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レンタサイクルで京都の峠を攻める [マウンテンバイク]

先週の土曜日、大学生の時に入っていた自転車サークルの記念行事に参加してきました。

現役生、OBが一緒になって京都の北山を走ろうと言う企画。

本来なら自分の自転車を持っていきたい所だけど、集合時間に間に合う為には、輪行不可の夜行バスに乗らないといけない。

と言う訳で、「京都サイクリングツアープロジェクト(以下、KCTP)」でMTBをレンタルしてみた。

ハイクラスのキャノンデールが良かったけど既に予約で一杯、仕方なくスタンダードクラスに。
HPの仕様を見ると、「KCTPのオリジナルで、8段変速」と書いてある。

「8段ってことは、フロント変速は無しか。峠大丈夫かな?」と一抹の不安は感じるけど、ママチャリしか残ってないよりマシと自分に言い聞かせる。

自転車の受け取りは平野神社近くのホテル。受付開始の9時より20分も早く行ったけど、快く応じてくれた。

出てきたのはフレームがオレンジ色のMTB。タイヤはスリックタイプ。やはりディレイラーはリアしかない。間違いなく街乗り仕様だ。
貸す方も、これで峠を走ることは想定外のはず。

乗り出してみると明らかに自分には小さい。

一番大きなLサイズを指定したけど、サイズの調整をハンドル周りのパーツでしてるのか、ともかく安定性がない。
街乗り程度なら十分に快適だけど、登りよりも下りに不安を感じてしまう。

でも、空気圧とかブレーキなんかの整備はしっかりとされているので心強い。
ただ、ホイールがクイックレバーじゃないからパンクしたら面倒くさい(ちゃんとパンク時は電話一本で駆けつけてくれるサービスはある、使う気はなかったけど)。

真中のMTBがレンタルした自転車。両脇のランドナーがなんとも渋い。
277自転車たち.JPG

上賀茂神社に集合して、総勢約50名で賀茂川沿いを走る。

十何年振りのクラブランだけど、全然懐かしい感じがしない。卒業してから今までがー時の夢だったようにすら思えてくる。
「子供元気?、いくつになったの?」とか、「仕事はどう?」なんて会話で、ー瞬で現実に戻るんだけど。

本日のルートは、上賀茂神社をスタートして持越峠を越えて京見峠を下って市内に戻る、という、「どうやって6時間もかけて走るんだ」と逆の意味で時間の心配をするレベル。

とは言っても、街乗り仕様のMTBでは山に入っての登りは結構辛い。
それでも辛いなりに体が馴染んでくるから面白い。

前を走る2年上の先輩は、現役生の女の子と楽しそうに並んで走っている。さすが元営業、トークは得意なようだ。
自分は、同じく2年上の先輩と数年ぶりの再会を果たし、「最近何やってるんですか?」なんて近況報告をしたりする。

話の内容はともかく、周りを包む雰囲気は大学生の頃と全然変わらなくておかしくなる。

峠に入る手前。まだ写真を撮る余裕があった
275登り始め.JPG


持越峠の登りに入ると、距離は短いけど、それなりの急勾配が続く。
話をしたり写真を取りながら走るなんて余裕はなくなる。

フロントを変速できない自分は、リアを一番軽くして、ひたすら立ち漕ぎで進む。

途中で話しかけた現役生の女の子は、インナー・ローで軽やかに先へ行ってしまう(避けられたか?)。

それでもなんとか最後まで足をつかずに登り切れたのは、CHMのMTBツーの成果か。

峠から伸びる枝道を少し上がったところでお昼ご飯。
参加者全員が自己紹介をして時間を潰す。

天気も良く、最高のサイクリング日和だ
276持越峠から.JPG

下りは安全第一でペースを抑えて進む。

木が茂り過ぎて、京の都が全然見えなくなってしまった京見峠を下れば、十数年ぶりのクラブランは終了。

サークルの雰囲気は、自分がいた頃と全然変わっておらず、楽しい―日を過ごしたのであった。

因みに、レンタサイクルはもう―日借りて、翌日に京都駅までのサイクリングを楽しむ事ができた。

せっかく京都に来たのだから、観光もしなければ勿体無いというもの。
学生時代、4年も住んでいたのに拝観料がもったいなくて殆ど寺社仏閣は訪れていない。
あんまり興味もなかったし。

きっと、京都で大学時代を過ごした殆どの人が同じじゃないかな。

途中で寄った京都御苑。砂利が深いから、走ればいいトレーニングになるかも、なんて考える。
学生時代は1度も来なかったなあ。
288京都御苑.JPG

夜の飲み会で深酒をしたのを理由にはしたくないけど、東本願寺を東寺と間違えて訪れてしまう。

「なんか違う。空海さんのはずなのに、なんで親鸞聖人展なんや?、弘法さんって浄土真宗? 違うやろ」と、スマホで調べるまで気付かなかったのは、かき捨てていい旅の恥と言うものだろう。

地図で調べたら、東本願寺から東寺までは歩けば結構な時間がかかりそうだけど、自転車なら10分とかからない。
ここでも自転車の機動性が如何なく発揮される。

東本願寺で誤りに気付き、東寺に自転車で向かってから再び京都駅に戻って自転車を返却する。

こういった自由度の高い計画(?)が出来るのは自転車ならでは。
大抵の場所には駐輪場もあるし、京都市内を巡るには自転車はかなり有効だと思う。
道に迷っても、東西か南北、とりあえず真っ直ぐ走れば大きな通りに必ずぶつかるから心配もいらないし。

もう少し子供らが大きくなったら、家族で自転車で京都観光するのも悪くないかも。
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