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秩父華厳の滝ツーリング [バイク]

こんにちは、こないだ小3の娘と一緒に歩いていて、「手をつなご」と言ったら拒否されたので、「じゃあ、お菓子あげない」と言ったら、「手をつなぐのとお菓子と何の関係があるの(怒×3)!!!」とマジギレされたchimamoです。
あまりにもその怒りっぷりがカミさんにそっくりで内心ビビってたのは内緒です。

さて、見事な秋晴れとなった11日の土曜日、秩父まで軽くツーリングに行ってきました。
レポートするほどの大層な内容でもないのが恐縮ですが。

朝7時すぎ、気温13℃の中を出発。 今日の目的地は、「秩父華厳の滝」
前回の日光ツーリングで華厳の滝に行きそびれたので、軽い(?)リベンジである。
最初は戸隠神社まで行こうかとか思ってたのだけど、急に14時に用事ができたので、近場に変更したのであった。

国道299はすでに結構な交通量ながらも、それなりに流れてる。
道脇の気温表示が12℃を示すころには、新調したばっかりのゴールドウィンのウィンターグローブをはめた指先が冷たくなってくる。気温1桁だと寒くて仕方なさそうだ。

これ以上寒くなると、ハンドルカバーの出番だな。

手も寒いけど、革パンの下に薄手の冬用タイツを履いた下半身がもっと寒い。

国道から県道11号にスイッチして長瀞を抜け、何度か道を間違えた後に華厳の滝に着いたのが9時前。

1車線の細いクネクネ道を上がった先にある駐車場には2台の車が止まってる。いずれも登山客の模様。
本家(?)の華厳の滝とは大違いの静けさだ。

滝に向かう入口で、いい感じに色づいた紅葉が出迎えてくれる。
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滝は、本家を見たことがないので、どの程度「本家」に似ているかわからないし、大きな滝でもないのだけど、雰囲気は十分。
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自分しかいない中、滝をぼんやりと眺めていると落ち着いた気持ちになってくる。

滝に別れを告げたあとは、さらに高度を上げて「天空の楽校」を目指す。

途中、いいかんじで銀杏の葉っぱが敷き詰められていて撮影タイム。
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楽校には予定よりも着くのが遅く、営業中だったのでコーヒーと豚角煮ちまきを頂く。

40年前に廃校になったとは言え、こんなところにまで小学校(分校)があったのだから驚くばかりだ。
昔は子供が多かったのね。そりゃその頃と比べれば少子化にもなるわな、と納得。

テラスから見える景色が素敵だ。
杉が多く、あんまり紅葉してないのが残念。
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校舎裏のイチョウは今が見頃。
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この時点で10時。遅くとも12時過ぎには帰宅できる。約束の時間には余裕だ。

相変わらず、1車線の細いクネクネ道を行くと、しばらくして2車線になって、とりあえず道は間違っていないようで安心する。

途中で再びいい景色を見つけてパシャリ。
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県道13号に出たところで、龍勢祭りで有名な椋神社の大鳥居と色づいた銀杏の木が目について立ち寄る。

バックにロケット(?)発射台が見える。
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以前はツーリングというと、ほとんど走るのがメインで、名所とかに立ち寄ってもチラッと見て立ち去っていたのだけど、最近は時間を気にしつつも、時が経つのを忘れて(矛盾)、じっくりと見て楽しんでしまう。

紅葉のグラデーションが素敵。自分の腕では写真で伝えるのが難しい。
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しばし散策したあとで出発するも、道の駅「龍勢会館」がオープンしていて思わず立ち寄る。

もう10年以上も前に、「龍勢会館で売ってる豆腐が、ものすごく美味しい」と聞いていて、ずっと心の片隅にあったのだ。
ここで立ち寄らずにいられようか、いや、いられない。

豆腐だけ買うつもりが、渋柿が飯能よりも安く売られており、迷わず買う。
タンクバックには入らないけど、サイドバックには多分入るだろう。
入りきらなければ、分ければいいのだ。

この時点で12時15分。
まあ、なんとか約束の時間には間に合う、はず。

気温は23℃まで上昇し、冬グローブだと暑くて仕方ない。

12℃だと寒くて、23℃だと暑くてつけてられないグローブって、使い勝手悪すぎないか?
やっぱりグリップヒーターなんだろうか? なんて思いながら走り出す。

皆野まで来たら、後はは来た道を引き返すだけだ。

途中、四萬部寺の紅葉がいい感じに色づいてたり、美味しいお蕎麦屋さんが開店直後で、誰も並んでいなかったりする誘惑を振り払う。

とはいえ、いい加減お腹もすいたので、寺坂棚田で一休み。

棚田と里山をバックに
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家で淹れたコーヒーと、行きがけに買った定峰まんじゅうとクリームどら焼きを楽しむ。
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国道299号は、前をダンプが走ってなので山伏峠を抜けて帰ろうとしたら、マスツーリングのグループに前後で挟まれてしまい、総勢20台位の集団で走る、という珍しい状態で飯能まで帰ったのでした。

13時過ぎに帰宅。
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燃費、あんまり良くないなあ。

約束には遅れずにすみました。

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Vstrom650で行く、初秋の日光ツーリング [バイク]

こんにちは、我が家に卓球台が来て以来、毎日の日課に「子供と卓球で勝負」が加わったchimamoです。

10月8日、三連休の最終日は、日光までツーリングしてきました。今回はバイクです。

5時45分に飯能の自宅を出発。

天気は曇りで、暑くも寒くもない。
こんなときは却ってインナーに迷うのだけど、革パンの下はワークマンの安い機能タイツ。
上は長袖シャツにゴアウィンドストッパーに冬用ジャケット(インナー抜き)。

圏央道から東北道に入り、ひたすら北上する。車は多めだけど流れはスムーズ。

V-strom650での高速走行は、パワーもあって追い越しも余裕だけど、ZZR1100のような暴力的とも言える加速感はない。
KLX250のような非力感はないのだけど、面白みには欠ける。
まあ、その分だけ飛ばす気にならなくて良いのかも。

大谷PAで一度休憩した後、日光宇都宮道路に入り、8時ちょうどに輪王寺第2駐車場に到着。

東照宮に向かうつもりが、輪王寺に着いてしまう。

現在修復工事中
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お参りするか迷ってたら、お寺の方が説明を始めて、
「東照宮だけでは勿体無い、輪王寺から見ていってください。」というので、素直に輪王寺から拝観することに。
ガイドツアーよろしく、お寺の方が引率して説明してくれるのでありがたい。

三仏堂は、外観こそ修復工事で見れないけど、中に入ることはできる。

ちょうど朝のご祈祷の時間で、お経を聞きながら3仏をお膝元で拝むことができた。
ご祈祷を後ろに聞きながら、間近(お膝元、というそうです)で3仏を見上げてると、涙が出そうになってしまった。

こちらの3仏、向かって右から千手観音、大日如来、馬頭観音で、家族を現していて、
右から「お父さん、お母さん、子供」なのだそう。
「やっぱり、家族の中心って、昔からお母さんなのね。」と納得。

短いツアー(?)の最後は、干支ごとのお守りの説明。
普通のお守りと違って、一生ものなのだとか。ここでしか買えない貴重なお守りで1個2000円。
うーむ、一生ものと考えれば安い?

本堂の外に出たあとは、今度は数珠の説明。
なんでも、数珠は念を込めて「念珠」となり、初めて魔除けとしての効果を発揮するのだとか。
これまた、干支ごとにあって、1個2000円。
ブレスレットタイプもあって、こちらは3000円也。

・・・最後にはかならず土産物屋に立ち寄る格安ツアーみたいだ。

気を取り直して日光東照宮に参拝。

三猿って、ちゃんと物語になっていたって、初めて知りました。

落ち込む猿に励ます友の猿。 友の大切さを教えているのだとか。
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初めて見る日光東照宮は、豪華絢爛。
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匠のテーマパークみたい。

しかし、ここでも「説明の後でお守りの宣伝」が。

やっぱり「ここでしか買えない」「一生もの」の殺し文句。

うーん、テレビショッピングか?!

いたるところにお守りとか開運グッズの販売所があるし・・・。

50年ごとに修理が必要だから、お金工面が大変なんだろう。ということにしておこう。

結局、宝物殿も含めて3時間も見て回って、出たのは11時過ぎ。
駐車場渋滞を横目で見ながら、今度は華厳の滝を目指していろは坂へ。

道はそれなりに流れてたけど、上がるにつれてガスが濃くなっていく・・・。
気温も14度と寒い。

明智平についてみれば、視界(ほとんど)ゼロ。
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晴れてれば男体山が見えてるはず
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「・・・これじゃあ、滝も見えないんじゃない?」

やっぱり、こないだの乗鞍ツーリングで運気は使い果たしたようだ。

このまま金精峠を通って沼田まで、とも思ってたのだけど、このガスと気温では辛いだけ。
東照宮で予定以上に時間かかったし。

ということで、華厳の滝は次回ということにする。

いろは坂を下る途中に立ち寄って写真を撮る。
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紅葉はぼちぼち始まりだした感じ。

来週になればもっと色づいてそう。もっと車も混んでるだろうけど。

いろは坂を下ったあとは、国道122号をひた走る。

道の駅「くろぼねやまびこ」で遅めの昼食
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もうちょっと先に、「特許取得」とか書いた蕎麦屋を発見。
次に来た時は、こっちにしておこう。

国道の次は、県道69号をひたすら南下。
郊外のほとんど直線の道、流れていて結構快適。行き帰り両方使うのは辛いけど、片道ならいいかな。

ミニストップで最後の休憩。「とろけるプリンパフェ」(スプーンの向きが逆だった)
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今日食べた中で、一番美味しかったかも。

最後は走りなれた県道30号で自宅に帰ったのでした。

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あんまり燃費が良くないのは、高速で飛ばし気味だったせいか?
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東北ツーリング2018 その3 [バイク]

こんにちは、こないだ誕生日だったのですが、最初におめでとうを言ってくれたのは、車の保険会社からのメールだったchimamoです。
あ、その後でカミさんも子供の祝ってくれましたよ。念のため。

だいぶ時間が過ぎてしまいましたが、東北ツーリング3日目です。

8/19(日)
6時過ぎに起床して、5色沼の散策ランに出発。

前夜に聞いた「5色沼の散策路って、この辺で一番熊の目撃情報が多いんだよね。」という、誰かの言葉が頭から離れない。
「熊出没につき注意」の看板にもの凄く説得力を感じる。
しかも東北地方のクマ被害って結構聞くし、関東のクマより凶暴そうだし。

早朝にも関わらず、散策してる人は結構いるのだけど、すこし奥に入ると誰もいない。
トレランには絶好のコースなんだけど、クマに遭っては洒落にならないので早めに切り上げる。

朝食後に見たTVの天気予報では、昼過ぎから宇都宮あたりで雨だとか。ま、しゃーない。

しかし、もう埼玉に帰るのか。
やっぱり中二日あったほうが、旅気分は盛り上がるなあ。といっても仕方ないけど。

8時30分、昨日一緒に飲んだYHの皆さんに見送られ、ライブカメラでは微妙な感じだった、磐梯吾妻スカイラインの浄土平を目指して出発!

裏磐梯YH。お世話になりました。また行きたいぞ。
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出発してすぐのレークラインは、前にも後ろにも車がおらず完全に貸切状態。
ほどほどのペースを保ちつつ、ワインディングを堪能する。

磐梯吾妻スカイラインに入り標高が上がるにつれてガスが濃くなり、視界はきくけど、景色は全然楽しめない。
「これでは、前回(2016年)と同じや、上もガスってたらどうしよ」なんて不安が募る。

浄土平まで上がってみると、雲は多めながらも周囲はしっかりと見渡せる。
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前回はこんなでした。
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目の前に山があれば登るのは当然。
渋るカミさんに、「上まで行ったら引き返すから」と心にも無いこと(?)を言って吾妻小富士を登る。

階段を上りきれば、正面も背面も絶景が広がる。
やっぱり登って良かった。
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「途中まで行って引き返そう」と、再び心にも無いことを言って、お釜をグルリと反時計回りに一周する。
登り口の反対側が、吾妻小富士の最高地点で、折り返してからが結構な急斜面で何度も足が滑る。
カミさん、転んでたし。

でもおかげでいい景色に出会えました。
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後でビジターセンターに行ったら、「山頂は時計回りに歩くのがオススメ」だって。

浄土平から先は行けないので、ここで引き返し、県道30号に入って下る。
途中に絶景ポイントを見つけたので、バイクを止めて撮影会。

吾妻小富士をバックに
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走ってるみたい?! アウトライダーっぽい。
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この時点で、だいたい11時頃。後は二本松ICから高速に乗って帰るだけ、ではつまらない。
どうせ渋滞も雨も避けられないなら、せめて温泉に入りたいな~なんて思って、「土湯温泉、寄ってかない?」とカミさんに提案するけど

「ダメ!絶対!!」と却下される。

30号を下った後で、道の駅「土湯」では地鶏の親子丼と蕎麦のセットを頂く。
東北の蕎麦はどこで食べても美味しいぞ。

出発前にバイクの横で地図を見てたら、先ほど話しかけてきたライダーさんが「当たったから」と、自分らに缶コーヒーをくれる。
ライダーさんの手に缶コーヒーが1本。自分とカミさんにも1本。いや、当たったにしても計算合わないんですけど。

1本はホントに当たったとしても、もう1本はわざわざ買ってくれたのか?
自分はこんなこと、絶対できないなあ、と良くわからんけど敗北感(?)を感じたのであった。

一休みした後は、国道459号をひた走って二本松ICまで。

この道が最高!
山あいの田園風景がずーっと続くのだ。ツーリングマップルでオススメコースになってたのも納得。
景色を楽しみながら、後続車がいないのをいいことにゆっくり走ったけど、あっというまにICに着いてしまった。

高速道路に乗ってからは、ひたすら南下するのみ。

道はまだ渋滞もなく、至ってスムーズに流れてる。
しかし、ここでトラブル発生。

追い越し車線から走行車線に入る際、ここぞとばかりに加速したら右の太ももに何やら当たる感触。

「?? 何か落ちてきた?」
と、股ぐらを探ってみると、なんと加速の勢いでツーリングマップルがタンクバッグのマップケースから落っこちてる!

「やばい!!」

これを万が一にでも落としたら、後ろを走るカミさんに直撃?! もしくは避けようとして転倒?!
今回のツーリングで最大のピンチである。

どうやら不安定ながらもマップルは股ぐらに収まってるので、無理にマップケースに戻そうとせず、左手で抑えてひたすら安全運転に徹する。

最寄りのPA(鏡石PA)に着いた時はホッとした~。

PAについてみると、辺りはびしょ濡れ。隣のライダーさんはカッパ着てるし。
どうやら、直前に強めの雨が降ったみたい。

「雨に遭わなくて良かった~」とホッとしたのも束の間。

自分たちが出ようとヘルメットを被った直後、空が曇りだして雨がポツリポツリ。

この暑さの中、カッパを着て蒸れて汗かくのと、雨に濡れるのと天秤にかけるけど、最近の雨は半端ない。
仕方なくカッパを着て走り出す。

走り出した途端に、雨が降り出してくる。

しばらく降ったり止んだりが続くけど、那須あたりの渋滞につかまった時に豪雨が。
ジャケットの上にカッパ着てるのに、それでも雨粒が痛いくらい。
当然ながら前なんて全然見えない。

「渋滞してて良かった~」なんて思ったの、初めてかも。

その後、雨は上がり温度は上昇するけど、交通量も増えて渋滞がちとなる。

しかし、暑いことは暑いのだけど、思ったよりも蒸れない。
買って10年以上経つけど、モンベルのゴアカッパの透湿性は発揮されているようだ。

大規模SAは軒並み入口から混雑が始まってる中、すんなりと矢板北PAに入って休憩。
カッパを脱ぐ。

V-Strom650、どんなシーンでも快適、というより楽しいぞ。
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ここから先が、本当の渋滞だった。

16時を過ぎているというのに、佐野藤岡あたりは温度計が40度を越える。

すり抜けを試みるも、かみさんが苦手で、却って疲れそうなので断念。
無理してコケたら意味ないし。

圏央道に入って、菖蒲PAに着いた時はホッとした~。
夕飯のカツカレーを食す。

振り返れば、通ってきた道の上に怪しい雲。そして稲光。
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スマホで確認すれば、大雨。

福島で温泉に入ってたら、今頃あの雲の下にいたな・・・・。
かーちゃん、ナイス判断。

19時46分、無事に飯能の自宅に到着!!
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予定外の大雨と渋滞で1日減ったけど、充実したツーリングでした。


あ、でも、やっぱり3泊4日のほうがよかったな~。

来年は長男が中学に上がるし、夫婦ツーは果たしていけるのか?!


本日の走行距離:341.7km
燃費:28km/l(くらい)
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東北ツーリング2018 その2 [バイク]

こんにちは、日曜日に庭の草むしりを1時間やったら、翌日は結構な腰痛になってしまい、一日中「あうっ」とか「おうっ」とか、オットセイみたいなうめき声をあげてたchimamoです。
やっぱり草むしりは雨降った後がいいですね。


時間が経つにつれて細部を忘れそうになりますが、東北ツーリング二日目です。

ツーリング初日は、宿にあった漫画「部長 島耕作」を読んだあと、さっさと床に付き、翌朝は6時前に起床。
宿の主人オススメの「潟沼」目指してご当地ランニング。

鳴子温泉の中心部を抜けて、道案内に導かれてひたすら坂道を登ってすこし下った先にある「潟沼」。
木々の間から少しずつ姿を見せる、エメラルドグリーン(?)の湖。
これは凄い!

充電コードを忘れ、バッテリー切れを心配しながらガラホのカメラで写真を撮る、が、やたらと虫が寄ってくる。

と、ガラホを構えていたら、ふくらはぎに鋭い痛み。
見てみると、アブが張り付いてる。
飛び回ってるの、全部アブか!!

人気のない早朝に、ランパン、ランシャツで汗まみれのランナーなんて、アブからすれば格好のご馳走に違いない。

一瞬止まっては写真を取り、再び走る、をひたすら繰り返す。
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蔵王のお釜と同じく、火山の噴火によってできたカルデラ湖ときいたけど、溶岩による堰止湖の説もあるのだとか。
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いずれにせよ、この景色は一見の価値アリ!

あんまり観光地化されてないのも良い(貸しボートあったけど)。

湖畔は歩道が整備されていて、1周することができる。
対岸は木が鬱蒼と茂り、地熱が高いのか道が苔むしている。

芝生の上を走ることはあっても、苔の上を走るのは初めての体験。なんか、しっとりした上質な絨毯の上を走っているみたいで気持ちよかったです。

宿に戻り、風呂入ってご飯食べたあとは出発。

走り出してすぐ鳴子峡に到着。
遊歩道をずーっと下った先にある渓谷の景色は、「ここまで降りてきて良かった~」と思わせるものでした。
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紅葉の季節の鳴子峡を見てみたいと切に思ったけど、渋滞がすごそう。

赤とんぼが飛んでいて、秋の訪れを感じる
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鳴子峡を後にして向かった先は、これまたすぐ近くの「封人の家」(看板見落として、途中で引き返したけど)。
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なんでも、松尾芭蕉がこの家に泊まって、かの有名(?)な句
「蚤虱馬の尿する枕もと」

を詠んだそうで。

松尾芭蕉って、ある意味ではツーリングとか旅行を趣味にする人の大先輩だよね。

この封人の家の受付と説明をしてくれる中鉢さんがとても面白い人で、東北弁を織り交ぜつつ、色々説明してくれる。
途中から他のお客さんの対応におわれてたけど、1時間くらい、いや、酒を酌み交わしながら、もっと長い時間かけて話を聞きたかったなあ。

自分たちだけでなく、後からきたお客さんにも気を配り、相手に合わせて話を盛り上げる姿がプロでした。
当初は興味なかったけど、中鉢さんオススメの分水嶺にも足を運ぶ。

ここで川の流れが太平洋と日本海に別れるって、なんとも不思議な気分。
ここで別れた水たちが再び再開することってあるんだろうか?
途中で蒸発して、雲になって適当な(?)ところで合流したりするのかな?
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封人の家の駐車場を出たのが11時すぎ。
今日の宿屋は裏磐梯ユースホステル。まだまだ先である。

といいつつ、芭蕉の道をたどろうと、山刀伐峠(なたぎりとうげ)をトンネルを避けて旧道をゆくことに。

上りは舗装こそされてるけど、落石、落枝ありで1車線あるかないかのクネクネ急勾配の道。
途中、軽トラとすれ違ったけど比較的真っ直ぐで幅の広めのところで良かった。

それでも、車道の他に遊歩道も整備されていて、「こんな鬱蒼とした山道を芭蕉は歩いたのか。こりゃ山賊もでるわな。」と、史跡をめぐるよりも、芭蕉翁が歩いた当時を偲ぶことができて楽しかった。

峠を抜けて、スイカ直売所を横目にみつつ県道28号を進み、国道347号に入って南下。

やたらと蕎麦屋の看板が増えてきて、目移りして仕方ない。

12時も回って「そろそろ昼飯を」と思ったころに、ちょうど「手打ちそば」の看板。
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川の駅「はやぶさ」(スズキファンが喜びそう)

頼んだのは、はやぶさそば。
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浅い器に薬味がのってて(写真では切れてるけど)、ここに直接つゆを入れて頂きます。

太めでしっかりしたおそば。
ごちそうさまでした。

さらに嬉しかったのが
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「スイカの食べ放題」

走りながらスイカの直売所を見るたびに「スイカ食べたい~」と叫びつつ、半ば諦めてたのでこれは嬉しかった!!

お店の真ん中のテーブルに、スイカがどーんと置いてあって、「まさか?!」と思ったら、お店の人が「好きなだけ食べてくださいね」だって!!

とーっても美味しかったです。

食事のあとはルート検討。
当初の(自分の)予定では、このまま下道を突き進むつもりだったけど、このペースでは夕方までに米沢に着けそうにない。

ということで、東根から東北中央自動車道、結構交通量が多くて渋滞気味だった国道13号を通り、米沢南陽自動車道路を通って米沢市街地へ。

高速道路って、風情がなくて楽しめないと思ったけど、高い視点から田園風景を眺められて、これはこれで良かった、かも。ガラガラで快適だったし。

予定通り、15時過ぎには米沢市内に到着。
前々回の東北ツーリングで行きそびれた、「米沢市上杉博物館」へ。
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カミさんはここで世に有名な(?)直江兼続が家康に送って激怒させたという「直江状」の写本を買ってご満悦。

自分は、前回食べそびれた「うこぎソフト」を食す。
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うごきの味は、「?」だったけど、普通に美味しいソフトクリームでした。

それぞれが満足(?)した後は、いい感じに日が暮れだし、裏磐梯ユースを目指して県道2号線をひた走る。

途中の白布温泉の宿がいい感じで、「この辺の宿に泊まるのも楽しそうだなー」
なんて横目で見ながら通り過ぎる。
ま、完全に予算オーバーだろうけどね。

西吾妻スカイバレーに入った辺りから、どんどんと気温は下がり、視界も悪くなる。
行く手の磐梯山辺りに黒い雲がかかってるな~、と、嫌な予感はしてた。
朝の天気予報でも、猪苗代辺りは天気が不安定で突然の雷雨に注意、なんて言ってたし。

雨にならないことを祈りつつ、道を上がっていく。

前を行く車が道を譲ってくれ、気持ちよくコーナーをクリアしてると、徐々に増え出す猿の姿。

そしてついに、コーナーを抜けた先にニホンザルの群れが道いっぱいにくつろいでる!

ノミ取りしているのもいれば、風呂上がりのオヤジみたいに股を広げて寝っ転がってる奴とか。

なんか、家族(一族)の団欒をみた感じだった。

とはいえ、道を塞がれては通れないので、ゆっくり近づくと「キキッ」とか鳴きながら渋々道を譲ってくれるお猿さん。

少し宿に遅れそうだったので、展望台で泊まって連絡。
なんにも見えん。 前もこんな感じだったし、磐梯山と相性悪いのか?
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結局、霧もすこし晴れ、雨に降られることもなく、18時5分、裏磐梯ユースホステルに到着。

宿について聞いたのだけど、ユース近辺では昼ごろに土砂降りがあったとか。
いやーその雨に巻き込まれなくて良かった。

風呂入ってから夕食! 当然、ビールと日本酒で乾杯!!
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美味しい夕食のあとは、いまやユースでも珍しくなったという、お客さん同士の交流会。

ペアレントさんが用意してくれた(らしい)お酒を楽しみつつ、初対面なのにすっかり打ち解けたバイク乗りのお客さんたちとの会話で、23時まで盛り上がったのでした。
いやー、楽しい宴だったな~。

さっきまで見知らぬ他人だった人と、同じ宿という縁で打ち解けて楽しむ時間。
これってユースホステルの醍醐味でしょ!!

本日の走行距離:208.8km
     燃費:27.1km/l

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東北ツーリング2018 その1 [バイク]

こんにちは、自分は誕生日が8月なのですが、カミさんからプレゼントに何が欲しいか聞かれたので、「5万円の腕時計が欲しい」と言ったら却下され、1万円の腕時計がプレゼントになったchimamoです。
まあ、時計なんて時間が分かればいいんですよ。

さて、恒例となっている夏の東北ツーリングですが、本来なら10日(金)の夜に出発して八幡平を目指すはずでした。
しかし、夕方頃から宇都宮近辺で降り出した、ニュースになるくらいの大雨に加えて、早くも渋滞が久喜JCTや東北道で渋滞まで発生する事態に。その上、とどめとばかりに埼玉北部で「竜巻注意報」。

「もう少し待てば、雨も渋滞も和らぐかも」と、出発時間をズルズルと伸ばすも、一向に降り止まない雨と増え続ける渋滞。
そのうちに夜も明けてしまい、「こりゃ八幡平まで行くのは諦めよう・・・。」と、まさかの出発延期に。

土曜日の晩も空模様は怪しいけど渋滞はない様子。
日付変わって日曜日の1時過ぎ、カッパを着て飯能を出発!

前日と違って高速道路は快適そのもの。菖蒲PAでトイレ休憩だけ取って再び走る。

Vstrom650は去年までのKLX250に比べると、当然ながら高速走行は安定しているけど、100km/h前後で巡航する分には、そんなに違いはない。それなりに風は受けるし、音もする。
むしろ、KLX250の性能が高い、と言うべきかも。特にメーターバイザー。

でも、ガソリン残量を気にしなくて走れるのが、とても精神的に楽、というか緊張感がなくて眠気の一因になるくらい。
これは贅沢な悩みですな。

ところどころで雨に降られるけど、長くは続かない。
雨のおかげで気温も下がるけど、カッパ着てるから寒くない、それなりに快適な状態で進む。

3:15 上河内SAに到着。腹が減ったので中途半端な時間ながらカツ丼を食す。去年に比べてあまり眠くない。やっぱりVstrom650の方が疲労は少ない? 前日しっかり休んだのが大きいか。
食事のあと、5分ほどテーブルに突っ伏す。

5:33 すっかり夜も明けてから安積PAに到着。
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ここまで渋滞も全くなく、快適そのもの。カッパを脱いで代わりにインナーを着込む。

明るくなるにつれて交通量も増えてくる。
やたらと飛ばす車は少ないかわりに、追い越し車線をずっと走り続ける車が多い。
追い越し車線のほうが流れが悪くなって、走行車線の車に抜かれることもしばしば。

8:00 菅生PAに到着。暑くなってきたのでインナーも脱ぐ。
朝ごはんに食べた、地粉を使ったざる蕎麦が美味しかった。最近のSAのご飯は美味しいなあ。

当初の予定では、このまま高速で北上し、今日の宿泊地、鳴子温泉に早めに到着して近辺を楽しむつもりだったのだけど、ちと早すぎる。
いい加減、高速も飽きてきたし。

折角だから次のICで下りて、下道を走ることをカミさんに提案すると、「じゃあ、仙台市に寄りたい。」と。
調べてみれば、仙台宮城ICで下りて青葉山公園まで20分くらい。

自分も「伊達政宗の銅像見たい!」と、瞬速で話はまとまる。
伊達政宗の鎧が展示されてる博物館も開館時間が9時からと、今から目指してちょうどいい。

しかし、このブログ書いてて気づいたけど、菅生PAについてから出発するまで1時間くらいかかってる。
食事とって、トイレ行って、コーヒー飲んで、ガソリン入れて、と、それなりに色々やってるけど、こんなに時間かかってるとは思わなかった。
休憩時間って、走っている時に比べて早く時間が過ぎるようだ。

9:30 仙台市博物館に到着。空模様が怪しくなってきたけど、駐輪場が屋根付きでホッとする。
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まずは博物館に入って、政宗公の鎧とご対面! 常設展示かと思ったら、年に60日程度しか公開されておらず、ちょうど展示期間だった!
狙った訳でもないのに、なんてラッキーなんだ!

2時間くらいかけてじっくりと見学する。帰り際にもう一度政宗公の鎧を瞼に焼き付ける。

博物館の裏には、初代の政宗公の胸像(本当は全身像だったけど、戦争の物資供出で持ってかれたらしい)とご対面。

大きさは現役(?)の銅像と同じらしく、大きくて凛々しいお顔である。
着ている鎧が博物館で見たのと同じだ~、と、本物を見た直後だけに嬉しい。
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青葉城跡まで上がって、現役の政宗公(の銅像)とご対面。
勝手なイメージで、町のど真ん中にあるのかと思ったけど、山の上にあったのね。
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伊達政宗がこの城を築いた時は、まだまだ戦国真っ只中。
時代が進むにつれて、二の城、三の城は開けた場所に作られていくのだけど、それだけ時代が平和になっていったということか。 
勝手に想像を膨らますのも、歴史の楽しみだ。

駐輪場に戻った頃には、お昼どころか13時過ぎとなり、いい加減お腹も空いた。しかし、街中で食事するだけの時間の余裕はない。
菅生PAで買った芋ようかんと麦茶で糖分と水分を補給して出発する。

「そういや、伊坂幸太郎のゴールデンスランバーって、仙台が舞台だっけ?」なんて考えながら市街地を抜ける。

市街地を抜ける県道254号は片側3車線のだだっ広い幹線道路で、郊外の住宅地のお洒落なこと。
緑は多くて適度にアップダウンもあるし、ランニングは最適だな。

県道を抜けたあとは、国道457号を北上して鳴子温泉を目指す。左右に青々とした田んぼが広がる中、景色はいいんだけど交通量は多め、そして暑い。

やたらと渋滞している箇所があって、工事かと思ったらバイクが追突事故を起こしてた。
ライダーは大丈夫そうだったけど、車のバンパーは結構凹んでた。
バイクはフロントフォークは逝ってるかも。

いい加減疲れてきたところだったので、気を引き締めて走る。

15:00 ファミリーマートで遅い昼食を買う。客が入ると流れるメロディーを聞くたびに、「生まれたてのさだまさし~♪」を口ずさみそうになる、というか歌ってたかも。

走行距離が400キロ近くになり、航続可能距離が100km辺りになったところで、今回初めての給油。
396km走って、入ったガソリンは13.8L。あと6Lは残ってる。
メーターの燃費計で28.2km/l、満タン法で計算すると28.8km/l。
いずれにせよ、リザーブ分が2Lを除いて500km走れるってことか。すごいぞVstrom650!
高速メインだったから、もっと燃費は伸びるかと思ったけど、あんまり変わらなかった。

そろそろ日が傾きだした中、国道47号をしばらく進んで見えてきた鳴子温泉の案内。

16:10 本日の宿、ホテルたきしまに到着~!
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今回の宿の手配は全部カミさん任せで、宿の外観を見るのはこれが初めて。

宿の印象を一言で表すなら、「ザ・昭和」。
確かに民宿ではない、ホテルだ。子供の頃にタイムスリップしたみたい。
こういう宿、好きです。

建物は古いけど、掃除は行き届いていて快適。

部屋は当然畳。
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窓を開ければ、最上川が見えるリバービュー。
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食事の前にひと風呂(当然ながら源泉かけ流し、熱すぎずぬるすぎずの絶妙なお湯)浴びてビール飲む。
なんて幸せな時間なんでしょ。

晩ご飯も美味しかったです。

結構魚介類が多くて、「山の中なのに?」と思ったけど、海も結構近いよね。
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やっぱ東北のお米って美味しいわ。

夕食後、宿の主人オススメの「薬湯」に入る。
入るにあたっての手順をいろいろ教わるのって初めてかも。

「薬湯」は狭いので、交代制。
自分が行った時は「入浴中」の札がかかってたので待っていたら、主人が来て「あと5分待って」と。
「どういうこと?!」と思ったら、温泉たまごを作っているのだとか。
それで首からタイマーをかけてたのね。

階段を下りた先にある薬湯は、ともかく蒸し暑い。壁からパイプが突き出て、熱気が吹き出てる。

撮影を試みるも、瞬時に曇る
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湯船に近づいてしゃがむと、熱気はそれほどでもない、が、かけ湯すると熱い! 
「お酒飲んでるけど、大丈夫かな? ちょっとならいいよね。」
と、覚悟を決めて両足をいれる、熱いけど耐えられないほどではない。と思っているうちに酒の酔いが消え去ってるではないか。
「え、どういうこと?!」と驚くが、気のせいではない。
さっきまでのホロ酔い加減が完全に消えている、というか抜けさってる。
あんまりお酒のんで風呂入ることって少ないけど、温泉入ったからって、普通は酒は抜けないよな。

お湯は、無色透明だけどトロっとした感じがこれまで入った温泉のどこよりも強い。
肌に絡むと、ツルツルを通り越してヌルヌルする。

ご主人から、「湯あたりしやすい人は10秒、そうでないなら5分から10分」と言われて、カミさんは10秒数えて上がる。
自分は半身浴と全身浴を繰り返して3分くらいか。5分なんて無理。

脱衣所に戻ってタオルで体を拭くけども、後から後から汗が吹き出てくる。
薬湯に入る前、Tシャツ姿の自分達に、「汗かくから、浴衣にしとけばいいのに」とアドバイスをもらった訳が今更ながら納得。

廊下に出て、巨大扇風機の風に当たって一息ついてると、なんか体の疲れが汗と一緒に流れ落ちてるような爽快感。こんな体験は初めて。

「温泉って、結構入ってきたつもりだけど、こんな凄い温泉があったのね。」としみじみ温泉道の奥深さを思い知った鳴子の夜なのでした。

本日の走行距離:427.4km
燃費(メーター表示):28.3km/l


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V-strom650で行く酷暑の中の酷道(国道)299ツーリング [バイク]

こんにちは、ズボンのチャックが開いてることにトイレで気づいた時、以前は「いつから開いてたんだ!? 恥ずかし~」とうろたえてましたが、最近は「まあいいか、誰も気づかないだろうし」と、心が広く(図太く)なったchimamoです。

さて、先日の日曜日に国道299号をひたすら走るというツーリングをしてきました。

8月に行われる、ロードバイクで国道299号を走って麦草峠を目指すというイベントの下見です。
今回はオートバイですが(小声)。

麦草峠まで行くと帰りが大変なので、十石峠を下った辺りで引き返し、午前中には帰ってくるのが今日の予定。

まだ5時半だというのに、気温はすでに27度。間違いなく暑くなりそうな夏空の下をスタート!
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まだこの時間は車も少なく、快適にバイクを走らせて秩父市内を抜けた先のコンビニでアンパンとコーヒーの朝食。
朝ランでは何も食べずに2時間走っても平気なのに、バイクだと辛かった!
自転車とかランよりも集中力を要するから、糖分を余計に必要とするのかも。

志賀坂峠(トンネル)は、ロードバイクでは何度か下ってるけど、秩父側から登るのはバイクでも10数年ぶり。景色は結構忘れてる。
「こんなに狭かったっけ?!」と驚きながら細いクネクネ道を進む。

峠を下りきった先のT字路から先は見覚えのある景色。広い2車線を快適に進む。楽しい~!

県道124号との分岐に現れる迂回を示す看板。
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「R299の通行止めの表示ないし、もしかして行ける?」
と逡巡しているうちに、数台のバイクがまっすぐ進んでいく。

とりあえず行けるとこまで、と、まっすぐ進む。が、県道45号との分岐のところで大きな看板。
今度はしっかりと「長野方面の通り抜け不可」と書いてある。
先に進んだバイクは県道45号に消えていった・・・。

潔く諦めて引き返し、県道124号の迂回路に入る。

矢弓沢林道は狭く、勾配もキツくかなりハードだ。

しかし、Vstrom650、こんな酷道こそ性能を発揮してくれる。
切り返しが楽だからタイトなカーブも平気だし、サスがよく効いて路面の凸凹も気にならない。
少々の砂利が浮いていても、トラコンがあるから気分的に全然楽だ。

「いつになったらこの林道は終わるんだ?!」と不安を感じ始めたところで、見覚えのある展望台が。

「あれ? 十石峠についた。」
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いつの間にか林道から国道299に入ってたみたい。国道になっても道の感じは全く変わらないのね。

せっかくなので展望台に登ってみる。
前はもっと木製でスカスカしてたような。新しくなったか、自分の記憶違いか?

デッキまで上がると結構高くて怖い。すこしモヤがかかって山並みははっきりしない。この季節は仕方ないか。
とりあえずバイクを撮る。
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駐車場はスズメバチがブンブン飛び回って落ち着かないので、さっさと長野側に下る。
トイレに行きたかったけど、なんかトイレ近くも飛び回っていて危険な香りがする。
お尻刺されたら洒落にならんし。

長野側の方がいくらか開けてる感じだけど、狭いうえに結構荒れてる。対向車とパンクに注意だな。こりゃ。
何人かのローディとすれ違う。ご苦労様です。

折り返し地点の古谷ダムでしばし休憩。ここのトイレはとても綺麗だった。やたらとアブが多かったけど。
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反対側から十石峠を登り返す。一度走っているので、今度はそんなに長く感じなかった。
国道との合流ポイントも確認。
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しかし、国道299号は「酷道」の名にふさわしいですな。ここを8月はロードバイクで走るのか。しかもさらに麦草峠を越えるっていうし・・・。
甘く見てたつもりはなかったけど、想像以上に過酷なルートだということがよく分かりました。


林道を抜けて、酷道299号に戻ったら後は帰宅するだけ。

同じ道を引き返すのもつまらないので、直進して国道462号に入って、鮎釣りをする釣り人を見つつ県道71号に入る。
こっちの道も時々狭いけど、国道299号に比べれば全然快適。どれだけ国道299って酷道やねん!

途中、合角ダムを過ぎたところにある毘沙門水に立ち寄って水を汲む。
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年に1度、ロードツーリングで立ち寄るのだけど、ここの水を飲むと疲れがとれる心地がする。
まさに回復の泉。持ち帰ってコーヒーを淹れてみたかったのだ。
この時点で気温は32度。先が思いやられる。

そのあとは、素直に国道299号で帰れば良かったのに、「同じ道を帰るのはつまらん!」
と、県道37号を経由して国道140号を通って秩父市内を目指すことに。

無駄に距離が伸びた上に、市内に入ってから車が増えてペースが一気に落ちる。
暑い、熱い、ひたすら熱い。メッシュジャケットを通して体に当たる風は完全に熱風。
これは苦行か? 罰ゲームか? 何か自分、悪いことした?
と、自分で選んだツーリングだけど愚痴りたくもなる。

街中を迂回すべく、羊山公園を経由して国道299に合流して、道の駅「芦ケ久保」でやっと休憩。

ソフトクリームで涼をとる。
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結構バイクが止まっているけど、道志みちに比べれば可愛いもの。
自分はこっちのほうが落ち着くなあ。

流れてはいるけど、早朝に比べれば格段に交通量の多い国道を避けて山伏峠を抜ければ、ガラガラの名栗みち。やっぱバイクならこっちでしょ。

猛暑の中を帰宅。
38度って、こんな気温でバイクに乗る人間って物好きですね。多分。
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ひたすら暑かった~。

そのあとは、シャワー浴びて昼寝して、夕方(といってもまだ35度)に14キロランニング。
時間にして1時間少々だったけど、こっちのほうが辛かった。
バイク以上にこの気温の中走る人間のほうが物好きかも。

再びシャワー浴びたあとは、水分補給をしっかりしてから飯能祭りへ。
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生ビール、日本酒、美味しゅうございました。





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リベンジ! 宮ケ瀬湖ツーリング [バイク]

こんにちは、1ヶ月振りとなったブログの更新です。

最近はバイクよりもロードバイクに乗る時間が増えて、ブログに挙げるほどのイベントもなく過ごしてました。
バイクばかり乗ってる時は、「バイクって楽しい~! ロードバイクはしんどいし。」
なんて思ってたのに、ロードバイクに乗り始めると「ロードバイクって、やっぱり楽しいなあ!」
と、身勝手極まりないchimamoです。

で、今日の午前中は急に予定が空いたので、前回は時間切れで未達だった宮ケ瀬湖に(バイクで)行ってきました。

朝7時に自宅を出発。
青梅市を経由して、秋川街道を通るルート。
「天気いいけど、風が強いな~」なんて思っていたら、山間部に入るにつれてどんどん気温が下がり、温度計の表示が15度とか14度とか。

上着は冬ジャケット(インナーなし)を着てたけど、グローブは革のインナーなし、下は革パンにクールマックス素材のタイツと夏仕様で、手と下半身の熱の放出が半端ない。

つまり、「寒くて仕方ない」状態。

まだクルマも少なく、道は快適なんだけど、ともかく寒かった。
装備が貧弱だったので、真冬のツーリングよりも凍えたかも。

「寒い寒い」と言いながらも、このルートを走るのは2回目なので、(1回しか)道を間違えることなくスムーズに進む。
途中休憩もなしだ。

道志みちに入ったとたんに、交通量が一気に増える。
それもバイクとロードバイクの量が半端ない。
普段は交通量の少ない所ばかり走っているから、「首都圏のバイク乗りの半分はここに来てんじゃないか?!」なんて思ってしまう。

道志みちから県道43号に入る交差点の少し先で、車とロードバイクが事故った模様。
車の脇にポテチになったホイールが一瞬目に入る。
人は見えなかったけど、大事無ければいいんだけど。
自分もロードバイクも乗るから他人事に思えない。

9時00分、鳥居原ふれあいの館に到着。
天気は最高! だけど、体が冷え切ってる!!
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何か温かいものを、と、朝食にきつねそばを食べて生き返る。
お勧めはかき揚げ丼のようだけど、暖を取るなら汁物でしょ。

駐車場はバイクがいっぱい。
車のほうが遠慮しているところって、珍しいんじゃないだろうか。
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帰りは高速で、と思ったけど、今回は多少時間に余裕があるので、来た道を引き返すことに。

たまたま目に入った「源泉かけ流し」の看板に導かれて、青根にある「いやしの湯」に入る。
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お湯はほぼ無色で無臭、ややトロッとした感じで、湯温が低めなので、ゆっくり入っていられる。
冷えた体を温めてもらいました。

風は相変わらず強いけど、日が高くなって寒くはない。

信号待ちで止まっていて「なんかバイクが傾くなあ」と思ったら、強風に煽られてた。
走っているときは全然気にならないから、Vstromの安定性は横風にも発揮してるみたいだ。

国道20号から県道33号に入ってすぐの、上野原にある酒まんじゅうの店。
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お店のパンフレットで知ったけど、上野原は酒まんじゅうが名産で、12軒もまんじゅう屋があって、それぞれ独自の酒まんじゅうを作ってるみたい。

食べ比べるのも面白そう。
この辺にくる理由が一つ増えたな。

まんじゅうを手に入れ、空いている道を気持ちよく走っていると、なんか低速でのトルクが薄いように思えるのは気のせいか?

燃費は変わらないし道は上り基調だから、不精して3速とか4速とか高めのギアで走っているのが原因かもしれない。

高めのギアでも全く問題なく走れてしまうのだけど、メリハリのある走りをしたいなら、低めのギアにするか、積極的にエンジンを回したほうが良いかも。思い返せば、ほとんど4000回転以上は回してなかった。

桧原村辺りから交通量が増えてペースは上がらない。気持ちよく走るなら、自転車でもバイクでも早朝に限る。

飯能市に戻ってから、図書館で借りた本を借り直して、13時前に帰宅して終了。

5月だというのに、とても「寒い」ツーリングなのでした。

本日の走行距離:170.7km
燃費:26.1km/l
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VStrom650で行く、1泊2日の伊豆ツーリング(後編) [バイク]

こんにちは、ジャガイモ畑からヒョロヒョロと芽が出てきて、「やったー、芽が出た!」と喜んでいたら、そのうち小さな小さな白い花が咲き、「なんだ、雑草か」とがっかりしたchomamoです。
ジャガイモを植えて土から芽が出るには、もっと時間がかかるようですね。

さて、伊豆ツー2日目のレポートです。

前夜は結構飲んだけども、6時前には起床、ホテル近くの近くを散策ラン、のつもりがひたすら舗装林道を上り、ひたすら下ること8キロ、と、結構いいトレーニングになりました。

朝食は、地元の食材をふんだんに使ったバイキング。五穀米、鯵の干物、シラス、はんぺん、デザートなどなど、お腹いっぱいに美味しく頂きました。

出がけにマネージャーの方が「Vstrom650ですね、自分もこのバイク、いいなと思ってるんですよ。」と話しかけてくれ、しばし予想外のバイク談義。

9時過ぎ、マネージャーさんに見送られて目指す最初の目的地は、

ホテルから10分もかからない「上原美術館」
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バイクから離れ、束の間に絵画と仏像を鑑賞する。
自分が見ている間は誰もいなく、貸切で落ち着いて見ることができました。

美術館を出たあとは、ひたすら走るのみ! 空は晴れ渡り、昨日以上のツーリング日和!!

県道15号、というか伊豆の道はどこも適度にカーブが連続して信号もほとんどなく、走っていてとっても楽しい!

気持ちよくコーナーを抜けていくと、川沿いに桜並木が現れる。

しばし見とれながら走るけど、あまりの景色の良さにたまらず、バイクを駐める。

すぐ近くに道の駅があり、そこは賑わってたけど、ここは何にもなく誰もいない。
気が向いたところに、気軽に止まれるのもバイクツーリングの魅力の一つだね。

桜をバックにパシャリ
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振り返れば桜と菜の花畑
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川原に降りて、自作のアルコールストーブとゴトクでお湯を沸かしてコーヒーブレイク。
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外で使うのは初めてなんだけど、アルコールの炎って、日中だと全然見えないのね。

絶品(?)のコーヒーを飲み終えるとすでに11時。まだ全然進んでないけど、まあ、いいか。

「よし、この後は仁科峠まで止まらず進むぞ!」と気合を入れたのも束の間、今度はお花畑。

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次のおやつにと桜餅を買った後、桜並木とお花畑をカメラに納める。
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その後は国道136号を経由して県道59号に入り、仁科峠を目指す。

はじめは2車線の快走路だったけど、町から遠ざかるにつれて道は細くなり、落ち葉だらけの1車線に。
これなら奥武蔵グリーンラインの方がまだ道は広いくらい。伊豆の県道、侮るべからず!

落石こそないけど、落ち葉だらけの狭いクネクネ道も、Vstromとなら楽しい旅程。
2台ほど車をパスし、1台のバイク(ドカティのロードタイプ)に道を譲り、仁科峠に到着。

手近な丘に登って、絶景を楽しむ。

稜線がかすんで、雪を被った頂きが宙に浮かんでいるみたい!
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西伊豆スカイラインは、偶然なのか車が少なく、ほとんど独占状態!(途中、BMWとヤマハに道を譲ったけど)。
リズムよくコーナーをクリアしていくのがとても楽しい!

仁科峠で景色を楽しんだから、MOTOツーリングに載ってた達磨山はいいよね、と思っていたけど、目の前に山があれば登りたくなるのはトレイル好きの悲しき性か。

「このバイク、大きいわね~、何キロあるの?」 「えっ!? 重さですか? 200kgくらいかな?」
と、すこし的の外れたバイク談義を山登りのおばちゃんと交わしつつ、距離にして700mの山道を早足で歩く。

前日で懲りて、バイクジャケットは置いてきたけど(オーバーパンツは最初から履いてない)、暑くて仕方ない。

達磨山からの眺めは、仁科峠からと違って、駿河湾越しの富士山が目の前に広がる!
この景観は写真では伝えきれない! ぜひ自分の目で確かめて下さい。
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達磨山山頂で13時過ぎ。
最初の予定では、13時には御殿場について、早めに帰宅する予定だったけど、大幅に遅れてる。
帰宅時間は、まあ、無事に着けば何時でも良いか! という気分。

西伊豆スカイラインを堪能し、県道18号から127号と道をつないで海へと下るけど、やっぱり車の全然いない快走路を楽しんで下った先に見つけた無人販売所。
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お土産にとバイクを止めるも、小銭が足らずに断念。

県道17号との合流地点にある「井理絵」という食堂で昼食を摂るつもりだったのが、まさかのお休み。店の中に人はいたけど、手で「×」とされて諦める。来るのが遅すぎたか・・・。

気を取り直し、海沿いの道を富士山を楽しみつつ走る。

砂浜で記念写真
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ちょうどいいスペースの路肩をみつけて
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しばらく走ったところで、みかんの直売所をみつけて、お土産に2種類買う。
いろんな種類があって、色々試食させてもらいました。

このあと沼津ICを目指すのだけど、伊豆縦貫道を通る予定が、「東名はこちら」と道路標識に従って国道414号に針路をとったのが大間違い。

渋滞、といっても差し支えないくらいのノロノロ運転がひたすら続く。
そりゃ、市街地抜けるんだからしょうがないよね。自分の直感を信じるべきだった・・・。

途中のGSで近道を教えてもらい、なんとか東名に乗ったはいいけど、御殿場JCTで事故渋滞、横間派まで「3時間超」の掲示。

まあ、御殿場で降りるからいいけど、と思った途端に渋滞が始まり、すり抜けを繰り返して御殿場ICで降りる。

その後は、徐々に気温が下がり出し、道の駅須走に入りそこねてオーバーパンツを履かない状態で富士五湖道路に入り、路肩に雪が積もる中を震えながら走ったり、その後のPAでしっかり厚着して走り出したら、今度は渋滞に巻き込まれて暑くて仕方なく、ネックウォーマーを外そうとしてヘルメットのベルトが外れたり、と多少のトラブルはあったものの、無事に帰宅。

峠道とか渋滞のせいか、初日よりも燃費は悪い。
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いやー、楽しいツーリングでした。Vstrom650はどんな道でも躊躇なく入れるし、高速を含めて余裕で走れるけど、パワーが有りすぎないから急かされることもない、という絶妙なパワー配分。
楽、というか楽しいバイクです。

そして伊豆って、バイク天国やね。
今回はあんまり温泉巡りできなかったから、次行くときは温泉にもっと入りたいな~。

と、幸せな2日間を過ごしたのでした。
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VStrom650で行く、1泊2日の伊豆ツーリング(前編) [バイク]

こんにちは、ウチの庭は「猫の額くらい」と言ったら猫から苦情が来るくらいに狭いのですが、その限られた庭の土をほじくり返してジャガイモを植えて1週間。未だ芽は出てきませんが、今から収穫が楽しみな気の早いchimamoです。

先週の土日、伊豆まで1泊2日でVstrom650に乗ってツーリングに行ってきました。

出発の予定時刻は7時だったけど、なんやかんやと手間取って7時20分に飯能の自宅を出発。
ある意味予定通り(?)

外気温は9度とまだまだ寒い。
バイクジャケットの下にダウンジャケット、革パンの上にオーバーパンツ、手には冬グローブと「ほぼ」冬装備だ。

まずは狭山日高インターから圏央道に入って東名を経由して小田原厚木道路で箱根まで走る。

慣らしが終わって4000回転縛りから開放されたVstrom650は快適そのもの。

ZZR1100ほどの安定感はないけど、「もっとスピードを出したい」という欲求に駆られることもないので、精神衛生上はこっちのほうが良いかも。

海老名JCT辺りで少し混雑したけど、至って快適かつスムーズに進み、あっというまに箱根まで。

9:40 週の半ばに降った雪が道端に積もった箱根新道を進んで箱根峠に至る。

ここは雪国か? けっこう寒い。
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関東に来て随分になるのに、初めて走る伊豆スカイライン。
天気良いいし、車も少なくて最高!

適当に止まった駐車場のすぐ近くに「巣雲山」という山の登山道発見。標高差60mということで登ってみる。
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15分くらい登るとそこはもう山頂、更には展望台があり360°のパノラマが広がる。
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少し霞んでいて富士山は見えなかったけど、とってもいい景色。
ツーリングって、思いがけないイベント(景色とか、食べ物とか人とか)に出会うのが何よりの楽しみだ。

今夜の宿は下田なので、冷川ICで降りて県道12号をつないで県道59号に入る。

県道沿いに綺麗な川が流れ、わさび田があちこちに。そして点在するわさび漬けの直売所。

そのうちに、「これだけわさび田のあるとこ走って、わさび買わないのは勿体無い」と思うようになる。

「ここや!」と趣のある建物に惹かれて止まってみると、まさかの「臨時休業」
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更に進み、人家がなくなり道が一気に狭くなったところで現れる、わさび棚田。
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県道59号、途中から一気に狭くなって落石やら落ち葉やらいろいろ障害物もあるけど、楽しかった~。
ここでもVstrom650の取り回しの良さとトラコンの安心感が際立つ。

国道414号に出てすぐに見つけた、「やまあらし丼」ののぼりを掲げる「鈴木屋食堂」さん。
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ガイドブックに記載があったか記憶にないけど、自分の直感を信じて店に入り「やまあらし丼」を注文する。

年配のご夫婦が切り盛りするお店は、他にも色々メニューがあって、地元で愛されてる定食屋さんって感じ。うーん、こういう雰囲気のお店、大好き。

待つこと15分くらいか? 
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猪肉は、脂身が多くてこってりしてそうな見た目を裏切って、あっさりした感じ。上にのったワサビがとってもいい香りで、肉にとても合う。
色目には地味だけど、一緒に煮込まれた玉ねぎとか青菜(?)がまた美味しい。

付け合せのアサリの味噌汁も美味しかったです。

「いい店見つけた~」と思ってたら、「MOTOツー」にしっかり紹介されてた・・・。

腹を満たした後は、南下して石廊崎を目指すけど、目に入った「浄蓮の滝」の案内に導かれる。
が、駐車場から滝までが結構距離があるのと、観光客が多いのとで、「見下ろし場所」から滝を遠目に見下ろして後にする。

そして、旧天城トンネルを目指して旧道に入る。

「MOTOツーリング」では、「林道ではなくて、フラットなダート」なんて紹介されてたけど、ところどころ轍もあって自分レベルでは十分に「林道」。
「全然フラットと違うやんか~」と突っ込むけれど、Vstrom650はこんな道もへっちゃら。

スクリーン越しだと、路面が歪んで見えて轍がよく見えない、という弱点を露呈するも、抜群の安定感で危なげなくトンネルまで進む。

トンネルを抜けたところで記念撮影。
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国道414号を更に南下していくと、途中で「ここ、ほんとに国道?!」と思うような1車線の狭いところもあるけど、概ねは2車線で信号も少なく、適度なカーブが連続する快走路。
いやー、伊豆ってバイクで走るの楽しすぎ!

14時、下田市街を抜けて県道16号に入って石廊崎に到着!
石廊崎はいい感じに鄙びた(失礼)観光地で、数軒の土産物屋兼食堂が並んでる。

駐車場から石廊崎までは歩くこと20分。それなりの上り坂で、バイクジャケットは脱いだけど、ダウンジャケット、オーバーパンツを着込んだ身にはかなり暑い。すれ違う人はみんな上着脱いでるくらいの陽気だし。オーバーパンツは脱いどきゃよかったと、先に立たない後悔。

灯台に到着。でも石廊崎まではもう少し。
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苦難(?)を乗り越えてたどり着いた石廊崎はとってもいい景色。苦労(?)した甲斐があったというもの。
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伊豆七島がしっかり見えました。
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小腹が減ったので、食堂でイカの丸焼き(800円)を注文。

食べやすくカットされ、皿に山盛りのイカ。
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身がプリプリして美味しかったけど、半分位で良かったなあ。

イカでお腹を満たした後は、宿まで直行!と思ったけど、16号をもう少し進んだところで見つけた南伊豆ジオパークセンターでバイクを止め、しばし景観に見とれる。
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ツーリングは、寄り道してなんぼだよね!

で、やっとのこと、本日の宿、下田セントラルホテルに到着、カミさんたちと合流する。

そう、今回の伊豆一泊ツーリングの発端は、義父母の結婚50周年記念を祝おう、という企画なのです。
宿が伊豆なので、カミさんの「パパはバイクで行ったら?」という優しい一言で実現したツーリングなのだった。ありがとう、かーちゃん。

本日の走行距離と燃費
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半分が高速、残り半分はほぼワインディング、という割には燃費いいかも。
しかし、250キロ以上走ってメモリが2つしか減ってないって、凄いな。
とはいえ一目盛125キロ、は、いくら何でも有りえんわ。

後半へ続く(多分)。
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鳩山までちょこっとツー [バイク]

こんにちは、先日は奥武蔵駅伝だったのですが、風邪っぴきで全く調子が出なかったchimamoです。
立っているだけでも咳が出てゼーゼーしてる状態で走ったら、もっとしんどいんじゃないの?
なんて思ってたけど、追い込もうにも体が動かず、普段よりも楽(?)に走れました。
当然ながらタイムは去年よりも1分以上遅いんですけどね。まあ、それでもキロ4分は切ってたら良しとするか?!

で、風邪がやっと落ち着いた翌週の2月4日、「もう我慢できない!」と、残雪の残る中をVstrom650でツーリングに行ってきました。


立ち寄った平和資料館の展望台からの景色
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晴れてれば最高、のはず。

飯能市内でも日当たりの悪いところは道路に残雪が凍っている状態。
「家の梅干がなくなりそうだから」
という、まさに取ってつけたような理由で越生の農業直売所まで買い物ツーリング。

11時半に出発して、30分くらい走って到着、梅干を買って本日の目的達成!

ではあんまりなので、も少し進んで鳩山ニュータウンにある、蕎麦屋「満作」を目指します。
が、朝食が遅かったこともあり、あんまり腹も減ってないし、何より走り足りない。
更に走って埼玉県立の「ピースミュージアム(平和資料館)」を目指す。

住宅街を抜けてから平和資料館までは、距離は短いけど快適なワインディングロード。

「このバイク、やっぱり楽しすぎる~」

と、至福の時を味わう。

慣し期間を終えて回転数の縛りはないんだけど、5500回転も回せば加速は十分。
あっというまに免許を心配するスピードに達してる。
それでいて、コーナーでも安定感が抜群で全くコケる気がしない。

ホント、このバイクは楽しすぎるぞ。

気が付けば平和資料館に到着。
残雪の残る駐車場にバイクを駐める。
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初めて来た平和資料館。

展望タワーの存在感が半端ない。
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平和資料館は、太平洋戦争を中心として防空壕の実物大模型とか、戦時中の教室が再現されてる。

「戦争を問題解決の手段にしては絶対ダメだ!」

と、改めて認識したのであった。

埼玉県民(特に小中学生とか)は、是非とも来るべき施設です。入場無料だし。

こんど子供を連れて来ようかな。

展望台からの眺めも素晴らしい、の一言。

今度は晴れた日に来たいものだ。

帰りがけ、バイク跨ってエンジンかけている時に、小学生高学年くらいの男の子が、歩きながら熱い視線でこっちをじーっと見てた。

「かっこい~、自分もバイク乗りたい~」と目が語っていた、気がする。

少年、バイクは楽しいぞ! と、心の中で少年に語りかけながら駐車場を後にする。

まあ、実は後ろに好きな車が止まっていて、それを見てただけかも知れんけど・・・。

適度に歩いたりして、いい感じでお腹が空いてきたところで「満作」へ。
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13時過ぎだったけど、テーブルは全部埋まっていて、なんとか相席で座れる。

暖かい蕎麦が食べたかったので、「ごぼ天そば」を注文。

ごぼ天で蕎麦が見えない!
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とーっても美味しかったです。
今度はざる蕎麦を食べてみたいぞ。

帰りに「こだわり豆腐 藤屋」に寄って豆腐プリンを購入して帰宅。

往復100kmにも満たない3時間のツーリングだったけど、けっこう楽しかったです。

v-Strom650、やっぱり最高や!!
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