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エンメ・アッカ(EmmeAkka)のチタンロード ~初回インプレ~ [自転車]

こんにちは、珍しくブログ更新の間隔が短いchimamoです。

この度、チタンロードデビューを果たしました。
エンメ・アッカ(EmmeAkka)製のオーダーフレームで、パーツを自分で選びました(組むのはお店任せ)。バラ完と言うらしい。

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昨年12月にメールでやり取りを始め、フレームの設計図が出来たのが1月、そのあとフレームの完成が8月。
組み上げに、パーツの欠品やらなにやらで時間がかかって完成したのが10月。
待っている間は、ひたすら長く感じたけど、それもまた楽し?!

フレーム作成に当たってビルダーの盛合さんにお願いしたのは、

「チタンの特性を活かした乗り心地」

その上で

「長い距離を走っても疲れない」
「のぼりが楽しい」
「もがいても楽しい」
「永くのって飽きない」

でした。

主なパーツ構成としては、
フレーム:エンメアッカ製チタンフレーム
ハンドル:ワンバイエス グランモンローSL
ホイール:MAVIC OPEN PRO UST Disc
タイヤ:IRC アスピーテプロ UL(クリンチャー)
コンポ:アルテグラ
ブレーキ:GROWTAC EQUAL(機械式ディスク)
サドル:BROOKS カンビウムC15
ペダル:クランクブラザーズ エッグビーター1

となっております。

後ろ姿も素敵。
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まだ完成してすぐで100km程しか乗っていないけど、今の感想を残しとくことに。
オーダーフレームでバラ完の自転車のインプレが、どこまで他人様の役に立つか疑問だけど備忘録ということで。

まず、乗り出してすぐに感じた印象は「しっとり」感。
ごく微かながらフレームがしなっている?!
比べてこれまで乗っていたマドンはとても硬質な印象。敢えて言うなら、のレベルだけど。

ペダリングしながら、すこし大げさに自転車を振ってみると、マドンが「太くて硬く、中がスカスカな感じ」に対して、エンメアッカ号は、「細くてしなやかで、それでいて芯のある感じ」とでも言いましょうか。

のんびりペースでも、それなりのスピードで走っていても、峠でガシガシ踏んでみても、フレームからの反応が何とも心地よい。

そう、このフレームは常に「気持ちよく」「楽しい」のだ!!
以前に試乗した、MONORALBIKE のチタングラベルは、峠の上りで踏み込むと、もっと弾む感じがあった気がする。

そして何より、「よく進む!」
マドンが進まなかった、という訳でなく、エンメアッカ号が良く進むのだ。
ペダルを通して入力した力が、余すところなくホイールの駆動に変換されている感じ。
この辺は、チタンの特性もさることながら、フレーム精度の高さに依るところが大きいに違いない。

マドンの場合は、カーボンフレームとは言えエントリーグレードだったので、剛性は(おそらく)低めで、力を込めて踏み込むほどに、反応が鈍くなってくような感じだった。なんか、スポンジを押してるような。
もっとも、そんな風に感じたのはここ最近なんですが。

エンメアッカ号は振動に対する吸収性もとてもよい。この辺は、カーボンハンドルやベントフォークの恩恵も大きいと思う。
あと、ホイールもスポークの数が増えたので、振動吸収性は上がっているのかもしれない。

空気抵抗に関して言えば、マドンのほうが良いかも。
ここは、エンメアッカ号がディスクブレーキになって、ホイールも手組で丸形スポークな点が大きいのではないだろうか。マドンのホイールははレーシング3に変えてあるし。

いずれにせよ、エンメ・アッカ号、非常に気に入っております。

不満点はないのか、というと、今のところは見つからず。

敢えていうなら、チタンフレームに対するイメージや憧れが裏切られることはなかったけど、じゃあ、これまでのマドンと比べて明らかに違うか、というと微妙なところ。

エンメアッカ号に乗ったあと、すぐにマドンに乗ってみて、「やっぱ、全然違う。もう、マドンには戻れない!」くらいに感じるかと思いきや、「あれ?!、マドンも全然悪くない。」だった。

エンメアッカ号のほうが、確かに乗りやすくて楽しいのだけど、思ったほどの差はないように感じられた。
料理で例えるなら、「ひと手間加えた」感じ? 全然違うとも言えるし、それほど変わらない、ともいえる、かも。

乗り味の違いは、フレームだけでなく、他のパーツに拠るところも大きいと感じた。
また後で書くとして、乗り比べて違いを一番に感じたのはハンドルでした。

パーツごとの違いの分かりやすさで並べると、ホイールやハンドル、シートなんかの方がフレームより上にくるかも。
でも、バイクの方向性、または性格を決定づけるのは、やっぱりフレームだと思う。

フレームの素材について、何が優位かは、自分ごときには語れない。
もしかしたら、設計に自由度のあるカーボンが一番かも。

チタンとクロモリで悩んだとして、一般論としてチタンの方が優位としても、予算が限られているのなら、フレームをクロモリにして、差額分をホイールやハンドルに向けるのもありだと思った。

ま、自分の場合は「チタンフレーム」が最優先だったので、後悔は全くありませんが。

ファーストインプレッションはこれくらいにしておいて、1年2年、10年乗った後の感想がどうなるか楽しみだ。



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小鹿野ロードレース2022 [マラソン]


こんにちは、最近になって牛乳を飲むとお腹を壊すことに気づき、「体組成計で体力年齢は20代!」と喜んでいても、確実に体はおっさんなchimamoです。

さて、久しぶりのマラソンネタ。

埼玉県は秩父郡小鹿野町のロードレース(ハーフ)に参加してきました。

この大会、今回で50回目という、ローカルながらも歴史のある大会なんです。
なんて言いながら初参加。

パンプレットのコース図と高低表をみると、去年まではぐるっと回って最後に丘を越えるハードなコースだったのが、今回は折り返しで緩やかに100mちょっとを上って折り返す感じ。

「10kmで100mちょっとの上りなら、全然平気、これなら自己ベストも狙えるかも?!」なんて考えで臨んだけど、甘かった。詳しくは後述。

7時にKさんと待ち合わせて車で現地まで。少しの待ち時間で8時過ぎに駐車場に着いたけど、続々と車が列をなしていて、早めに出てよかったとホッとする。

受付会場は地元の小学校で、雰囲気としては青梅マラソンに似ている。もっとも、出店はかき氷の1店のみですが。
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天気は曇りで、暑くも寒くもない感じ。
マラソンするなら、もう少し寒くてもよかったか。

レースでは初使用の厚底シューズ アシックス MAGIC SPEED
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モデルチェンジ前で安くなってたので購入。果たしてその効果はあるのか?!

貴重品を預けたりしているうちに、ろくにアップをする間もなくスタート時間が迫る。

総勢500名ほどだと、スタートの混雑はほとんどない。先頭から少し離れたところに並んで、招待選手の挨拶を座って(笑)聞く。

スタート/ゴール
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ゴールのゲートが小さくて、「キッズ用?!」なんて思ったけど、大人用でした。

そうこうしている間に、スタート時刻が迫ってくる。

今日の目標タイムは1h30mを切ること。
最初の1~2キロはキロ4分くらいで突っ込んで、あとはペースを維持。折り返し後に余力があればペースアップの作戦だ。

9:30 スタート!
予想以上に前を走る人々のペースが遅く、思うようにペースが上がらない。
キロ4分どころか、4分10秒くらい。自身の体も思ってたほど動いてくれない。

昨夜、カーボローディングと称してご飯を多めに食べてお腹を壊したのが影響してるか?!

「やっぱり、スピード練習がもっと必要だったか・・・。」
「ここ半年、頑張ったつもりやったけど、あかんかったか・・・。」
「レースはしんどいし、なんでこんなことやってるのか・・・。」
なんて、ネガティブな思考が頭の中をグルグルと駆け回る。

1kを過ぎて、細い道に入った途端に急こう配の下り坂。当然、帰りは上り坂。
「あかん、これは普通のロードレースと思ったら痛い目にあう・・・」
記録を狙うのは早々とあきらめ、折り返し後に備えて足を温存する作戦に変更する。

しばらく走ってると、自分を含めて3人の小集団が出来上がり、抜きつ抜かれつ、というよりもローテーションを組む感じで先頭を交代しながら先に進む。
なだらかな上りと思ってたコースは、ノコギリの歯のように細かなアップダウンを繰り返しながら徐々に上っていく。結構、いや、かなり辛い。

3人で固まって走ってからよかったけど、一人だったらとっくにペースが落ちてたと思う。

8キロ当たりから、自分が先頭を走る時間が長くなり、
「そのうち、二人とも遅れるだろ。」

なんて思ってたのだけど甘かった。

折り返し前に、小集団の一人(女性)がペースを上げて集団(?)から飛び出す。
「しまった、引かされてた!」と思ったけど、もう遅い。

徐々に差が開く女性ランナーを追いかけて、もう一人が追いかける。
この人も、ペースが落ち気味だったので「ちょっと無理じゃない?」なんて思ったけど、すぐに追いつき、追い越して走り去ってしまう。

どうやら3人の内で一番走力が劣ってたのは自分みたい。これならもっと後ろを走ってたらよかった、と思っても後の祭り。
ペースアップする余裕のない自分は、二人を見送って一人旅。

レース初使用の厚底シューズは、というと、ジョグペース(キロ5分前後)だと、まるで足底にカマボコでもあるのかと思うくらいに、ソールの丸みを感じた。
レースペース(キロ4分前後)だと、着地から蹴りだしまで、シューズが導いてくれてる感じ。
マンサンダルで意識してやっている動作を、シューズがサポートしてくれているみたい。
楽、だけど、うまく動きに合わせないと足首や指に負担がかかりそう。
が、悪くはない。裸足(系)ランナーと厚底シューズの組み合わせは悪くないかも。

折り返しで時計を見ると、45分と少々。
思ったよりタイムは悪くない。
後は下り基調だし、「これなら、1時間30分切りは狙える!」と、希望が湧いてくる。

といっても、下り基調といいながら、ところどころで上りがあって足に来る。

前を行く女性ランナーには、近づきそうで、なかなか距離が縮まらない。

いい加減しんどくなり、ペースを落としたくなるけど、「辛いのはみんな同じ」と言い聞かせる。

コース上の距離表示は、途中から5km刻みなので、手元のガーミンで距離を確認しようとするがよく見えない。
そう、最近はコンタクトレンズ(使い捨て)をつけると、小さい字が見えないのだ(涙)。
じいっと見つめてると徐々にピントが合ってくるのだけど、走っている最中は無理!
以前はこんなこと無かったのに・・・。これも老化現象か・・・。

途中から10kmのランナーと合流して、ランナー密度(?)が上がる。
ランナーを抜くのに無駄なエネルギーを使うのは困ると思ったけど、ほとんどの方は右側を走っているし、こちらに気づくと避けてくれるので、全然ストレスはなかった。
ありがとうございます。

厚底シューズのおかげが、夏の走り込みの成果か、思ったよりも足の疲労は少ない、気がする。
とはいえ、残りの2k、3kも結構なアップダウンがあって、とてもペースは上げられない。

ラスト1kmでやっとやや下りの平坦路となり、ゴールのゲートを目指して必死で走る。
ペースは上がるけど、思うように足が回らないので、余力なく足は使ってきたみたい。

失速することなく、最後まで走り切ってゴール!

手元の時計を見れば、タイムは1h28mと少々。

当然ながら自己ベスト更新とはいかないけど、このコースならば十分なタイムかと。

ゴールして一息ついてたら、隣に抜き去ってた女性ランナーがいて挨拶する。
思わずフルマラソンのタイムを聞いたら、サブスリーランナーでした。
通りで速い訳だ、と納得。

会場の雰囲気だけでなく、コースも青梅マラソンに似ていた(ある意味、こっちのほうがハード)な、小鹿野ロードレースなのでした。

参加賞のTシャツ
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参加賞が3000円少々なのを考えれば、とてもコスパの良いレースだと思う。
来年も出ようかな?
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