「飯能ひな飾り展」二日目：飯能びより：SSブログ

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「飯能ひな飾り展」二日目 [編集]

日曜日の午後、30キロ走って、心地よい疲れに浸りながら、うだうだと過ごす。

本来は、「ひな飾り展」のスタンプラリーの続きをする予定だったけど、風はますます強くなるし、子供も忘れているみたいだから、このままスルーしてしまおうか、と、カミさんと無言で意思疎通を図る。

しかし、息子が、「ねえ、スタンプラリー、まだいかないの？」
うーん、やっぱり忘れていなかったか。今日はまだ外に出てないし。

仕方ないので、先週回れなかった、能仁寺とか郷土資料館周辺にある赤スタンプを目指して自転車で出発。
スタンプラリーをコンプリートするには、25個の黒スタンプに加えて、5個の赤スタンプが必要なのだ。
先週は時間と距離の関係で、黒スタンプを規定数集めたところで中断していたのだ。

いつもなら、ほぼ来るたびに買っている能仁寺前のコンビニのソフトクリームも今回は我慢。
こんなに風が強くては、食べてるうちに体が冷え切ってしまう。

能仁寺山門の鬼瓦と仁王像にびびる娘をなだめて能仁寺へ。

このお寺、春の桜はまだ見ていないけど、秋の紅葉は見事。
天覧山をスタートして、奥武蔵まで走ったけども、この辺りが一番綺麗。

駅からは近いし、ハイシーズンでも人もまばらだし、東京近郊で隠れた（？）紅葉スポットだと断言しよう。

能仁寺の有料の園庭も見てみたいけど、子供連れでは落ち着いて入れそうにないので、数年後のお楽しみに取ってある。
なので今回も、受け付けに置いてあるスタンプを押すだけで我慢。

能仁寺からすぐの郷土資料館でもスタンプをゲット。
ここでは、江戸時代から平成にかけての雛が展示してある。郷土資料館だけあって、学術的な趣き。

郷土資料館

他にも、昔の飯能（太古の時代から江戸とか昭和とか）を偲ぶ展示が常設してあって、歴史好きな自分にとっては結構お気に入りの場所である。いつ来ても人が少なくて静かだし。

2時間程で5個の赤スタンプを集め、商工会議所前の受付で景品のカレンダーを頂く。

「プレゼント」の響きに、勝手に想像を膨らませていた息子は、もらえるのがカレンダーと知り、「カレンダーなんて、もう家にあるよ」と、明らかにがっかりしていたけど、受け取る時は嬉しそうにしていた。

ママから、「後で好きなお菓子買ってあげるから」と、もう一つの「プレゼント」に機嫌を直した様子。

カレンダーを受け取ってから、向かいの酒屋さんで子供のお菓子を買う。
この酒屋さん、取り扱うお酒の種類も豊富ながら、健康食品とかお菓子も多く揃っていて、自分のお気に入りである。

そのまま、少し隣の呉服屋さんに移動して、カミさんがお店で物色している間、子供らは外のベンチで買ってもらったラムネを飲む。

日が暮れ出してから風が強まって、寒さは増すばかり。
子供らは平気な顔をしてラムネを飲んでいるけど、こっちはたまらない。近くに自販機もないし。

本気で子供らを置いて、酒屋までワンカップを買いに走ろうかと思っているうちに、やっとカミさんが戻ってくる。

手がすっかりかじかんでしまい、「手が痛いよ～」「グー、パーできない～」と泣きわめく娘を自転車に乗せて急いで帰宅。

郷土資料館はともかく、神社とか、お寺とか、普段なら近寄ることもない所に足を運ぶ事ができて楽しかった。観音寺では、ハスをいくつもの甕で育てていて、咲く頃にくれば、花を楽しめそうだし、諏訪神社の骨董市も覗いてみたいし、今回のスタンプラリーを通して、また飯能での楽しみを見つけたのであった。

来年のスタンプラリーでは、名栗方面まで家族でサイクリングに出かけるのもいいかもしれないなあ。
ランニングだと、誰もついてきてくれないだろうから。

観音寺の白い象。誰が、なんの為に？　鐘つき堂みたいだけど