東北ツーリング2018 その2 [バイク]
こんにちは、日曜日に庭の草むしりを1時間やったら、翌日は結構な腰痛になってしまい、一日中「あうっ」とか「おうっ」とか、オットセイみたいなうめき声をあげてたchimamoです。
やっぱり草むしりは雨降った後がいいですね。
時間が経つにつれて細部を忘れそうになりますが、東北ツーリング二日目です。
ツーリング初日は、宿にあった漫画「部長 島耕作」を読んだあと、さっさと床に付き、翌朝は6時前に起床。
宿の主人オススメの「潟沼」目指してご当地ランニング。
鳴子温泉の中心部を抜けて、道案内に導かれてひたすら坂道を登ってすこし下った先にある「潟沼」。
木々の間から少しずつ姿を見せる、エメラルドグリーン(?)の湖。
これは凄い!
充電コードを忘れ、バッテリー切れを心配しながらガラホのカメラで写真を撮る、が、やたらと虫が寄ってくる。
と、ガラホを構えていたら、ふくらはぎに鋭い痛み。
見てみると、アブが張り付いてる。
飛び回ってるの、全部アブか!!
人気のない早朝に、ランパン、ランシャツで汗まみれのランナーなんて、アブからすれば格好のご馳走に違いない。
一瞬止まっては写真を取り、再び走る、をひたすら繰り返す。
蔵王のお釜と同じく、火山の噴火によってできたカルデラ湖ときいたけど、溶岩による堰止湖の説もあるのだとか。
いずれにせよ、この景色は一見の価値アリ!
あんまり観光地化されてないのも良い(貸しボートあったけど)。
湖畔は歩道が整備されていて、1周することができる。
対岸は木が鬱蒼と茂り、地熱が高いのか道が苔むしている。
芝生の上を走ることはあっても、苔の上を走るのは初めての体験。なんか、しっとりした上質な絨毯の上を走っているみたいで気持ちよかったです。
宿に戻り、風呂入ってご飯食べたあとは出発。
走り出してすぐ鳴子峡に到着。
遊歩道をずーっと下った先にある渓谷の景色は、「ここまで降りてきて良かった~」と思わせるものでした。
紅葉の季節の鳴子峡を見てみたいと切に思ったけど、渋滞がすごそう。
赤とんぼが飛んでいて、秋の訪れを感じる
鳴子峡を後にして向かった先は、これまたすぐ近くの「封人の家」(看板見落として、途中で引き返したけど)。
なんでも、松尾芭蕉がこの家に泊まって、かの有名(?)な句
「蚤虱馬の尿する枕もと」
を詠んだそうで。
松尾芭蕉って、ある意味ではツーリングとか旅行を趣味にする人の大先輩だよね。
この封人の家の受付と説明をしてくれる中鉢さんがとても面白い人で、東北弁を織り交ぜつつ、色々説明してくれる。
途中から他のお客さんの対応におわれてたけど、1時間くらい、いや、酒を酌み交わしながら、もっと長い時間かけて話を聞きたかったなあ。
自分たちだけでなく、後からきたお客さんにも気を配り、相手に合わせて話を盛り上げる姿がプロでした。
当初は興味なかったけど、中鉢さんオススメの分水嶺にも足を運ぶ。
ここで川の流れが太平洋と日本海に別れるって、なんとも不思議な気分。
ここで別れた水たちが再び再開することってあるんだろうか?
途中で蒸発して、雲になって適当な(?)ところで合流したりするのかな?
封人の家の駐車場を出たのが11時すぎ。
今日の宿屋は裏磐梯ユースホステル。まだまだ先である。
といいつつ、芭蕉の道をたどろうと、山刀伐峠(なたぎりとうげ)をトンネルを避けて旧道をゆくことに。
上りは舗装こそされてるけど、落石、落枝ありで1車線あるかないかのクネクネ急勾配の道。
途中、軽トラとすれ違ったけど比較的真っ直ぐで幅の広めのところで良かった。
それでも、車道の他に遊歩道も整備されていて、「こんな鬱蒼とした山道を芭蕉は歩いたのか。こりゃ山賊もでるわな。」と、史跡をめぐるよりも、芭蕉翁が歩いた当時を偲ぶことができて楽しかった。
峠を抜けて、スイカ直売所を横目にみつつ県道28号を進み、国道347号に入って南下。
やたらと蕎麦屋の看板が増えてきて、目移りして仕方ない。
12時も回って「そろそろ昼飯を」と思ったころに、ちょうど「手打ちそば」の看板。
川の駅「はやぶさ」(スズキファンが喜びそう)
頼んだのは、はやぶさそば。
浅い器に薬味がのってて(写真では切れてるけど)、ここに直接つゆを入れて頂きます。
太めでしっかりしたおそば。
ごちそうさまでした。
さらに嬉しかったのが
「スイカの食べ放題」
走りながらスイカの直売所を見るたびに「スイカ食べたい~」と叫びつつ、半ば諦めてたのでこれは嬉しかった!!
お店の真ん中のテーブルに、スイカがどーんと置いてあって、「まさか?!」と思ったら、お店の人が「好きなだけ食べてくださいね」だって!!
とーっても美味しかったです。
食事のあとはルート検討。
当初の(自分の)予定では、このまま下道を突き進むつもりだったけど、このペースでは夕方までに米沢に着けそうにない。
ということで、東根から東北中央自動車道、結構交通量が多くて渋滞気味だった国道13号を通り、米沢南陽自動車道路を通って米沢市街地へ。
高速道路って、風情がなくて楽しめないと思ったけど、高い視点から田園風景を眺められて、これはこれで良かった、かも。ガラガラで快適だったし。
予定通り、15時過ぎには米沢市内に到着。
前々回の東北ツーリングで行きそびれた、「米沢市上杉博物館」へ。
カミさんはここで世に有名な(?)直江兼続が家康に送って激怒させたという「直江状」の写本を買ってご満悦。
自分は、前回食べそびれた「うこぎソフト」を食す。
うごきの味は、「?」だったけど、普通に美味しいソフトクリームでした。
それぞれが満足(?)した後は、いい感じに日が暮れだし、裏磐梯ユースを目指して県道2号線をひた走る。
途中の白布温泉の宿がいい感じで、「この辺の宿に泊まるのも楽しそうだなー」
なんて横目で見ながら通り過ぎる。
ま、完全に予算オーバーだろうけどね。
西吾妻スカイバレーに入った辺りから、どんどんと気温は下がり、視界も悪くなる。
行く手の磐梯山辺りに黒い雲がかかってるな~、と、嫌な予感はしてた。
朝の天気予報でも、猪苗代辺りは天気が不安定で突然の雷雨に注意、なんて言ってたし。
雨にならないことを祈りつつ、道を上がっていく。
前を行く車が道を譲ってくれ、気持ちよくコーナーをクリアしてると、徐々に増え出す猿の姿。
そしてついに、コーナーを抜けた先にニホンザルの群れが道いっぱいにくつろいでる!
ノミ取りしているのもいれば、風呂上がりのオヤジみたいに股を広げて寝っ転がってる奴とか。
なんか、家族(一族)の団欒をみた感じだった。
とはいえ、道を塞がれては通れないので、ゆっくり近づくと「キキッ」とか鳴きながら渋々道を譲ってくれるお猿さん。
少し宿に遅れそうだったので、展望台で泊まって連絡。
なんにも見えん。 前もこんな感じだったし、磐梯山と相性悪いのか?
結局、霧もすこし晴れ、雨に降られることもなく、18時5分、裏磐梯ユースホステルに到着。
宿について聞いたのだけど、ユース近辺では昼ごろに土砂降りがあったとか。
いやーその雨に巻き込まれなくて良かった。
風呂入ってから夕食! 当然、ビールと日本酒で乾杯!!
美味しい夕食のあとは、いまやユースでも珍しくなったという、お客さん同士の交流会。
ペアレントさんが用意してくれた(らしい)お酒を楽しみつつ、初対面なのにすっかり打ち解けたバイク乗りのお客さんたちとの会話で、23時まで盛り上がったのでした。
いやー、楽しい宴だったな~。
さっきまで見知らぬ他人だった人と、同じ宿という縁で打ち解けて楽しむ時間。
これってユースホステルの醍醐味でしょ!!
本日の走行距離:208.8km
燃費:27.1km/l
やっぱり草むしりは雨降った後がいいですね。
時間が経つにつれて細部を忘れそうになりますが、東北ツーリング二日目です。
ツーリング初日は、宿にあった漫画「部長 島耕作」を読んだあと、さっさと床に付き、翌朝は6時前に起床。
宿の主人オススメの「潟沼」目指してご当地ランニング。
鳴子温泉の中心部を抜けて、道案内に導かれてひたすら坂道を登ってすこし下った先にある「潟沼」。
木々の間から少しずつ姿を見せる、エメラルドグリーン(?)の湖。
これは凄い!
充電コードを忘れ、バッテリー切れを心配しながらガラホのカメラで写真を撮る、が、やたらと虫が寄ってくる。
と、ガラホを構えていたら、ふくらはぎに鋭い痛み。
見てみると、アブが張り付いてる。
飛び回ってるの、全部アブか!!
人気のない早朝に、ランパン、ランシャツで汗まみれのランナーなんて、アブからすれば格好のご馳走に違いない。
一瞬止まっては写真を取り、再び走る、をひたすら繰り返す。
蔵王のお釜と同じく、火山の噴火によってできたカルデラ湖ときいたけど、溶岩による堰止湖の説もあるのだとか。
いずれにせよ、この景色は一見の価値アリ!
あんまり観光地化されてないのも良い(貸しボートあったけど)。
湖畔は歩道が整備されていて、1周することができる。
対岸は木が鬱蒼と茂り、地熱が高いのか道が苔むしている。
芝生の上を走ることはあっても、苔の上を走るのは初めての体験。なんか、しっとりした上質な絨毯の上を走っているみたいで気持ちよかったです。
宿に戻り、風呂入ってご飯食べたあとは出発。
走り出してすぐ鳴子峡に到着。
遊歩道をずーっと下った先にある渓谷の景色は、「ここまで降りてきて良かった~」と思わせるものでした。
紅葉の季節の鳴子峡を見てみたいと切に思ったけど、渋滞がすごそう。
赤とんぼが飛んでいて、秋の訪れを感じる
鳴子峡を後にして向かった先は、これまたすぐ近くの「封人の家」(看板見落として、途中で引き返したけど)。
なんでも、松尾芭蕉がこの家に泊まって、かの有名(?)な句
「蚤虱馬の尿する枕もと」
を詠んだそうで。
松尾芭蕉って、ある意味ではツーリングとか旅行を趣味にする人の大先輩だよね。
この封人の家の受付と説明をしてくれる中鉢さんがとても面白い人で、東北弁を織り交ぜつつ、色々説明してくれる。
途中から他のお客さんの対応におわれてたけど、1時間くらい、いや、酒を酌み交わしながら、もっと長い時間かけて話を聞きたかったなあ。
自分たちだけでなく、後からきたお客さんにも気を配り、相手に合わせて話を盛り上げる姿がプロでした。
当初は興味なかったけど、中鉢さんオススメの分水嶺にも足を運ぶ。
ここで川の流れが太平洋と日本海に別れるって、なんとも不思議な気分。
ここで別れた水たちが再び再開することってあるんだろうか?
途中で蒸発して、雲になって適当な(?)ところで合流したりするのかな?
封人の家の駐車場を出たのが11時すぎ。
今日の宿屋は裏磐梯ユースホステル。まだまだ先である。
といいつつ、芭蕉の道をたどろうと、山刀伐峠(なたぎりとうげ)をトンネルを避けて旧道をゆくことに。
上りは舗装こそされてるけど、落石、落枝ありで1車線あるかないかのクネクネ急勾配の道。
途中、軽トラとすれ違ったけど比較的真っ直ぐで幅の広めのところで良かった。
それでも、車道の他に遊歩道も整備されていて、「こんな鬱蒼とした山道を芭蕉は歩いたのか。こりゃ山賊もでるわな。」と、史跡をめぐるよりも、芭蕉翁が歩いた当時を偲ぶことができて楽しかった。
峠を抜けて、スイカ直売所を横目にみつつ県道28号を進み、国道347号に入って南下。
やたらと蕎麦屋の看板が増えてきて、目移りして仕方ない。
12時も回って「そろそろ昼飯を」と思ったころに、ちょうど「手打ちそば」の看板。
川の駅「はやぶさ」(スズキファンが喜びそう)
頼んだのは、はやぶさそば。
浅い器に薬味がのってて(写真では切れてるけど)、ここに直接つゆを入れて頂きます。
太めでしっかりしたおそば。
ごちそうさまでした。
さらに嬉しかったのが
「スイカの食べ放題」
走りながらスイカの直売所を見るたびに「スイカ食べたい~」と叫びつつ、半ば諦めてたのでこれは嬉しかった!!
お店の真ん中のテーブルに、スイカがどーんと置いてあって、「まさか?!」と思ったら、お店の人が「好きなだけ食べてくださいね」だって!!
とーっても美味しかったです。
食事のあとはルート検討。
当初の(自分の)予定では、このまま下道を突き進むつもりだったけど、このペースでは夕方までに米沢に着けそうにない。
ということで、東根から東北中央自動車道、結構交通量が多くて渋滞気味だった国道13号を通り、米沢南陽自動車道路を通って米沢市街地へ。
高速道路って、風情がなくて楽しめないと思ったけど、高い視点から田園風景を眺められて、これはこれで良かった、かも。ガラガラで快適だったし。
予定通り、15時過ぎには米沢市内に到着。
前々回の東北ツーリングで行きそびれた、「米沢市上杉博物館」へ。
カミさんはここで世に有名な(?)直江兼続が家康に送って激怒させたという「直江状」の写本を買ってご満悦。
自分は、前回食べそびれた「うこぎソフト」を食す。
うごきの味は、「?」だったけど、普通に美味しいソフトクリームでした。
それぞれが満足(?)した後は、いい感じに日が暮れだし、裏磐梯ユースを目指して県道2号線をひた走る。
途中の白布温泉の宿がいい感じで、「この辺の宿に泊まるのも楽しそうだなー」
なんて横目で見ながら通り過ぎる。
ま、完全に予算オーバーだろうけどね。
西吾妻スカイバレーに入った辺りから、どんどんと気温は下がり、視界も悪くなる。
行く手の磐梯山辺りに黒い雲がかかってるな~、と、嫌な予感はしてた。
朝の天気予報でも、猪苗代辺りは天気が不安定で突然の雷雨に注意、なんて言ってたし。
雨にならないことを祈りつつ、道を上がっていく。
前を行く車が道を譲ってくれ、気持ちよくコーナーをクリアしてると、徐々に増え出す猿の姿。
そしてついに、コーナーを抜けた先にニホンザルの群れが道いっぱいにくつろいでる!
ノミ取りしているのもいれば、風呂上がりのオヤジみたいに股を広げて寝っ転がってる奴とか。
なんか、家族(一族)の団欒をみた感じだった。
とはいえ、道を塞がれては通れないので、ゆっくり近づくと「キキッ」とか鳴きながら渋々道を譲ってくれるお猿さん。
少し宿に遅れそうだったので、展望台で泊まって連絡。
なんにも見えん。 前もこんな感じだったし、磐梯山と相性悪いのか?
結局、霧もすこし晴れ、雨に降られることもなく、18時5分、裏磐梯ユースホステルに到着。
宿について聞いたのだけど、ユース近辺では昼ごろに土砂降りがあったとか。
いやーその雨に巻き込まれなくて良かった。
風呂入ってから夕食! 当然、ビールと日本酒で乾杯!!
美味しい夕食のあとは、いまやユースでも珍しくなったという、お客さん同士の交流会。
ペアレントさんが用意してくれた(らしい)お酒を楽しみつつ、初対面なのにすっかり打ち解けたバイク乗りのお客さんたちとの会話で、23時まで盛り上がったのでした。
いやー、楽しい宴だったな~。
さっきまで見知らぬ他人だった人と、同じ宿という縁で打ち解けて楽しむ時間。
これってユースホステルの醍醐味でしょ!!
本日の走行距離:208.8km
燃費:27.1km/l
2018-08-22 06:59
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コメント(2)
旅ランいいですよね!
知らない街を走るのは気持ちいいですよね~
東北だと能代の風の松原とかもお勧めです。
tomyも一泊以上のツーリングの時はランニングセットを携行しています。
by tomy (2018-08-26 00:21)
>tomyさん
コメントありがとうございます。
旅先のランニングって、始めると病みつきになりますね!
自分は早起きするために、前夜の飲酒量が随分減りました(^^)
風の松原は知りませんでした。ありがとうございます。
走るのに気持ちよさそうですね!
来年、八幡平のリベンジの後に寄ってもいいかも。
by chimamo (2018-08-31 23:53)