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釈迦堂PAまでツーリング [バイク]

こんにちは、最近はランニングとロードバイクばかりで、全然バイクに乗っていなかったchimamoです。
これだけ暑い日が続くと、どうしてもバイクは敬遠してしまう、軟弱者なんです。

とはいえ、珍しくバイクに乗りたい気持ちが高まってきたので、前から気になっていた「釈迦堂遺跡博物館」に行ってきました。


AM8:00過ぎ、すでに気温が30度を越えている中を出発。
気温は高いけど、昨日は同じ条件で16キロのランニングをしてるので、それに比べれば全然マシ。

狭山日高ICから高速に乗って、流れの良い中央道を下って1時間少しで目的地の釈迦堂PAに到着。

バイク用パーキングの横には土偶のモニュメントが!
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そう、「釈迦堂遺跡博物館」は、PAから歩いて行けるのだ!

とはいえ、まずは「信玄餅ソフト(ドーナツ入り)」とコーヒーを食べて、体の冷却と糖分補給。

下に黒糖ドーナツが敷いてあり、おなかが膨れる。あと、コーヒーに合う。
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腹ごしらえをしたら、いざ博物館へ!
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ここの博物館は、展示室はそこまで広くないけど、展示物とその陳列がなんとも魅力的。
縄文ファンにとっては聖地といっても過言ではないだろう。

入館してすぐは、自分のほかに1組しかおらず、ほとんど貸し切り状態。
いろいろな表情を見せる土偶や、様々な文様を纏った土器を一人眺めて至福の時間を過ごす。

土偶がまるでフィギュアみたいに整然と並べられている。
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この土偶、蛇(マムシ)を擬人化しているのだとか。
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後頭部はとぐろを巻いている。確かに蛇かも。
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火焔型土器に対して、こちらは水煙型土器。 
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実際のところ、縄文人が水煙をイメージしたかはわからんけど、素敵なのは間違いない。

途中から入場者が増えてきて騒がしくなってきたけど、小さな子どもも楽しんでいるみたいで、それもまた良し。

博物館を堪能してしまえば、今日の目的は終わり。

フルーツラインを経由して、国道411号を通って飯能を目指す。
いたるところで桃が売ってるけど、この暑さの中、しかもバイクで桃を運んだら悲惨なことになるのは間違いない。

これだけの暑さというのに、すれ違うバイクの数もそれなり。
みなさん、元気ですなあ。

山に入ってから、雲がどんどんと厚く、黒くなってきて不安だったけど、柳沢峠を越えたあたりで、一瞬だけ大粒の雨が当たっただけ。涼しくてよかった。
「道の駅たばやま」で豚丼を食べてカロリー補給。

下の広場で竪穴式住居らしき跡が。
なんかイベントで使ったのか? 朽ちかけているのが、またよい。

国道411号はここから先は土砂崩れで通行止めだったので、今川峠から小菅村経由で迂回する。

初めて通った今川峠は、細いうえに勾配もきつい。
ビーサン履いたMTB乗りが押して歩いてた。あれは大変だ。

奥多摩湖までくると、交通量も増えて流れが悪くなる上に晴れてきて気温も上がる。
眠気と闘いながら、てろてろ走る。
熱い、
熱い、
ひたすら熱い。

軍畑駅の分岐に入ってからは、交通量が減って、少し涼しくなったけど、飯能の市街地に入ると、バイクの気温計が40度を示す。

「まあ、日陰じゃないし、しょうがないやろ。」

と思いながら帰宅して、家の外(日陰)に設置した気温計を見たら

「38度」

を示してた。

夜のNHKニュースでも、前橋で38.6度を記録。
明日も同じような暑さなので、外出を控えるようにと言ってた。

そんな中、走りに出かけるバイク乗りっていったい・・・。
あと、ランナーとか、自転車乗りとか。

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チャツボミゴケを見に草津まで [バイク]

こんにちは、ここ最近はロードバイクが楽しくて、バイクよりも自転車の方が走行距離が長いchimamoです。

なんて言いつつ緊急事態宣言も解除されたので、前から行ってみたかった、草津にある「チャツボミゴケ公園」に行ってきました。

ほぼ予定通り、5時45分に自宅を出発して、下道で草津を目指す。
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今日のいで立ちは、新調したラフローのジャケット(+インナーベスト)にウィンドストッパー、長袖インナーにTシャツの重ね着。下は革パン。
始めは胸元が少し冷えたけど、日が高くなるにつれて気にならなくなる。

走り出しは完全な曇り空だったけど、白根山が見え始めたころから雲の間から青空が見えだす。

8時10分、倉渕の道の駅に到着。
そのうち休憩を取ろうと思いながら結局ここまで来てしまった。さすが、Vstrom650。
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当然ながらトイレ以外は開いておらず、自販機でリアルゴールドを買って糖分補給だけして出発する。

バイクもだけど、ロードバイク乗りも結構多い。みんな、渋峠目指してんのかな~。なんて思いながら追い抜く。

倉渕を過ぎると一気に高度が上がり気温も下がってくる。
草津に着く頃には電光掲示板の表示は「14℃」、バイクの温度計は「18℃」。
そこまで寒くないので、バイクの方が正しい、としておこう。

10時前、チャツボミ公園に到着する。
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草津温泉の街中はすでに結構な人だかりだったけど、ここは閑散としている。

ちなみに「チャツボミゴケ」とは、強酸性の水辺、もしくは水中に生息するという、ほかの生物ではとても生きていられない環境でたくましく生きる、ある意味では控えめなコケなのだ。

革ジャン、革ブーツを脱いで身軽になり、歩道でチャツボミゴケ群生地の「穴地獄」を目指す。

コケ好きにはたまらない絶景。人がいないので遠慮なく喜びの声を上げる。
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穴地獄を1周した後、せっかくなので水池と大池を目指してみる。

大池までは、完全にトレッキングコース。
気軽に歩くには結構な難易度だ。看板がやけに控えめだった理由が分かった。

途中でカモシカに遭遇する。カメラを向けるとこっちを向いてくれた。
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帰りも同じ場所にいたから、群れか親からはぐれたのかも。なんか寂しそうにしてたし。

「カモシカがいるなら、熊もいるかも」と考え出すと、急に一人で歩いていることが心細くなる。

水池に到着。案内の写真では大して期待してなかったけどとてもいい感じ。ここで引き返すつもりだったけど、大池まで足を延ばすことにする。
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大池に到着。紅葉が進めばもっと映えそう。
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帰りは下り基調なので、自然とペースは上がるけども、素敵なコケは見逃さない。

切り株にコケなんだけど、山水画みたい。
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いまにも動き出しそう(?)
地上にでた根っこに生えた、一個の生き物のようなコケの集まり。
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チャツボミゴケ公園を堪能した後はツーリングマップルおススメのロマンチック街道を走って沢渡温泉まで。

どの辺がロマンチックなのか良く分からんかったけど、適度なワインディングを気持ちよく走って沢渡温泉まで。

天気はというと、すっかり雲が垂れ込めて、いつ振り出してもおかしくないくらい。実際、少しぱらついた。降らないだけマシ、渋峠は寒いだろうな~なんて思いながら走る。

初めて訪れた沢渡温泉は集落全体が山あいの傾斜地に存在していて、なんとも鄙びた温泉地だ。
人であふれた草津温泉とは大違いで、自分はこちらの方が好きだなあ。

建物に歴史があって、しかも混浴のまるほん旅館も惹かれたのだけど、落ち着いて入れそうな共同浴場を選択する。

受付の前で、おばちゃん二人が談笑中。
「受付に人がいない?」と思ったら、そのうちの一人が受付の人でした(笑)。
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建物に入ってみると浴槽は二つあって、片方はかなり熱く、もう片方はさらに熱い!
草津の上がり湯、という説明だったのでぬるめのお湯をイメージしてたら甘かった。
草津の湯と同じくらいに熱く、5分くらいで出る。 
匂いもそれほどキツくなく、湯上りもさっぱりした感じ。良い温泉だった。

沢渡温泉を堪能した後は本日の二つ目の目的地、プラムの郷こと中島農園を目指す。

国道145号線沿いにある、中島農園のリンゴは無肥料、無農薬が売り。
2年前に、何もしらずに立ち寄ってブドウを買って、おまけにもらったリンゴが美味しくて、ずっと再訪したいと思っていたのだ。
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接客してくれたお兄ちゃんは、最近バイクに乗り始めたとのことで、バイク話で盛り上がり、楽しい時間を過ごす。
今は原付に乗っていて、「いつかはアメリカンに乗りたい」と言ってたので、今度来る時が楽しみだ。

さて、リンゴを買った後は高速でバビューンと帰るだけ。この時点で15時半。まあ、予定通り。
ナビで自宅までのルート設定をしたら、当然ながら高速は渋滞。
下道で帰っても所要時間はそんなに変わらない。

ということでナビ一押しの17号を通るルートで帰ることにする。

ところどころで流れの滞るところはあるものの、それなりにスムーズに進んで熊谷までくる。
ここまでくれば庭も当然。

なんて思ってたら東松山に入ったとたん、ほとんど真っ暗。
徘徊老人や急な横断者、狐狸の類に注意しながら慎重に走る。

19時30分無事に帰宅する。
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よく走り、よく遊んだ1日でした!

相棒よ、今日もありがとう!

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バイクにホムセン箱を取り付けた その2 [バイク]

こんにちは、久しぶりにバイクに乗ってみたら、あまりの暑さに頭がクラクラしてきたchimamoです。
もはや、夏のツーリングって修行ですね。命がけといってもいいかも。

自分がVstrom650でツーリングに行く際は、よほどの近距離以外はホムセン箱を取り付けてます。
バイクにホムセン箱、確かに見栄えは良くない、かもしれない。
馴染みのバイクショップの店長さんも、「あれはちょっと・・・。」って言ってたし。

でも、間違いなく便利なんです。一升瓶でもケーキでも、ブドウの詰め合わせでも、なんでも入るんです。
しかも雨に降られても中身は絶対に濡れないし。
あと、箱をあれこれとカスタマイズ(?)して、利便性を上げていくのも楽しいんだよね。
蓋にネットを取り付けたり、中にLEDライトを固定して明かりをつけたりとか。

しかし、この無敵のホムセン箱にも「取付と取り外しに時間がかかる」という問題点が。

自分の場合はホムセン箱に金属のループを取り付けて、そこに荷締めベルトでバイク本体と固定しているのだけど、結構めんどくさい。

改良まえ
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なんか、頑張って取り付けてます、って感じで落ち着かない印象を受ける。

そこで、同じようにホムセン箱を愛用している人が箱の底にメッシュパネルを取り付けていたのを見つけて、自分も真似てみた。

ホームセンターで1000円で購入したメッシュパネルを、箱の底をドリルで穴を開けて、結束バンドで固定する。
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カラビナは不要なんだけど、今後の拡張性を考えて残してある。

実は、メッシュパネルを付けなくても、前後のカラビナ4つとナイロンベルトでも、がっちりと固定できることが分かった。
ただ、耐久性を考えればメッシュパネルで固定した方が良いだろう。ということにしておく。

ちなみにメッシュパネルは耐荷重10キロと、かなりしっかりしている。100円ショップでも売ってたけど、こちらはフレームが細く、どうにも頼りない。
ここはケチってはいけないだろう。

箱とバイクの間には、100円ショップで買った滑り止めマットをズレと傷防止を兼ねて重ねて敷く。

そして、メッシュパネルの4隅にアウトドア用のストラップを通して、バイク本体と固定する。

前から
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荷締めベルトがなくなった分、ずいぶんとスッキリした。
ベルトの存在もほとんど分からないし、バイクと箱との一体感が増した、と思う。


後ろから
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取り付けにかかる時間は5分くらいか。
慣れればもっと短くなるだろう。

荷締めベルトを箱の底を通して取り付けてた時は、10分近くかかっていたので、結構な時間短縮である。
外すときはもっと簡単だ。

見た目もすっきりした。
すっきりしすぎて、バイク便に見えなくも、ない?!

半日ほど走ってみて、緩んでくることはなかったので、こまめにチェックしておけば突然ベルトが緩むことはないはずだ。
ツーリングバックだって、基本はベルトで留めてる訳だし。

早くコロナが治まって、遠くにツーリング行きたいなあ。

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530km 秋の只見ツーリング [バイク]

こんにちは、寒くなってきた矢先にリビングのエアコンが壊れてしまったchimamoです。

11月7日の土曜日、福島県の只見まで日帰りツーリングしてきました。

午前5時20分、ホムセン箱を前後逆に取り付けてやり直したりで予定より20分遅れて出発。

気温6度と、予報通りに空気は冷え込んでる。
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服装はワークマンのブロックフリースインナー(つなぎタイプ)に長袖インナー、ワッフル地のトレーナー、ウィンドストッパー、冬ジャケット、革パン、薄いオーバーパンツ。
これに冬用のグローブとハンドルカバーと、準冬装備だ。下半身が心許ないが、これ以上寒くなることはないだろ。

Vstrom650で高速を走るのは久しぶりだ。狭山日高ICから高速に入り、早朝ながらそれなりに混んでいる関越道を北上する。

夜が明ければ雲一つない晴天で、絶好のツーリング日和。
今回のツーリングは、10月10日に予定したのに台風で中止となり、その後も天候に恵まれず今日まで来ただけに喜びもひとしおだ。

が、季節は確実に冬に向かっていた。

太陽さえ昇ってしまえば、あとは気温は上がるだけ、と考えてたのだけど甘かった。
Vstromの気温計は一時は10℃まで昇ったものの、赤城高原SAあたりで3℃に。電光掲示板は1℃を示している。
晴天の下、雪を被った谷川岳はそれは綺麗だったけど、この寒さから逃れる方が大事と、赤城高原SAでは止まらずに先へ進む。

6時55分、いいかげん寒さに耐えかねて谷川岳PAで最初の休憩。
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売店は開いてないけど、暖房の効いた屋内でホットココアで暖をとる。
気温を考えると、下半身はブロックフリースインナー(つなぎ)+革パン+レインパンツで思ったより頑張った。
ブロックフリースインナーつなぎが暖かいのあるけど、重ね履きが大事やね。

小出ICで降りてR252に入り、道の駅「いりひろせ」で一休みする。
高速降りてからさらに雲が厚くなり、気温も9度と寒い

いろんな案山子(?)がお出迎え。
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施設は開店前だったけど、外の売店は営業していて焼き団子を買ってカロリーを補給する。
トイレに「施設内に熊出没、車内泊、テント泊禁止」の張り紙があって恐ろしい。

売店のおじさんが「この辺の紅葉は今日が一番の見頃だよ」と言っているけど、曇り空で紅葉も今一つ映えない。

缶コーヒーでカフェインを補給してから「河合継之助記念館」を目指す。

走り出してすぐに売店のおじさんの言葉に嘘偽りがなかったことが判明する。

右も左も、目に映る山のすべてが紅葉しているのだ。
心なしか雲も薄くなってきた。

走り出してすぐ、たまらずに脇道に入ってバイクを止める。
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止めた所が下り坂で、バックしようともがいて足を滑らせ、ステップに脛を強打する。かなり痛い。

再び国道に戻り田子倉湖が視界に入ったあたりから、その絶景度合いが更にいや増す。
高度も上がるにつれて、これまで見上げるようだった山々が目の前に迫ってくる。
息を呑んだり、声を上げるばかりで、まともに呼吸ができない。

時間の余裕がなかったこともあるけど、「少し曇っているし、自分の腕前では思うような写真は撮れそうにない」と冷静に考えて、景色を網膜に焼き付けることに集中して走る。

紅葉の極めつけは、明かりのないトンネルに入ったとき。

平衡感覚が怪しくなる暗闇のなか、井戸の底から空を見上げるようにぽっかりと浮かぶ出口が紅葉で覆われていて、山肌は近いのか遠いのか距離感が掴めない。

トンネルの出口を抜ける瞬間、紅葉した山にバイクごと飛び込むような錯覚に襲われる。

もちろん道は続いているのだけど、空に飛び出したような感覚が残ったままバイクを操る。

この景色と感動は一生忘れない、と思う。
今日、ツーリングに来てよかった。

紅葉を存分に堪能した後、最初の目的地、「河合継之助記念館」に到着する。
時間は9時50分、ほぼ予定通りだ。

国道わきの駐車場から。
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会津のマッターホルンと言われる蒲生岳が見える。

もう少し手前からの方が綺麗に見えてた。
晴れて紅葉も映えていただけに残念。よほど写真撮りに引き返そうかと考えた。

記念館入り口
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河合継之助についての詳細は省くけど、幕末の長岡藩の藩士で、長岡藩を新政府にも幕府にも与せず、中立的立場で局面を乗り切ろうとした人だ。
大学生の時に読んだ司馬遼太郎の「峠」という小説で知り、記念館があることを知ってからずっと来たかったのだ。

映画化もされていて、2021年に公開されるそうだけど、河合継之助役は役所広司。
役所広司は好きな役者だ、けど、継之助さんは享年42歳・・・・。
さすがに無理がないか? 

実物大のガトリング砲
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単発銃が主武器の中で、これは見た目からして威力がありそう。

ファンとして、司馬さんと同じ場所に立てる幸せ。
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継之助さんのお墓に向かう途中
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山奥の紅葉もいいけど、里の紅葉もいとおかし。

駐車場に戻ってきたのが11時。
このころはすっかり晴れ渡り、日向に置いといたバイクの気温計は20℃を示している。

前日に買っておいた菓子パンで空腹をごまかす。
そういや、コンビニはIC降りてすぐにセブンがあったきり。食料を持って

ハンドルカバーを取り外し、オーバーパンツもしまい、グローブも3シーズンに替えて秋装備で走り出す。
が、すぐに気温は15℃まで下がって、それなりに肌寒い。

しばし走って次の目的地、「せせらぎ荘」に到着する。
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駐車場は結構混んでいて、CB400SFの横にバイクを止める。

ここは、100%かけ流しの、「天然炭酸温泉(大黒湯)」と「玉梨温泉」の二つの温泉を楽しめる一粒で二度おいしい温泉施設なのだ。

浴場に入ると、自分を含めて3人しかいない。
小さい湯船の大黒湯は、浸かると鉄のにおいが鼻をツンとつく。ここまで鉄臭いお湯は初めて。しかも、体に細かい泡がまとわりつく。これが天然炭酸温泉か!
湯温もすこしぬるめで、いつまでも入っていたくなる。これは、いい湯だ。

隣の広い浴槽は玉梨温泉で、隅のパイプからゴボゴボと音を立てて温泉が噴き出している。
お湯は白濁して浴槽の底が見えない。
入ってみると熱い! かすかに硫黄臭がする。 しかし熱い。 こちらは長湯するのは自分は無理。
湯温が45度もあるのだから、熱くて当然だ。

源泉を飲むこともできる。
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紙コップで汲んで、一口含んでみるとシュワシュワと確かに炭酸水や。
しかし、鉄の臭いと味がきつく、舐めるくらいで十分。
「飲みすぎに注意」なんて張り紙には書いてあるけど、たしかに飲みすぎたら腹壊しそう。

空腹に耐えかねて、食堂で「せせらぎチャンポン」を頼む。
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このチャンポン、具沢山でおいしいのはいいけど、やたらとキャベツ、しかも芯の部分が多い。
バリバリと音をたてて咀嚼するけど、全然減っていかない。
途中で嫌になったけども、頑張って完食する。

外に出てみると、CB400SFのライダーさんも出発の準備をしていて、「いいバイクですね。」
と声を掛けられ、「カウルがあると寒くないですか?」と質問される。

自分よりも一回りくらい上に見えたけど、バイクは初心者なのかも。
初めて寒い季節にバイクに乗って、あまりの寒さに驚いたのかもしれない。

せせらぎ荘を出たら、あとは国道400号を南下して帰路につくのみ。
まだ13時だけど、自宅まで250キロ。先は長い。

いくつか集落を抜けながらも、ほとんど信号のない国道400号。
前を行く軽トラがやたらと遅いけど、紅葉を楽しみながらのんびり走る。

14時、せせらぎ荘を出て約1時間で道の駅「たじま」に到着。
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1200GSの横にバイクを止めると、GSのオーナーさんが
「お、新しいVストか。650?」と、話しかけてくる。

聞けばこのおじさん、先々代のVstrom1000を11年間乗り続け、「林道で立って走るとコケるから」と、憧れの1200GSに乗り換えたのだとか。
1200GSの林道での安定感は、Vstrom1000と比べて「全然違う」のだとか。

「Vstromは転ぶとウィンカーが折れるのよ。何回交換したことか」だって。

自分の父親とあまり年が変わらなさそうなこのおじさん、只者ではないわ。わが身を「ひよっこ」同然と感じたのであった。

「大先輩」と会話した後、露店の農産物販売を巡って今日の裏の目的、「干し柿用の渋柿」をゲットする。
渋柿を積み込むためにホムセン箱を取り付けたといっても過言ではないのだ。
他にも梨だのブドウだの、いろいろ買いこんだけど、余裕で積み込む。

陽も傾いてきたので、オーバーパンツを履き、ウィンターグローブをはめて出発。

国道400号、352号、121号と、標識が3つ縦に並ぶ珍しい光景を見ながら再び南下。
交通量は少し増えたけど、気持ちよく流れている。

塩原温泉に差し掛かると、紅葉が夕日に照らされて橙色に染まってる。
とても綺麗な景色なのに、写真に撮ると思ったように撮れてなくてがっかり。紅葉の写真は難しい。

ビジターセンターで絶景ポイントらしきものを発見し、戻るか迷うけども時間に余裕がなくてパス。
日帰りで500kmを越えるツーリングは、駆け足になってしまうのが残念だ。
「鍾乳洞と武具資料館」なんて看板もあったし。

「どぶろく」の旗に誘われてバイクを止める。
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新潟県まで行っておいて、なぜか益子の酒を買ってしまった。

ビジターセンターを抜けたから「湯の香しおばら」の手前まで渋滞が続いたけど、あとは順調に西那須野塩原ICに入る。

東北自動車道の下りは、3kmとか5km程度の渋滞というか少し詰まった個所はあったけど、おおむね快走。
東の空に満月が浮かんで明るく照らしてくれる。
気温は下がってくるけど朝ほどではなく、上半身は暑いくらい。

佐野SAで少し休んだ後、19時には飯能の自宅に到着したのであった。
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高速走行が多かったせいか、燃費はいつもより悪め。

今日の収穫
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甘味がないと子供たちから文句がでるからと買った柚餅子が思いのほか好評だった。
また買ってこよう。

どぶろくは麹がほとんどそのままま残っていて、ゆるいお粥みたい。
甘すぎず、とても美味しかった。

朝5時過ぎに出て、14時間で500km超のツーリング。
朝は寒かったけど、高速も含めてVstromは走っていて本当に楽しい、と改めて実感した。
でも、1日500キロだと、どうしても駆け足になってしまう。
自分は寄り道しまくって、1日300kmくらいがちょうどいいかも。

今回のルートはとても良かったし、寄れなかったところも沢山あるので、また新緑や同じ季節に行きたいものだ。
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鶴岡城と世界遺産を巡るツーリング [バイク]

こんにちは、久しぶりにブログを更新したchimamoです。

庭のツバキに大発生した「チャドクガ」の幼虫駆除で始まった9月の4連休。
連休3日目(といっても4日目は仕事だけど)、日本に二つしかないという五稜郭の一つ、鶴岡城を目指してツーリングに行ってきました。

5時15分に起床して、出発は朝6時。
気温は20度といくらか肌寒い。
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ロンTとTシャツの重ね着に、下はクールマックスのコンプレッションタイツ、その上に3シーズンジャケットと革パンという、初秋の装い。
久しぶりの1日ツーリングで胸を躍らせながら出発する。

「少し肌寒い」程度でも、走り続けているうちに、じわじわと体温が奪われ続ける。

国道254号をひた走り、すっかり体が冷え切った2時間後に富岡のセブンイレブンで最初の休憩。
ホットコーヒーとアンパンでエネルギーをチャージする。

10月からリニューアルオープン予定の荒船の湯を過ぎたあたりから高度が徐々に上がりだし、気温はじわじわと下がりだす。なんか雲も増えてきた。

この道、やたらと「荒船風穴まで○○km」という看板が目に付く。
「これくらいアピールしないと人が来ないのか。確かに地味そうだしな。」なんて考えている内に荒船風穴への分岐に着くけども躊躇なく通り過ぎる。

それなりに車は多くてペースは上がらないけど寒いので全然気にならない。何しろ気温は「16度」。
出発した時よりも寒い。
信州の初秋を舐めてたようだ。

佐久市に入ってからは、「コスモス街道」の名の通り道路沿いにコスモスがちょうど見ごろを迎えてる。
折角だし「まあ綺麗!」なんて言いたいところなんだけど、曇っているし寒いしで、全く心は動かず。

9時35分、本州に唯一の五稜郭、龍岡城に到着。
ほぼ予定通り。今回から中古で買ったiphoneSEにグーグルマップをダウンロードして、オフラインで使ってみたのだけど、なかなか快適。
龍岡城への交差点は特に地名表示もなく大いに助かった。

バイクを降りて、さっそく五稜郭のお濠端を歩いてみる。
そんなに大きな堀ではないけど、間近で見てみると、やたら角の多いお濠といったところ。何角形なのか、全然わからん。

4角形でも難しいだろうに、こんな複雑な形の堀を設計して作ってしまうのだから、昔の人って凄い! と、体が温まって心に余裕ができたのか感心してしまう。

敷地は小学校になってる。ここなら敵が攻めてきても安心?!
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当時の建物が、倉庫として現役なのが凄い!
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ただ、こんな辺鄙(失礼)なところにお城(といっても、天守閣とかの建物はない)を作って、意味があったんだろうか?
城としては規模も小さいし、実際のところ防御力は如何ほどだろうか? 
なんて疑問が湧いてくる。

資料館で得た知識では、藩主の松平乗謨(後の大給 恒)は学問に秀でた人で行動力あったようだから、防衛というより自分の得た知識を実践してみたかったのが本音でなかろうか、

せっかくなので見晴台まで行って、五稜郭を見下ろそうと思い、資料館の人に道順を聞いたら、「お車ですか? 道が荒れているので車高の低い車は厳しいですよ。」
と忠告を受ける。

まあ、大丈夫だろうと思って行ってみると、確かに道は荒れていて途中からダートで轍も場所によっては深い。
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急こう配のヘアピンカーブは浮石がある上に水が湧いて濡れていて林道初心者にはハードルが高い。

当然、道を楽しむ余裕なんてまるでなく「肩の力を抜け!、目線は遠く、曲がりたい方に顔と体を向ける!」とマントラのように唱えながらなんとか駐車場までたどり着く。

やっと着いた駐車場。 誰もおらず、「クマ出没注意」の看板にビビる。
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駐車場からは斜面を上がるごと100mくらい。
木々が多くて分かりづらいけど、なんとか五稜郭の形を確認する。
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きっと殿様もここから眺めたことだろう(多分)。

登りよりも下りの方が怖かったけど、無事に下ったあとは、も一度来た道を引き返して、新海三社神社へ。

道祖神がお出迎えしてくれる。きっと道路拡張とかで居場所がなくなってここに集められたのだろう。
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永正12年(1515年)建立という国の重文指定の三重塔は何とも趣があってよかった。
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大きな紅葉の木が生えていたから、もっと秋が深まってから来るのがよさそうだ。

この時点で12時前。
今日の二つ目の目的地、初谷温泉を目指してきた道を引き返す。

温泉への分岐は目立つ看板もなく(多分)、ナビがなければ通り過ぎていただろう。
「ナビってやっぱ便利!」と、温泉への期待が膨らむ。が、

なに、この看板?!
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「そんな・・・。昨日HP見たけど、そんなの書いてあったか?」
と、湯船でなく失意のどん底に頭の先まで沈み込む。

さあどうする、と思い浮かんだのが「荒船風穴」。
全く興味はなかったはずなのに、あのしつこい看板を何回も見たせいで潜在意識に刷り込まれてしまったようだ。
まるでサブリミナル効果を狙ったような看板である。

で、国道の分岐から山道を進むこと8キロ。途中に家族連れで賑わう神津牧場を通り抜けた先にやっとたどり着く。

世界遺産という割には何とも地味な入り口だ。

地面が泥地なのか、工事現場にあるような鉄板が敷き詰められている。
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雨の中来た日には、迷うことなくUターンするだろう。

しかも、ここから「急な坂道を下って15分」だと。つまり1kmくらい歩くらしい。ご丁寧に杖もいっぱい用意されているし。帰りは20分とのこと。
ここは登山道か?(休日はシャトルバスもある)

コースタイム15分のところを10分で降りた先にあった「荒船風穴」。

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詳細は省くけど、ここの風穴が蚕の卵の管理に使われて、絹糸の生産力が大幅にアップして日本の絹織物が世界を席巻して日本の近代工業化に多大な貢献をしたらしい。
とはいえ、平たく言えば自然の冷風を利用した冷蔵庫。
こんな山奥の施設が日本の近代化を支えたとは、なんとも牧歌的な時代だったんだなあと思ってしまった。
実際のところ、この荒船風穴は冷蔵庫が発明されたことで使命を終えたそうな。と、現地ガイドの人から教わる。

しかし、日本近代史における歴史的な意義は大きいのだろうけど、なんとも「地味」だ。
法隆寺とか、アンコールワットとかと同列に並べるのはさすがに無理があるだろう、と思いつつ風穴を後にする。

再び国道254に戻り、下仁田のこんにゃく観光センターで遅めの昼食をとった後、道の駅「しもにた」で家族からのリクエストのリンゴを探すが、果物が全く売ってない。
なんか、この辺は色彩に欠ける、なんて言ったら地元の人に怒られるだろうか。

新食感の蒟蒻ソフト(炭入りチョコレート味)
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勝手に「こんにゃくゼリー」みたいな食感を期待してたけど、なんかザラザラした舌ざわり。
うん、まあ、確かに新食感かもしれない。

道の駅を出たのが15時半くらい。予定よりも遅れているけど、あとは帰るだけ。
と、国道を避けて県道193号に入って快走したのもつかの間。大渋滞にはまってしまう。

「事故でも起きたか?!」と、子どもを連れて歩いていた女性に聞いてみたら、どうやら群馬サファリパークの入り口が近くて混んでるみたい。
仕方ないので少し道を戻ってから迂回して、県道46号に入る。
塩沢峠を越えて国道462号をかすめて県道71号で土坂トンネルをくぐって秩父に入れば、もう庭先に戻ったようなもの、なんて予定を立てていたけど甘かった。

県道46号は「幅員減少」の表示以降、一気に道幅が狭くなって場所によっては普通自動車とバイクでもすれ違えないようなところも。
はじめは、「奥武蔵グリーンラインみたい」と楽しんでたけど、どんどん高度が上がってガスも出始めて、いつになれば峠を越えるやらと不安を感じだす。
去年の台風19号の影響か、やたらと工事個所が多いし道も荒れている。鹿が道路から山に逃げていくのをみて、自然とスピードが落ちる。
それでも、初めのうちに何台か対向車がいたので「大丈夫、向こうに抜けられる」と、自分に言い聞かせて進む。

いくらか空が開けてきて、「もうすぐ峠のはず!」と、かなり心細くなったところで分岐を発見、そして
「県道46号 路面崩壊のため全面通行止め」の非常な看板。

「ここまできて、なんでや・・・。」

後になって撮っておけばよかったと思うけど、この時は写真を撮るような余裕はない。

再び失意のどん底に沈むも地図で確認したら、そのまま分岐を東にすすめば、県道71号から国道に降りられるではないか。
「よし、まだ大丈夫!」
と、気を取り直してさらに進む。

が、ついた分岐の先にも「路面崩壊、通行止め」の看板。

「やばい、どないしょ。」
と、マップルをみていると、なんと通行止めの看板の向こうから上がってくるワンボックス。

必死に手を振って止まってもらい、「この道、通り抜けられるんですか?」と期待を込めて聞いたら、
助手席のお姉さんが手を振り振り「ダメダメ」と、淡いで期待が打ち砕かれる。

今更下仁田まで引き返す気にもならないし、先行車がいるのだからと、地図もろくに見ずにワンボックスの後を追いかける。

分岐にあった標識では「東京方面」とあったから、まあ何とかなるだろう。

荒船風穴を出てすぐにガソリンを満タンにしといて良かったと心から思う。
こんなところでガス欠なんて考えただけでも恐ろしい。

走りながら、「なんか、さっきもこの景色見たような、、、。まさか迷ってないだろな?」
なんて不安を募らせながらも国道462号に出る。目の前には神流湖。日が暮れる前に国道に出られてよかったと心よりホッとする。

しかし、高速は大渋滞だし、国道254号も混んでいるにきまってる。

志賀坂峠も考えたけど、真っ暗な林道は嫌なので県道13号から44号を通って秩父を目指すことに。

秩父に入って最後の休憩。18時半くらい
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こうして、なんとか20時前には飯能の自宅に帰り着いたのでした。
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ここまで予定通りに進まなかったツーリングは久しぶりかも。
マイナーな道を走るときは下調べが大事だ!、と学んだのであった。

本日の走行距離:320キロ
平均燃費:27.5km/L
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東秩父まで花見ツーリング [バイク]

こんにちは、エントリーしていた「古河はなももマラソン」と「かすみがうらマラソン」の両方が中止となり、モチベーションが駄々下がりのchimamoです。

イベントの中止なんて世界中で起こっていて、自分の受けた(精神的)ダメージなんて、大したことないんですけどね。
でも、この大会のために1年間、トレーニングしてきた訳で、やっぱりショックですねえ。

で、気を取り直して、ぶらっと東秩父まで花見に行ってきました。

晴天の3連休最終日、6時に起床して、トーストとコーヒーを食べて7時に出発。
上は冬用ジャケット、下は厚手の山パンツ(ニープロテクター装着)にワークマンのイージスリフレクト。

走り出しは気温8°
上半身はともかく、下半身は腰回りが少し寒い。
イージスは表生地が薄くて、防寒性能は思った程でなかった。
レビューだと高評価なんだけど、自分が寒さに弱いだけなんだろうか・・・。
値段を考えれば文句はないのだけど、もうちょっと生地は厚手がいいなあ。

とはいえ、寒さを感じたのは始めだけ。徐々に気温も上がってくる。

交通量は少なめ。ガラガラを狙うなら5時か6時には出発だな。

小川町から県道11号、294号と進んで、約1時間で花桃の郷に到着。

展望台から
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展望台から駐車場に通る途中で
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駐車場わきで、等身大の人形(アニメキャラ、なのか?)で写真撮影をしている人たちがいて、少々驚く。
が、ちょうど自分も「あ、そこにバイク置いて、花をバックに写真撮りたいな。」と思ったので、行為としては、フレームにバイクを入れるか人形を入れるかの違いか、と妙に納得。
親近感は湧かなかったけど。

素敵な景色に好きなものを入れたくなる気持ちは同じ、かも。
アートモード使用
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素撮り
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晴天で気温も上がり、ジャケットを着ていると暑い。

それでも懲りずに撮る
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でも、走り出すとちょうどいい感じ。

花桃の郷を後にして、国道140号にでるも交通量が多い。
県道82号に入って快走する。

長瀞の岩畳の対岸あたりのお寺(法善寺)で枝垂桜が満開。
思わず足を止めてお参りする。
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さすがに厚くなって、ジャケットの下のパーカーを脱いでロンT一枚になる。

みちのえき「みなの」に立ち寄って、地酒やら味噌ポテトやらお土産を買う。
10時前だというのに、いつもより人が多い感じ。
みんな、電車を避けて車でお出かけしてるのか?


早めの昼食に、横瀬にある手打ちそばの店「まちだ」に10時半に到着。
開店は11時からなので、当然まだ暖簾は出てない。

待ち時間を使って、8番札所の西善寺にお参りする。

ご本尊は遠くてよく見えなかったけど、かなり由緒のある仏様のようだ。
しっかり拝んどく。

駐車場にて、武甲山をバックにお約束な写真(アートモード)
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まちだの開店にはまだ時間があったけど、主人の厚意で早めにお店に入れてもらう。
おばあさんとしばし歓談。コロナウィルスの話とか、孫の話とか。

梁がむき出しの店内。
太い梁は松で、細い(といっても十分に立派)方は、裏山の杉だとか。
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ご夫婦でやってます。
定年してからかれこれ20年だとか。
御年いくつだ?!
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天ざる到着!
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店先の畑で作った自家製のそばを、朝挽いて、ついさっき打ったばかりで、茹でたてのそば!
美味しくないはずがない!

天ぷらの衣は厚手でフンワリした食感。
久しぶりの食感。

ごちそうさまでした。

デザートに、あしがくぼでソフトクリームでも、と思ったけども、駐車場が車とバイクで溢れかえっているのを見てスルー。
山伏峠を越え、名栗を通って帰ったのでした。

今日は何台のバイクとすれ違い、何台のロードバイクを追い抜いたことだろう。
あと、やっぱりロードバイクも昼間もライトオンじゃないと危険だな。と思った。

街中での信号待ちは暑かった!

お昼過ぎには到着。
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寄り道しなきゃ、3時間もあれば帰ってこれるこのルート。車も少なくて楽しかった~。
桜が咲く頃にまた行こうかな。




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榛名山紅葉狩りツーリング(イージス360リフレクト レビュー) [バイク]

こんにちは、10月に首の左側を寝違えてから、未だに痛みが消えないchimamoです。
どうも長年使ってた枕が合わなくなったのが原因みたいなんだけど、困ったもんです。

さて、11月17日の土曜日、群馬方面にツーリングに行ってきました。
一番の目的は、真田一族を語るのに外せない岩櫃城なんだけど、折角なので榛名神社と榛名湖も巡って紅葉狩り。

5時半出発の予定だったけどウダウダしているうちに6時出発。
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その上、タイヤの空気圧のチェックを忘れた事に気づいて戻り、6時半くらいに再スタート。

今日の装備は、上はハイネックインナー、裏地付き薄手フリース、薄手ダウンジャケット、3シーズンジャケット。
下は、中厚手のモンベルパンツの上にワークマンのイージス360リフレクト デニム仕様だ。
オーバーパンツの耐寒テストのため、敢えてインナーは履かない。

出発時に7度だった気温は、小川あたりで5度まで下がる。

上半身は腕周り、下半身は足首と太もも辺りが寒い。膝周りはプロテクターのおかげで寒くない。

ダウンジャケットは身頃が潰れると保温性が下がるのか、腕周りや胸辺りが寒い。バイクのインナーには向いてないかも。
イージスの保温性は前評判で期待しすぎたかも。やっぱりインナーはしっかり着といたほうが良さそうだ。

高崎の前後あたりは「けっこう車の量が多い、今日って平日だっけ?!」
と思うくらいに車が多くてペースが上がらない。
やっぱり5時半には出発しとくべきだったと、今更ながらに後悔する。

想定よりも大幅に遅れたけれど、9時30分頃に榛名神社に到着。
ツーリングマップオススメの県道33号は、狭かったけど貸切状態でとても楽しかった。

神社に一番近い土産物屋の駐車場にとめさせてもらう。
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谷間の渓流を右手に見ながら登ってく。
見頃は過ぎたのかもしれないけど、イチョウと紅葉が色づいて綺麗。
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社殿が一部改修工事中だったけど、紅葉と奇岩の織り成す景観を楽しみながら参拝し、家族の健康をお祈りする。

神社を後にして榛名湖目指して登ってく。途中でローディーを追い抜く。
確かにここは自転車で走っても楽しそう。

湖をバックに。
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紅葉スポットを目指して榛名湖を一周。
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紅葉とバイクを綺麗に撮るのって、けっこう難しい。
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あと、スマホだといちいちロックを外したりとかでグローブを脱ぐ手間が面倒。
やっぱデジカメがいいかも。
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その後の岩櫃城へ向かう県道28号は、適度なワインディングが続く、なんとも快適な道。楽しかった~。
遠方より岩櫃山を望む。
紅葉は綺麗なんだけど、光が当たらないと写真映えしないな~。
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岩櫃城に到着。

真田一族に思いを馳せながら岩櫃城を攻める(笑)。
昌幸とか信繁もこの景色を見たのかな~、とか、この辺りを歩いたのかな~とか、想像を膨らますのがなんとも楽しい。

紅葉。肉眼ではとっても綺麗なんだけど、脳内補正がかかってるのかな? 写真では伝えられない。
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岩櫃城を堪能すれば、あとはカエルだけ、ではつまらないので、濁り湯という相間川温泉に立寄ることにする。

温泉に向かう途中に見つけた、牧野酒造の直売所に立寄る。
群馬で最古の酒蔵なんだとか。元禄時代から続いてるとか。
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左のお酒は酒蔵限定販売で最後の一本。右のはコンテストで入賞した一品。
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13時50分、寄り道を経て相間川温泉に到着。
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駐車場から建物に向かう途中、遺影を持った明らかに葬儀帰りの人々とすれ違う。
「え、ここ葬儀場?! 間違えた?!」なんて不安に思ったけど、やっぱり温泉だった。
あの人たちはなんだったのだろう。

受付で「バイクの方ですか~?、寒くなりましたね~。」と、とってもフレンドリーなお姉さんに料金を払う。

脱衣所に近づくにつれて強くなるボイラー室のような油の匂い。
露天風呂のお湯は茶色く濁っていて、舐めてみると塩辛い。

少し熱めのお湯はなんとも気持ちいい。
「あー、気持ちいい」と気持ちもほぐれるが、張り紙に「浸かるのは7分まで」と書いてあって、時計が気になって落ち着かない。

しかも、いつのまにか厚い雲が頭上を覆い出して雨が降り出してくる。
「嘘やろ?! カッパ持ってきてないんやけど。」
確かに、昼前から空模様が怪しくなってたけど、まさか降り出すとは・・・。
本降りにならないことを祈りながら、しっかりとお湯に浸かる。
やっぱりバイクにカッパは常備しといたほうがいいかも。

あんまり腹が減った気はしないけど、8時に高崎のコンビニで肉まんを食べたきり、何も口にしてない。
ここで遅めの昼食をとることにする。

食事を待つ間も、体はポカポカ。
パンフレットを読んでみたら、ボイラーの匂いかと思った油の匂いは温泉の成分らしい。
なんでも、微生物が閉じ込められた海水の微生物が由来(つまり石油?!)なんだって。
同じく群馬にある「白寿の湯」も茶色く濁ってるけど、ここまで塩辛くないし、匂いもきつくなかった。
ここの温泉の成分は相当濃いのかも。

お待ちかね、群馬のソウルフード(?) おっきりこみを頂く。
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温泉を後にして、渋柿を求めて道の駅に立ち寄るも収穫なし。
がっかりしてヘルメットを被ろうとすると、再び雨粒。

走り出すと雨足が強くなってくる。進行方向は晴れてるのに、頭上と背後には黒い雲が・・・。

雨に打たれつつ、前はつまってるので気分だけは必死に進む。

幸い高崎の手前で雨雲から逃げ切り、そのまま進む。

寄居あたりで完全に日が暮れて、R254の玉淀大橋北付近の渋滞に巻き込まれる。
「こんなことなら、少々迷っても円良田湖ルートを行くんだった」と後悔しても後の祭り。

しかしながら、ここの渋滞さえ抜ければあとは楽勝。

いい加減、疲れて血糖値の下がった脳みそに鞭打って先を急ぐ。
頭は疲れても、体はあんまり疲れないのがVstrom650のすごいところ。
なんだかんだと、道を楽しみながら走る。

気づけば18時を過ぎて、相間川温泉を出てから3時間ノンストップで走り続けてる。

「もう、ええかげん疲れた。」

と、あと少しながらも都幾川のローソンで休憩。
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気温も11度とけっこう寒い。

メッサ近くもいい感じ(?)で混んでるけど、なんとか乗り切ってゴール。

走行時間の割には距離が伸びてない。
やっぱ早朝ツーリングは5時台には出ないとダメだな~と、つくづく思ったのでした。
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今日の戦利品(お土産)
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イージス360 リフレクト(デニム仕様)パンツを買った [バイク]

こんにちは、中1の息子が「3か月前に買った26.5cmの運動靴が小さくなった」なんて言い出し、もはや足の大きさが1cmしか違わないchimamoです。
身長より先に足のサイズで抜かれそうです。

やっと暑さが和らぎ、朝晩が肌寒くなってきた今日この頃ですが、「イージス360°リフレクト(デニム仕様)パンツ」を買ってきました。

在庫がどの程度か分からないけど、MとLサイズは店頭になかった。
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「走る」が一番上に。これ履いてスキーしたら汗だくになりそう。
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スペックについてはカタログを参照してもらうとして、実際に店頭で手にとって試着してみた感想を今後のために記録に残しておきます。

イージス360°にはノーマル仕様(?)と、デニム仕様があって、お値段の差は1000円。

あんまり変わらないようなら、安い方を買おうと思って両方を比べてみる。
ノーマル仕様は、光沢のあるナイロン生地、対してデニム仕様は、TPUラミネートで「デニム柄」がプリントされている(?)分だけ厚手でしっかりしている印象。

実際に履いてみると、ノーマルがいかにもオーバーパンツな感じなのに対して、デニム仕様は割と普通なズボン、のように見えなくもない。
まあ、ツーリングしてる時に人目なんて気にしませんが?!

ただ、デニム仕様の方が、ウェストがアジャスターベルトで調節できたり、裾に補強が入っている上にマジックテープで調節できたりと何かと便利そうだったのも気に入って、デニム仕様に決定!
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前たてにもマジックテープが。これも防風対策か? 芸が細かい。
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マフラーに当たれば一発で溶けそうな(?)ヒートガードも付いてたし。

リフレクターはこんな感じ。
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面積は小さいけど、しっかり反射してる。

ちなみに、自分の体型は身長182cm、体重67kgのやせ型だけどマラソンやってて太ももとふくらはぎが太く、スリムフィットのズボンが履けないめんどくさい体型ですが、サイズは3Lを選択。

薄手の長ズボン(これもワークマン)の上に履いたのだけど、LLだと丈がやや短い上に、全体的にタイトで膝の曲げ伸ばしが窮屈だったので3Lにした。

当然ウェストは余り気味だけど、足回りが窮屈になるよりはマシ。

あと、膝の内側にニーガード収納用ポケットがあるのだけど、ポケットの横幅が狭い。帰ってからプロテクターを入れてみたけど、膝周りが窮屈になって使い物にならんかった。
この辺の細かい作り込みはまだまだですな。

ゴールドウィンとか、ラフアンドロードとかのバイク専用ウェアに比べると、生地の強度や細かい部分の作り込みとかは、まだまだ敵わないけど、この値段なら文句はない。
パットを標準で装備するとかして、プロテクション機能をもう少し重視してくれば、さらに良いのになあ、と、ジャケットを試着した後に思ったのでした。



合わせて買った防風ウォームパンツは、Lだと全体的に窮屈で丈もやや足りず、LLだと丈が少し余ってしまい、数cmだけ詰めてもらう。

一昨年に買ったマイクロウォームパンツは、同じLLなんだけどウェストはガバガバなのに丈はちょうど良かった。

ちと分かりにくいけど、丈を詰めた方がまだ長い。カタログではどちらも股下もウエストも同じなんだけど。
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ワークマンのパンツ類って、カタログ見ると股下はサイズに関係なく同じ長さなんだけど、実際にはかなり違うよな・・・。

新しい商品を買うなら、サイズ表を当てにせずに店頭で試着することをオススメします!
上着にしても、薄手のパーカーはLサイズでちょうどだったのに、フリースベストはLLでも窮屈だったしね・・・。

まあ、この値段、このクオリティで細かいことは気にしませんが!!
なにしろ防風ウォームパンツ、薄いのに暖かいし、防風を謳ってるのにストレッチで履き心地は最高だし。

イージスの防寒性能に関しては、寒くなってからレポートします(多分)。

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友を訪ねて 八ヶ岳縄文ツーリング [バイク]

こんにちは、先日8年物の炊飯器を買い換えたら、あまりに美味しくご飯が炊けるようになって、家族みんなで「美味しいね!」と感動しているchimamoです。
何万もする高級炊飯器でなく大して期待はしてなかったのですが、技術の進歩には驚くばかりです。
丸二日保温しても味がそれほど落ちないのは凄い!

閑話休題
9月22日の3連休中日、八ヶ岳山麓に引っ越して居を構えた友人の家までツーリングしてきました。
飯能の自宅を出発し、秩父経由で北上して麦草峠を越えて、帰りは甲府を経て雁坂トンネルを抜けて再び秩父から帰る下道ルートだ。

前日は5時起きでランニングした後、水木しげる展を見るべく宇都宮まで家族でドライブして、帰宅が21時を過ぎたのもなんのその、4時過ぎに起きて5時半に出発。
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今日の装備はというと、気温が低めということで上はインナー、ロンT、ウィンドブレーカー、3シーズンジャケット。下はランニング用防風ロングパンに革パン。
気温20度前後を想定した装備だ。

台風が近づいて、あまりアテにならない予報によると、だいたい夕方までは全域曇り。16時を過ぎると飯能あたりで天気が崩れるそうな。まあ、友人の新居にたどり着くまで雨が降らなければオッケーだ。

走り出してみると、雲が多いものの晴れてる。
「なんや、絶好のツーリング日和や!」と、進む国道299号は正丸トンネルまでほぼ貸切状態。
みんな荒天でお出かけを避けてるのか? 

正丸トンネルを抜けた途端に空が曇って、ガスが立ち込める。山一つ越えてこんなに天気が変わるとは思わなかった。

小鹿野町のコンビニで最初の休憩。大して疲れたはないけど、この先は長野県まで開いてる店はないはず。
思った以上に体が冷えていて、あんまんとホットコーヒーの美味しいこと。

志賀坂峠を越えて上野村を抜けて、ぶどう峠を目指すけどやっぱり交通量がほとんどない。
「今日って実は平日だった?!」と不安になるくらい。

峠を目指して上るにつれてガスが濃くなり、気温が下がってく。
寒さに耐え切れず、途中で止まってフリースを着込み、カッパの下を履き、雨対策に持ってきたハンドルカバーを付ける。

これで寒さは何とかなったけど、相変わらずなのがガス。
ほとんど視界が効かない中を峠を目指してユルユルと進む。

8時5分、ぶどう峠到着。展望は全く開けず。
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ちなみに、ぶどう峠は正式には「武道峠」らしい。昔は武芸者が通ったのだろうか?

「ここでこんな状態だったら、もっと標高の高い麦草峠はどうなってるんだ?!」
と不安に慄きながら峠を越えて長野県に入ると、瞬く間に霧が薄くなってくる。

視界さえクリアになればこっちのもの。
クネクネ道を楽しく下りながらあっという間に国道141号に出る。

松原湖を経て県道480号を走る頃には目の前に八ヶ岳のパノラマが広がる。
絶景ポイントを見つけ、写真をとるついでにカッパを脱ぎ、ハンドルカバーも外す。
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しばし進んで国道299号との合流地点のレストハウスふるさとで休憩。
きのこ汁(300円)が冷えた体にとても美味しかった!!
お店の人によると、昨日は天気が悪くてもっと寒かったとか!

麦草峠は展望が良いわけでもなく、そのままスルー。
下り途中の展望台で景色を楽しむ。
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峠を下ると、田園風景が広がる。
未舗装道路があると入りたくなるのがVstrom650の悲しい性(?)
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10時30分、今日の最初の目的地、尖石縄文考古館に到着。
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上野の国立博物館で出会い損ねた、縄文のビーナスにご対面。

ビーナスも良かったけど、妊婦でお腹を手で撫でてる土偶も印象的だった。
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妊婦さんがお腹を愛おしく撫でるのは何千年経っても変わらないんだなあと、ほっこり気分。

寄り道が過ぎて時間が足りなくなるのが我がツーリングの常。

入る予定だった縄文の湯をパスして目星を付けてた蕎麦屋さんに向かうも、いずれも激混み。

台風の影響か、風が強まってきた八ヶ岳エコーラインを楽しみつつ、予定より30分早く12時30分に友人宅に到着。

数年ぶりに会う友人は大学以来の長い付き合いだ。
夢を叶えて決して甘くはない現実に向き合う表情がカッコよかった!

ついつい話し込んでしまい、14時過ぎに家族総出で見送られて帰路に着く。

国道20号は、しばらくは快適に走る。そういえば、この道を通るのは10数年振りかも。
その頃にツーリングで立ち寄った蕎麦屋さんが、ずいぶん前に閉店したらしく、雑草だらけの敷地に「売り店舗」の看板が立っていたのは寂しかった。

徐々に雲が厚くなりながらも、雨の降る気配がないまま山梨県に突入。
交通量が増え、ペースが一気に落ちる。
「なんか体が火照ってる。さっきの寒さで風邪でもひいたか?」と思ったら、バイクの気温計は29度。
今日の装備の想定気温は20度前後、暑いはずだ。
予報では今日は寒くなると言ってたのに、その後気温は30度まで上昇する。

暑い中じりじりと国道20号を進み、やっとのことで国道140号にスイッチ。
当時はなかった西関東道路は有料と思ってパスしたら、合流地点で無料と分かり悔しい思いをする。
まあ、下道も空いてたし、10分くらしか違わないさと自分に言い聞かせる。

16時10分、「道の駅まきおか」に到着。
2時間以上走り続けた割には疲れてない。ホント、Vstrom650は疲れ知らずのバイクだわ。
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「そのバイク、あんたの?」とおじさんに話しかけられ、バイクに興味があるのかなと思ったら、「そこだとトラックが止められんから、移動してくれる?」だって!
もちろん素直に移動しました。

16時40分、我慢してたトイレを済まし、月見そばで腹を満たしたら出発。

ここから秩父まで70キロらしい。ということは飯能までは大体100キロか。
19時過ぎには辿り着けるかな? と、帰宅時間を見積る。

走り出してすぐに雨が振り出す。
雨雲レーダーでは何とも微妙な感じだけど、山の天気は変わりやすい。
雨を避けられそうな木陰で止まってカッパを着込む。

その後、本降りになった雨の中を進む。カッパ着といて良かった。
先に行ったカブの集団はカッパ来てなかったけど、そのまま進んだのか? と心配しつつ走る。

更に雨が激しくなり、このままではグローブがグッショリ濡れてしまう。
何とかしなければと考えていたら、「道の駅 みとみ」に屋根付きの駐輪場を発見。

誰もいないのをいいことに、駐輪場に横付けして雨を避け、屋根の下でハンドルカバーを装着。
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それにしても、ホムセン箱は容量は大きくて何でも入るし、防水だし、一度使ったら止められませんな。

雨が降らない雁坂トンネル(当たり前)は快適そのもの。「このまま秩父まで着けばいいのに」と思うも無理な相談。
トンネルを抜けると雨は更に強くなり、慎重なライン取りとブレーキングを心がけながら下る。
これはこれで結構楽しい。
気づけばそれなりのペースになってる。これもVstrom650の絶対的な安定性の成せる業やね。

二ノ瀬ダム辺りになると雨も止み、いいペースで秩父市を目指す。

日もすっかり暮れた秩父市街は交通量も少なくスムーズに通り抜ける。

18時15分、武甲温泉を過ぎた所のセブンイレブンで最後の休憩。
トイレを済まし、なんか買おうと思うけども、そんなに疲れてなくて欲しいものもなく、迷った挙句に帰ってから食べようと6Pチーズを買う。

ついでにフラッシュ撮影で、反射材の効果の確認。
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見栄えは良くないけど、安全には替えられません。

もう雨は降らないだろう、とカッパを脱いだのが運の尽き。ハンドルカバーを外さなかったのは天啓か?

走り出してじきに雨が振り出す。

徐々に雨が強まるものの、雨を避けて止まれるところがない。

正丸トンネルを抜ければ雨は止むかも、と思ったら甘かった。
行きとは逆で、飯能側に入って更に雨足が強くなる。

「こうなったら、オールウェザージャケットの性能試験や!」
と、雨に濡れる理由をこじつけて走り続けることにする。

ここで困ったのが、対向車のヘッドライト。
雨粒で覆われたシールドに対向車のヘッドライトが当たると、光線が乱反射して前が全然見えない!

前が見えなくなるタイミングは予測がつくので、危ないなと思ったらブレーキをかけてほとんど徐行運転するけど、怖いものは怖い。

万が一にも横断者がいても、まあ、気づかないだろう。
さだまさしの「償い(雨の日に車で人をはねてしまい、遺族に償いを続ける悲しい涙ちょちょ切れる名曲)」が脳内で再生される。冗談ではない。

幸い、しばらく進むと先行車に追いつく。
前に車がいることで、対向車のヘッドライトがある程度遮られるし、視界が効かなくなっても前のテールランプは見えるので、ルートをロストすることはない。まさに地獄に仏。闇夜を照らす観音様に思えた。

相変わらず容赦ない雨に、ジャケットの肘の辺りが湿り出す。
まあ、10年以上前に買ったジャケットに防水機能を求めるのが酷な話。むしろここまでよく持ったと褒めるべきだろう。
意外と革パンは善戦しているようで、膝周りしか濡れた感じがしない。

19時30分、無事に帰宅。
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玄関開けたら子供らが気づいて、「お土産は~?!」と群がってくる。
友人から貰った葡萄と信玄餅を渡したら、大喜びで立ち去っていく。
お前らはお土産を求めるイナゴか!?

ま、こうやって子供達と触れ合える(?)のも無事に帰宅できたからこそ。
晴天から始まり、ガスに巻かれて寒さに震え、強風にあおられたと思ったら暑さにやられ、最後は雨に降られるという、イベント(?)盛りだくさんのツーリングは無事に終了したのでした。
うーん、楽しかった。

本日の走行距離 359.3km
平均燃費    28.0km/l

帰宅後に確認したら、革パンは股周りや太ももは全然濡れてなかった。
信号で止まる回数が少なかったとは言え、シールドやトップカウルが雨よけとして大いに役立ったということだろう。

ハンドルカバーは内側までしっとりしてたけど、グローブが濡れることはなかった。
防水機能は謳ってなかった気がするので雨水が染み込むのは仕方ないとして、これだけ雨を避けられたら十分。雨の日に必須の装備が一つ増えた。

雨の中をガッツリ走るのが久しぶりだったけど、開き直ってしまえば結構楽しかった、と思う。
でも、日が暮れた後の雨天走行だけは勘弁な!(特攻野郎Aチームのコング風に)。

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V-Strom650にホムセン箱を取り付けた [バイク]

こんにちは、いつのまにか息子の靴のサイズが25.5cmと、自分と2cmしか変わらなくなって意味もなく焦っているchimamoです。
中学校ジャージの採寸したショップの人から「この子は大きくなりますよ~」と太鼓判を押されたので、自分のサイズを越える日も遠くなさそうです。

天気はいいけど風が強くて寒かった土曜日と変わって、風も穏やかになってツーリング日和となった日曜日、ホムセン箱を付けて初めてのツーリングに行ってきました。

こんな感じ。生活感、もとい手作り感のある旅バイクになった!
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ツーリングの内容は置いといて、ホムセン箱の取り付けについて記しときたいと思いマス。

バイクにトップケースをつけたいと思いつつ、台座の取り付けやら形状やら、資金面やらでなかなか実行に移れず、ホムセン箱を取りつけることにして構想1年。

ホームセンターであれこれ箱を物色した結果、45Lのバックル付きコンテナボックスに落ち着きました。
蓋の固定がしっかりしていたのが第一の理由。

ベルトを通すループは、ステンレスプレートとボルトを組み合わせて箱のサイドに左右2つずつ取り付け。

ループとなるプレートと材料のボルト、ナット類
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ループとして組んだところ。
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反対側から緩み防止機能つきのナットで固定した。

はみ出したボルトにはブチルテープを巻きつけて、荷物が傷つかないよう保護。
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実装の結果、左右4箇所のループではは不安定だったので、前後面それぞれ2箇所にカラビナをさらに追加。
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箱の加工は、模型工作用のドリル(直径1mm)で穴を開けたあと、ドライバーやら棒やすりやらを使ってグリグリと穴を拡大。
これが時間がかかって大変でした。

箱の固定方法は、バイクのキャリア形状によって変わるだろうから詳細は省くけども、ホームセンターで買った6mの荷締ベルトを使って固定。バックルが金属でしっかりしているので、緩む心配はなさそう。

これがプラスチックだとやはり不安だ。

あと、キャリアの上に直接ホムセン箱を置くと滑って安定しないので、ダイソーで買った厚めの滑り止めマットを敷いてます。
耐久性は低そうだけど、これで安定感がグッと上がる。

何度も試行錯誤を繰り返して、一時は諦めかけたけどもガッチリ固定することに成功する。
始めのうちは20分くらいかかってたけど、慣れてきたら10分で固定できるようになった。
何事も練習ですな。

他の工夫としては、視認性を上げるために、後面とサイドに反射材を貼り付け。これで特に夜間の安全性は上がってるはず。
昼間でも、なんとなく後ろの車が前より車間距離を開けてたような。

これは信号待ちの度に自分が振り向いて箱が緩んでないかユサユサと揺すってたせいかも知りませんが。

あと、そのままだと箱を開ける度に蓋の置き場所を考える必要があるので、蓋と本体に穴を明け、タイラップでつないで連結させる。
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小さなポケットがあれば便利かも、と、ダイソーで買ったクリアケースを両面テープで固定。
ついでに夜でも見えるようにと、これまたダイソーで買ったLEDライトを取り付けた。

オフ車用のフルフェイスヘルメットも余裕で格納
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で、一日使ってみての感想は、というと・・・

「もの凄い便利!」

空荷のときはヘルメットやグローブをしまっておけるし、土産物も収納を考えずに買えてしまう。
トップケースは一度つけたらやめられない、というのがよくわかった。

高速域でも問題なかったし、横風が吹いてもほとんど気にならなかったし。

さんざん揺すったけども、最後までベルトが緩むこともなかった。

これからはツーリングに行くときは必ず装着することになりそうです。


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