奥武蔵ウルトラマラソン2018 [マラソン]
こんにちは、我が家では娘がカタツムリを飼っているのですが、そのうちの2匹が飼育ケースから脱走して行方不明になり、うち1匹が自分の洋服ケースの引き出し付近にいて、気づかずに潰してしまったchimamoです。
もちろん娘には、「カタツムリ、どこ行ったんだろうね~。」と、しらばっくれてます。
で、先週の日曜日、奥武蔵ウルトラマラソン(以下、オクム)に参加してきました。
空は雲一つなく、憎たらしいまでに晴れ渡ってました。ちょっとくらい曇っていてもいいのに・・・。
オクムは今回で3回目。去年はエントリーしたけども、家族イベントが発生してDNS。
今のところベストタイムは8時間12分。
今日の目標は、
「歩かない」
「8時間を切る」
の2つ。
作戦は、
①グリーンラインに上がるまでは勢いで頑張る
②グリーンラインに上がったら、折り返しの50kmを目指して頑張る
③折り返したら、あとは下り基調の30km足らずなので頑張る
という、3段構えである(?!)
過去2回のレースでは、スタート直後から「今日は無理かも」「グリーンライン上がるまえに棄権しよかな」
なんてネガティブオーラ全開で走ってたので、気持ちだけでも前向きに、という作戦である。
因みに、オクムに参加するにあたっての特別練習は一切なし!
普段のランはアップダウンのあるコースを10~12km走る程度。
因みに服装は、帽子、ランシャツ(半袖)、メッシュのインナーシャツ、ランパン、R&Lの5本指靴下、冷感機能のあるアームカバー(ワークマンで1000円くらいの)。
サングラスは、木陰を走ることが多いのと、エイドで顔を洗う時に邪魔なので使用せず。
シューズは4シーズン目を迎えたターサージャパン。
雲一つなく、早くもじりじりと気温が上がりだした中、定刻通り7時にスタート!
ゆっくり走っても、結局は疲れるしゴールは遅くなるからと、平地は速めに、上り坂も積極的に、下り坂は転がるようにと、足に余裕があるのをいいことに、(去年に比べれば)ハイペースで進む。
普段の練習コースで下り坂を走っているので、前回に比べて、下りの技術は格段に上達しており(当社比)、下りでは何人も抜き去り、上りで抜いた人に追いつかれ、を繰り返しながら最初の25kmくらいを通過する。
ゴルフ場近くの下り坂を降り、最初のスタート地点付近にさしかかった辺りで両膝と体の芯になんとも言えない疲労を感じ出す。
やっぱり先週ロードバイクで日本海まで266kmも走った疲れが抜けてなかったか?
「ああ、やっぱりダメだ。」
「こんなんじゃ走りきるの無理。棄権しよっか」
と、弱気の虫が泣き出して、一気にペースダウン。
結構まえに下り坂で抜き去った集団にも追い抜かれる。
それでも、鎌北湖のエイドを過ぎたあたりで
「あと(折り返しまで)30kmもないじゃないか、取り敢えず頑張ろう!」
と、気分を切り替えると、足取りも軽やかになってペースも持ち直す。
ウルトラマラソンって、体力じゃなく気力の勝負だと思う。ホント。
エイドで休むことを目標にして、後は何も考えないようにして走る。
もちろん、エイドに到着して歩いたり止まったりするのは、マイルールでオッケー。
あまりに暑く、毎回、水に加えてオレンジジュースとかスポドリをコップ3杯は飲み、フルーツやパンを頂く。
前回までは、1度もトイレを使わなかったのに、今回は3回以上はトイレを利用した。
暑さを理由に、水分補給が多すぎたのかもしれない。
ユガテAS(だったかな?)では、ノンアルコールビールに焼き鳥も頂く。走ってる途中で飲むビール(ノンアルだけど)って、なんて美味いんでしょう!
上り坂に関しては、あんまりゆっくり走ると却って疲れるんじゃないかと思い、今回はできるだけリズミカルに走るようにする。それでも遅いんだけど、一昨年よりは疲れにくい気がした。
40kmの標識を過ぎたところで、手元の時計(今回は普通のランニングウォッチ)で3時間50分。
まだ先はあるとは言え、折り返し以降は下り基調だから8時間は切れそう。
太ももがつりそうになったり、足首やお尻が痛くなるけど、「気のせい気のせい」と自分に言い聞かせてひたすら走る。
いつでもそうだけど、痛みを感じたときは、いつものランニングフォームで走ることだけを考えて走る。そうすると、いつの間にか痛みは消えているのだ。
これまでは果てしなく遠く感じていた、見晴台駐車場のエイドも前回よりは楽に到着(あくまで前回までに比べての話で、決して楽ではありません。念のため)。
しっかりイスに座ってかき氷を食べ、水着のおねーさんに水をかけてもらい出発。
帰りは下り基調だから、28kmなんてあっという間!
なんていうほどオクムは甘くなかった。
十二分に疲れた足には、上り基調よりも、下り基調で時々上りがある方がこたえる。
それでも、フォームが崩れないことを意識して走り続ける。
とりあえず、際立って痛むところはなく、左の足裏に小さなマメができたくらい。
疲労感は言わずもがな。
得意になったはずの下りでも、足の踏ん張りが効かずにペースが上がらない。
こうなってくると、数キロ毎にあるエイドステーションが、何よりのオアシス。
「補給ができる」ことより、「立ち止まって休める」ことのほうが重要になってくる。
折り返してすぐ、「下りメインだし」とエイドを一つ抜かしたら、その直後に猛烈に後悔し、必ずエイドには立ち寄ることにする。
前回は心が折れて歩いてしまった、ユガテASから清流AS辺りのクネクネと続く上り坂が、今年も心をサバ折りにしようと襲いかかるけど、「絶対歩くものか!」と歩かずに走りきる。
清流ASでは、名物(?)の白玉入り冷やしおしるこを食べずに、東京マラソンで余ったアミノバイタルショットを食べるけど、エネルギー補給のつもりが気持ち悪くなる。
素直にお汁粉を頂いときゃよかった・・・。
グリーンラインから下りてくると、一気に気温が上がり、現実に引き戻された気分になる。
「もっと走っていたい・・・。」
なんて露にも思わないけど、下界は暑い。
最後の鎌北湖ASは通過しようかと思ったけど、暑さに負けてしっかりと水とミルクティーで補給する。
残すは2.1km。
ここからゴールまでの長いこと。
「休もうよ~」
「歩こうよ~」
最後の下り坂を終えて平地に入ると、体が訴えかけてきて、思わずペースを落としたくなる。
しかし、前を走るランナーとは距離が縮まる気配はない。
つまり、みんな頑張っているんだ、自分だけペースを落とす訳にはいかない。
この日、一番長く感じた2.1kmをなんとか走りきりゴール!
タイムは
7時間43分
目標の「8時間切り」と「歩かない」は達成することができた!
しかし暑かった!
「8月のオクム並だったかも。」とは、オクム常連の先輩ランナーのお言葉。
前回よりも過酷な状況で、30分近くタイムを縮めたのだから今回は上出来としよう!
上りの遅さと疲れてからの下りのペース維持が課題だな、と、来年も走る気十分なのであった。
参加賞のTシャツ。表のみのシンプルなデザイン。
赤が続いてますな。
もちろん娘には、「カタツムリ、どこ行ったんだろうね~。」と、しらばっくれてます。
で、先週の日曜日、奥武蔵ウルトラマラソン(以下、オクム)に参加してきました。
空は雲一つなく、憎たらしいまでに晴れ渡ってました。ちょっとくらい曇っていてもいいのに・・・。
オクムは今回で3回目。去年はエントリーしたけども、家族イベントが発生してDNS。
今のところベストタイムは8時間12分。
今日の目標は、
「歩かない」
「8時間を切る」
の2つ。
作戦は、
①グリーンラインに上がるまでは勢いで頑張る
②グリーンラインに上がったら、折り返しの50kmを目指して頑張る
③折り返したら、あとは下り基調の30km足らずなので頑張る
という、3段構えである(?!)
過去2回のレースでは、スタート直後から「今日は無理かも」「グリーンライン上がるまえに棄権しよかな」
なんてネガティブオーラ全開で走ってたので、気持ちだけでも前向きに、という作戦である。
因みに、オクムに参加するにあたっての特別練習は一切なし!
普段のランはアップダウンのあるコースを10~12km走る程度。
因みに服装は、帽子、ランシャツ(半袖)、メッシュのインナーシャツ、ランパン、R&Lの5本指靴下、冷感機能のあるアームカバー(ワークマンで1000円くらいの)。
サングラスは、木陰を走ることが多いのと、エイドで顔を洗う時に邪魔なので使用せず。
シューズは4シーズン目を迎えたターサージャパン。
雲一つなく、早くもじりじりと気温が上がりだした中、定刻通り7時にスタート!
ゆっくり走っても、結局は疲れるしゴールは遅くなるからと、平地は速めに、上り坂も積極的に、下り坂は転がるようにと、足に余裕があるのをいいことに、(去年に比べれば)ハイペースで進む。
普段の練習コースで下り坂を走っているので、前回に比べて、下りの技術は格段に上達しており(当社比)、下りでは何人も抜き去り、上りで抜いた人に追いつかれ、を繰り返しながら最初の25kmくらいを通過する。
ゴルフ場近くの下り坂を降り、最初のスタート地点付近にさしかかった辺りで両膝と体の芯になんとも言えない疲労を感じ出す。
やっぱり先週ロードバイクで日本海まで266kmも走った疲れが抜けてなかったか?
「ああ、やっぱりダメだ。」
「こんなんじゃ走りきるの無理。棄権しよっか」
と、弱気の虫が泣き出して、一気にペースダウン。
結構まえに下り坂で抜き去った集団にも追い抜かれる。
それでも、鎌北湖のエイドを過ぎたあたりで
「あと(折り返しまで)30kmもないじゃないか、取り敢えず頑張ろう!」
と、気分を切り替えると、足取りも軽やかになってペースも持ち直す。
ウルトラマラソンって、体力じゃなく気力の勝負だと思う。ホント。
エイドで休むことを目標にして、後は何も考えないようにして走る。
もちろん、エイドに到着して歩いたり止まったりするのは、マイルールでオッケー。
あまりに暑く、毎回、水に加えてオレンジジュースとかスポドリをコップ3杯は飲み、フルーツやパンを頂く。
前回までは、1度もトイレを使わなかったのに、今回は3回以上はトイレを利用した。
暑さを理由に、水分補給が多すぎたのかもしれない。
ユガテAS(だったかな?)では、ノンアルコールビールに焼き鳥も頂く。走ってる途中で飲むビール(ノンアルだけど)って、なんて美味いんでしょう!
上り坂に関しては、あんまりゆっくり走ると却って疲れるんじゃないかと思い、今回はできるだけリズミカルに走るようにする。それでも遅いんだけど、一昨年よりは疲れにくい気がした。
40kmの標識を過ぎたところで、手元の時計(今回は普通のランニングウォッチ)で3時間50分。
まだ先はあるとは言え、折り返し以降は下り基調だから8時間は切れそう。
太ももがつりそうになったり、足首やお尻が痛くなるけど、「気のせい気のせい」と自分に言い聞かせてひたすら走る。
いつでもそうだけど、痛みを感じたときは、いつものランニングフォームで走ることだけを考えて走る。そうすると、いつの間にか痛みは消えているのだ。
これまでは果てしなく遠く感じていた、見晴台駐車場のエイドも前回よりは楽に到着(あくまで前回までに比べての話で、決して楽ではありません。念のため)。
しっかりイスに座ってかき氷を食べ、水着のおねーさんに水をかけてもらい出発。
帰りは下り基調だから、28kmなんてあっという間!
なんていうほどオクムは甘くなかった。
十二分に疲れた足には、上り基調よりも、下り基調で時々上りがある方がこたえる。
それでも、フォームが崩れないことを意識して走り続ける。
とりあえず、際立って痛むところはなく、左の足裏に小さなマメができたくらい。
疲労感は言わずもがな。
得意になったはずの下りでも、足の踏ん張りが効かずにペースが上がらない。
こうなってくると、数キロ毎にあるエイドステーションが、何よりのオアシス。
「補給ができる」ことより、「立ち止まって休める」ことのほうが重要になってくる。
折り返してすぐ、「下りメインだし」とエイドを一つ抜かしたら、その直後に猛烈に後悔し、必ずエイドには立ち寄ることにする。
前回は心が折れて歩いてしまった、ユガテASから清流AS辺りのクネクネと続く上り坂が、今年も心をサバ折りにしようと襲いかかるけど、「絶対歩くものか!」と歩かずに走りきる。
清流ASでは、名物(?)の白玉入り冷やしおしるこを食べずに、東京マラソンで余ったアミノバイタルショットを食べるけど、エネルギー補給のつもりが気持ち悪くなる。
素直にお汁粉を頂いときゃよかった・・・。
グリーンラインから下りてくると、一気に気温が上がり、現実に引き戻された気分になる。
「もっと走っていたい・・・。」
なんて露にも思わないけど、下界は暑い。
最後の鎌北湖ASは通過しようかと思ったけど、暑さに負けてしっかりと水とミルクティーで補給する。
残すは2.1km。
ここからゴールまでの長いこと。
「休もうよ~」
「歩こうよ~」
最後の下り坂を終えて平地に入ると、体が訴えかけてきて、思わずペースを落としたくなる。
しかし、前を走るランナーとは距離が縮まる気配はない。
つまり、みんな頑張っているんだ、自分だけペースを落とす訳にはいかない。
この日、一番長く感じた2.1kmをなんとか走りきりゴール!
タイムは
7時間43分
目標の「8時間切り」と「歩かない」は達成することができた!
しかし暑かった!
「8月のオクム並だったかも。」とは、オクム常連の先輩ランナーのお言葉。
前回よりも過酷な状況で、30分近くタイムを縮めたのだから今回は上出来としよう!
上りの遅さと疲れてからの下りのペース維持が課題だな、と、来年も走る気十分なのであった。
参加賞のTシャツ。表のみのシンプルなデザイン。
赤が続いてますな。