて諦める。来るのが遅すぎたか・・・。

気を取り直し、海沿いの道を富士山を楽しみつつ走る。

砂浜で記念写真
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ちょうどいいスペースの路肩をみつけて
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しばらく走ったところで、みかんの直売所をみつけて、お土産に2種類買う。
いろんな種類があって、色々試食させてもらいました。

このあと沼津ICを目指すのだけど、伊豆縦貫道を通る予定が、「東名はこちら」と道路標識に従って国道414号に針路をとったのが大間違い。

渋滞、といっても差し支えないくらいのノロノロ運転がひたすら続く。
そりゃ、市街地抜けるんだからしょうがないよね。自分の直感を信じるべきだった・・・。

途中のGSで近道を教えてもらい、なんとか東名に乗ったはいいけど、御殿場JCTで事故渋滞、横間派まで「3時間超」の掲示。

まあ、御殿場で降りるからいいけど、と思った途端に渋滞が始まり、すり抜けを繰り返して御殿場ICで降りる。

その後は、徐々に気温が下がり出し、道の駅須走に入りそこねてオーバーパンツを履かない状態で富士五湖道路に入り、路肩に雪が積もる中を震えながら走ったり、その後のPAでしっかり厚着して走り出したら、今度は渋滞に巻き込まれて暑くて仕方なく、ネックウォーマーを外そうとしてヘルメットのベルトが外れたり、と多少のトラブルはあったものの、無事に帰宅。

峠道とか渋滞のせいか、初日よりも燃費は悪い。
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いやー、楽しいツーリングでした。Vstrom650はどんな道でも躊躇なく入れるし、高速を含めて余裕で走れるけど、パワーが有りすぎないから急かされることもない、という絶妙なパワー配分。
楽、というか楽しいバイクです。

そして伊豆って、バイク天国やね。
今回はあんまり温泉巡りできなかったから、次行くときは温泉にもっと入りたいな~。

と、幸せな2日間を過ごしたのでした。
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VStrom650で行く、1泊2日の伊豆ツーリング(前編) [バイク]

こんにちは、ウチの庭は「猫の額くらい」と言ったら猫から苦情が来るくらいに狭いのですが、その限られた庭の土をほじくり返してジャガイモを植えて1週間。未だ芽は出てきませんが、今から収穫が楽しみな気の早いchimamoです。

先週の土日、伊豆まで1泊2日でVstrom650に乗ってツーリングに行ってきました。

出発の予定時刻は7時だったけど、なんやかんやと手間取って7時20分に飯能の自宅を出発。
ある意味予定通り(?)

外気温は9度とまだまだ寒い。
バイクジャケットの下にダウンジャケット、革パンの上にオーバーパンツ、手には冬グローブと「ほぼ」冬装備だ。

まずは狭山日高インターから圏央道に入って東名を経由して小田原厚木道路で箱根まで走る。

慣らしが終わって4000回転縛りから開放されたVstrom650は快適そのもの。

ZZR1100ほどの安定感はないけど、「もっとスピードを出したい」という欲求に駆られることもないので、精神衛生上はこっちのほうが良いかも。

海老名JCT辺りで少し混雑したけど、至って快適かつスムーズに進み、あっというまに箱根まで。

9:40 週の半ばに降った雪が道端に積もった箱根新道を進んで箱根峠に至る。

ここは雪国か? けっこう寒い。
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関東に来て随分になるのに、初めて走る伊豆スカイライン。
天気良いいし、車も少なくて最高!

適当に止まった駐車場のすぐ近くに「巣雲山」という山の登山道発見。標高差60mということで登ってみる。
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15分くらい登るとそこはもう山頂、更には展望台があり360°のパノラマが広がる。
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少し霞んでいて富士山は見えなかったけど、とってもいい景色。
ツーリングって、思いがけないイベント(景色とか、食べ物とか人とか)に出会うのが何よりの楽しみだ。

今夜の宿は下田なので、冷川ICで降りて県道12号をつないで県道59号に入る。

県道沿いに綺麗な川が流れ、わさび田があちこちに。そして点在するわさび漬けの直売所。

そのうちに、「これだけわさび田のあるとこ走って、わさび買わないのは勿体無い」と思うようになる。

「ここや!」と趣のある建物に惹かれて止まってみると、まさかの「臨時休業」
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更に進み、人家がなくなり道が一気に狭くなったところで現れる、わさび棚田。
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県道59号、途中から一気に狭くなって落石やら落ち葉やらいろいろ障害物もあるけど、楽しかった~。
ここでもVstrom650の取り回しの良さとトラコンの安心感が際立つ。

国道414号に出てすぐに見つけた、「やまあらし丼」ののぼりを掲げる「鈴木屋食堂」さん。
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ガイドブックに記載があったか記憶にないけど、自分の直感を信じて店に入り「やまあらし丼」を注文する。

年配のご夫婦が切り盛りするお店は、他にも色々メニューがあって、地元で愛されてる定食屋さんって感じ。うーん、こういう雰囲気のお店、大好き。

待つこと15分くらいか? 
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猪肉は、脂身が多くてこってりしてそうな見た目を裏切って、あっさりした感じ。上にのったワサビがとってもいい香りで、肉にとても合う。
色目には地味だけど、一緒に煮込まれた玉ねぎとか青菜(?)がまた美味しい。

付け合せのアサリの味噌汁も美味しかったです。

「いい店見つけた~」と思ってたら、「MOTOツー」にしっかり紹介されてた・・・。

腹を満たした後は、南下して石廊崎を目指すけど、目に入った「浄蓮の滝」の案内に導かれる。
が、駐車場から滝までが結構距離があるのと、観光客が多いのとで、「見下ろし場所」から滝を遠目に見下ろして後にする。

そして、旧天城トンネルを目指して旧道に入る。

「MOTOツーリング」では、「林道ではなくて、フラットなダート」なんて紹介されてたけど、ところどころ轍もあって自分レベルでは十分に「林道」。
「全然フラットと違うやんか~」と突っ込むけれど、Vstrom650はこんな道もへっちゃら。

スクリーン越しだと、路面が歪んで見えて轍がよく見えない、という弱点を露呈するも、抜群の安定感で危なげなくトンネルまで進む。

トンネルを抜けたところで記念撮影。
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国道414号を更に南下していくと、途中で「ここ、ほんとに国道?!」と思うような1車線の狭いところもあるけど、概ねは2車線で信号も少なく、適度なカーブが連続する快走路。
いやー、伊豆ってバイクで走るの楽しすぎ!

14時、下田市街を抜けて県道16号に入って石廊崎に到着!
石廊崎はいい感じに鄙びた(失礼)観光地で、数軒の土産物屋兼食堂が並んでる。

駐車場から石廊崎までは歩くこと20分。それなりの上り坂で、バイクジャケットは脱いだけど、ダウンジャケット、オーバーパンツを着込んだ身にはかなり暑い。すれ違う人はみんな上着脱いでるくらいの陽気だし。オーバーパンツは脱いどきゃよかったと、先に立たない後悔。

灯台に到着。でも石廊崎まではもう少し。
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苦難(?)を乗り越えてたどり着いた石廊崎はとってもいい景色。苦労(?)した甲斐があったというもの。
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伊豆七島がしっかり見えました。
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小腹が減ったので、食堂でイカの丸焼き(800円)を注文。

食べやすくカットされ、皿に山盛りのイカ。
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身がプリプリして美味しかったけど、半分位で良かったなあ。

イカでお腹を満たした後は、宿まで直行!と思ったけど、16号をもう少し進んだところで見つけた南伊豆ジオパークセンターでバイクを止め、しばし景観に見とれる。
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ツーリングは、寄り道してなんぼだよね!

で、やっとのこと、本日の宿、下田セントラルホテルに到着、カミさんたちと合流する。

そう、今回の伊豆一泊ツーリングの発端は、義父母の結婚50周年記念を祝おう、という企画なのです。
宿が伊豆なので、カミさんの「パパはバイクで行ったら?」という優しい一言で実現したツーリングなのだった。ありがとう、かーちゃん。

本日の走行距離と燃費
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半分が高速、残り半分はほぼワインディング、という割には燃費いいかも。
しかし、250キロ以上走ってメモリが2つしか減ってないって、凄いな。
とはいえ一目盛125キロ、は、いくら何でも有りえんわ。

後半へ続く(多分)。
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古河はなももマラソン2018 [マラソン]

こんにちは、小2の娘が九九の練習中で七の段がうまく言えず、何度も練習してやっと上手く言えて万歳してる姿に、日々の何気ない幸せを感じているchimamoです。

で、本題の2018年の古河はなももマラソンですが、こちらは幸せとは程遠い結果でした。
できれば忘れ去りたいくらいだけど、同じ過ちを繰り返さないためにも書き留めときます。

結果
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「3時間21分34秒(ネットタイム)」

ここ数年でのワースト。
更にひどいのが、後半の落ち込みぶり。 35km以降の平均はキロ6分越えてるし・・・。

以下、時系列に(なるべく簡潔に)レポートです。

朝は5時に起床、モチを4個食べてトイレを済ます。
東飯能駅で6時40分にSさん、Iさんと待ち合わせ、車で会場へ向かう。

渋滞もなく、8時前には駐車場に到着。薄曇りで結構肌寒い。絶好のマラソン日和だ。

スタート1時間前にカステラを食べて車のなかで時間を潰す。まったりし過ぎるのもアレなので、30分前には外にでる。

10時、絶好のコンディションの中スタート。

今日の目標は、「徹底的にキロ4分15秒をキープして、あわよくばサブスリー」

連チャンの東京マラソンでは、疲労が抜けずに撃沈したけど、2週間空いた古河はなももマラソンなら、という皮算用だ。と、言いつつ、内心は「ま、無理だろうな」と。


はじめの1kmくらいは4分30秒くらいだけど、後は人は多いもののペースは順調に上がってく。

20キロあたりまでは、体のキレはないものの、ペースが上がりがちなのを抑えながら走る。
「東京マラソンでは4分15秒ペースすらキープできなかった。今日は行けるかも?!」
「20キロ過ぎたあたりから体が軽くなるかも?!」
と、希望を抱きつつ走る。
時々日が差しすと結構暑いので、ゲストの千葉ちゃんのアドバイスに従ってこまめに給水をとる。

25キロあたりまではキロ4分12秒ペースを維持してたけど、徐々に足が重くなってくる。

しかし、健闘もここまで。

トイレピットしてたSさんが後ろから追いついて、ペーサーを務めてくれるけど徐々に背中が遠くなる。

30キロを待たずして、完全に足が終わってしまい、キロ4分台すらキープできず、左右の太ももまで攣ってくる始末。

「ストレッチしたら少しは変わるかも」

と、立ち止まって屈伸していると、まさかのガーミンが計測ストップ。
レースモードにしてたけど、オートストップがオンになってたみたい。

結構凹む。

当然、サブスリーはおろか、自己ベスト更新も諦める。
「できるだけペースを抑えて、更なるペースの落ち込みを避けよう!」

と、作戦を立てるけど、ズルズルとペースは落ち続けていく。

30キロ過ぎで、「頑張って!」と、Oさんに追い抜かれる。東京マラソンと同じ展開だ。

35キロ過ぎ、もはやタイムすら分からず、私設エイドでコーヒーを飲んでるところをKさんに抜かれる。
Kさん、先週は230キロ走ってるのに・・・。

走って、時々歩いたり、を繰り返しながらノロノロと進む。
1キロって、こんなに長かったっけ・・・。

給水のしすぎか、タポタポと胃が上下に揺れる中、最後の1キロは気力を振り絞って「走」り、なんとかゴール。

タイムは関係ないんです、
ここまで酷いレース展開は初めてかも。

原因は、「練習不足」に尽きるんだろう。

振り返りは次回、ということで?!

完走証のメダル。
合体はしなさそうだ。
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