奥武蔵 二子山~武川岳縦走 [トレイルランニング]
「8月唯一の自由に使える一日、何をしたい?」 と自分に問いかけたら、「トレラン」と答えが返ってきたので行ってきました。
予定では、芦ヶ久保駅をスタートして二子山~武川岳~天狗岩~名郷~蕨山~金毘羅山~さわらびの湯 のロング縦走コース。
7時15分に芦ヶ久保駅に降りると、山登りの恰好をした人は自分を含めて3人だけ。もっといるかと思ってなので少し寂しい感じ。
おまけに、「5月23日に、二子山付近で熊の目撃情報あり」なんて看板もあるし・・・。クマ除けの鈴、忘れてきちゃったよ。
人気もまばらな芦ヶ久保駅
駅前の広場を下り、標識に従って低いトンネルを抜けると、いきなり急な登り。
走るなんてもってのほか、「こんな道ばかりなら、とてもさわらびの湯まで行くのは無理。」
と、早くもエスケープモード全開。
尾根筋に上がるまでは鬱蒼とした森の中を抜ける感じで、クマが出てくるんじゃないかとビビりながら進む。
基本的に一本道なんだけど、倒木があったり踏み跡が分かりにくかったりで、何度か立ち止まってルートを確認する。
ルート上にいくつも倒木があって、道が分かり難くなってる。2月の大雪のせいか?
空腹を覚え、歩きながら梅干しのおにぎりを食べる。
今日の食料は、お握り×3、一口塩羊羹×12、カロリーメイト1箱、パワージェル×2 これに水1Lと、手製スポーツドリンク2L。
スポーツドリンクは、保温カバー(アンボトル)をつけたキャメルのハイドレーションに、氷と一緒に入れておいたら3時間経っても冷たかった。
暑い中、冷たい水が飲めたのは本当にありがたかった。もし温かったら、行動力は20パーセントは落ちてそう。
8時12分、二子山(雌岳)に到着。
山頂直前まで、粘土質で滑りやすい急斜面で、手がかりにロープが張ってある。雨の日に下るのは絶対に避けたいと思った。
雌岳から雄岳までは距離はないけど、一気に下って一気に登る。地図で予習してたつもりだったけど、正直しんどい。
8時18分、雄岳に到着。見晴らしは良くないが、木々の間から武甲山が見える。
尾根伝いに偽ピークを2つ3つ越える。これは予習済みだから平気。
さっき食べた梅干しおにぎりが消化されたのか、調子が上がってペースも速くなる。
8時44分、岩場を登りきって焼山に登頂。
目の前には武甲山、振り返ればさっき登った雌岳と雄岳。
「あの山を越えてきたんだなあ」と、感慨に浸る。
山頂から再び下り、舗装路を横切ったところで、少し長めの小休止をとることに。
一口羊羹にも飽きたし、おにぎりやカロリーメイトを食べる気にもならず、パワージェル(梅干し味)でエネルギー補給。
いつもマラソンレースで走りながら食べる(飲む?)ばっかりだったけど、落ち着いて味わってみても、そんなに美味いものではない。
でも、体の方が「これが欲しかったの!!!」と喜びに打ち震えているかのように感じる。
1滴も無駄にすまいと、吸い尽くす。
行動中の補給には、おにぎりよりも、塩羊羹よりも、パワージェル(正確にはデキストリン)が効果的みたいだ(まあ、当然と言えば当然か)。
栄養補給を終えて、プレートが無ければ気付かない蔦岩山を越える。
途中で、町歩きでもしているような格好の軽装のカップル、しかも女性は手ぶら、とすれ違う。
あの人たち、一体どこから来てどこへ行くのだろうか。
山を歩いていると時々驚くほど軽装な登山者(?)と遭遇するのはよくあること。
富士山に登った時はパンプス履いてる女性がいたし・・・。
9時41分、本日の最高峰、武川岳に登頂。
誰もいなかったのでタイマー使って自分撮り。
標高1000mを越える山に登ったの、久しぶりだ・・・。
あ、5月に自転車で上った渋峠は2000m越えてたか。
山頂は南側が開けているけど、霞んでて視界はあんまり良くない。
山と高原地図のコースタイムの8掛けで、到着時間が10時50分だったから予定より随分早い。
予想以上に急坂が多くて体力も消耗しているけど、これなら蕨山縦走も行けそう、と、気分も持ち直す。
峠付近の倒木。根まで剥き出しになっているけど青葉を茂らせてる。自然の力って凄い。
前武川岳から天狗岩までも大半は急坂を下ってく。
途中ですれ違った人から、「天狗岩付近で岩が崩れてルートが少し変ってる」と情報をもらうけど、初めてだったので良く分からず。
天狗岩から少し下ったところで、砕けた岩を避ける箇所があったけどそれだろうか?
10時20分、天狗岩に到着。
山伏峠へ向かう道路に近いのか、やたらとバイクの排気音が聞こえてくる。
予定到着時刻は11時14分なので、予定より55分先行。すこし余裕時間が減ってる。
武川岳で写真撮ったりしてのんびりし過ぎたか。
そうは言っても腹が減ったので小休止。おにぎりを食べる。
おにぎりって、空腹は満たされるけど、エネルギーを補給した感じがしないんだよな。と今更ながらに思う。
対して一口羊羹は、口に入れてすぐは満足感があるけども持続しない感じ。
この辺りは日常食の限界か?
標高が下がったせいか、やたらと蒸し暑くて喉が渇く。
「名郷に着いたら、絶対コーラを飲んで、なんか食べる」と、そればかり考える。
舗装路に出てショートカットもしつつ下ると、一昨年利用した大鳩園キャンプ場が見えてくる。ここまでくればコーラ、もとい名郷まであと少し。
11時10分、名郷に到着。
予定の11時58分より先行しているとは言っても、このまま蕨山に向かうか微妙なところだ。空模様も怪しいし。
とりあえず先の事は置いておいて、売店であんパンとコーラを購入。
普段は飲まないけど、疲れた時に飲むコーラは格別。
コーラを喉に流し込んで一息ついたところで、ロードバイクのグループもやって小休止。
「雨、降ってきませんよね?」「うーん、分かんないなぁ」と、やっぱり天気を心配してる。
アンパンを齧りながらそんな会話を聞いてたら、いきなり落ちてくる大粒の雨。
売店のパラソルの下にいるから大丈夫、と思ったら日除けのパラソルで雨避けにはならず、バス停留所横の民家の軒下で雨宿り。
20分くらいで雨は止んだけど、山の方は雨雲がかかっている上に雷がゴロゴロ鳴っている。
時間の余裕も無くなり、天候も不安定な状態で蕨山に向かうのは危険と判断して、さわらびの湯までロードランニングに変更。
清流を眺めたり、一本橋を渡ったりと、思う存分に寄り道・回り道して進む。
12時41分、遠雷に怯えながら、さわらびの湯に到着してゴール!
何とか雨と雷に打たれずに済んだ。
次回は名郷を出発で、予定ルートの後半、蕨山縦走を必ずやろう、と、固く誓うのであった。
いつになるか分からないけど。
本日の行動時間 5時間27分
移動距離 18.5km
予定では、芦ヶ久保駅をスタートして二子山~武川岳~天狗岩~名郷~蕨山~金毘羅山~さわらびの湯 のロング縦走コース。
7時15分に芦ヶ久保駅に降りると、山登りの恰好をした人は自分を含めて3人だけ。もっといるかと思ってなので少し寂しい感じ。
おまけに、「5月23日に、二子山付近で熊の目撃情報あり」なんて看板もあるし・・・。クマ除けの鈴、忘れてきちゃったよ。
人気もまばらな芦ヶ久保駅
駅前の広場を下り、標識に従って低いトンネルを抜けると、いきなり急な登り。
走るなんてもってのほか、「こんな道ばかりなら、とてもさわらびの湯まで行くのは無理。」
と、早くもエスケープモード全開。
尾根筋に上がるまでは鬱蒼とした森の中を抜ける感じで、クマが出てくるんじゃないかとビビりながら進む。
基本的に一本道なんだけど、倒木があったり踏み跡が分かりにくかったりで、何度か立ち止まってルートを確認する。
ルート上にいくつも倒木があって、道が分かり難くなってる。2月の大雪のせいか?
空腹を覚え、歩きながら梅干しのおにぎりを食べる。
今日の食料は、お握り×3、一口塩羊羹×12、カロリーメイト1箱、パワージェル×2 これに水1Lと、手製スポーツドリンク2L。
スポーツドリンクは、保温カバー(アンボトル)をつけたキャメルのハイドレーションに、氷と一緒に入れておいたら3時間経っても冷たかった。
暑い中、冷たい水が飲めたのは本当にありがたかった。もし温かったら、行動力は20パーセントは落ちてそう。
8時12分、二子山(雌岳)に到着。
山頂直前まで、粘土質で滑りやすい急斜面で、手がかりにロープが張ってある。雨の日に下るのは絶対に避けたいと思った。
雌岳から雄岳までは距離はないけど、一気に下って一気に登る。地図で予習してたつもりだったけど、正直しんどい。
8時18分、雄岳に到着。見晴らしは良くないが、木々の間から武甲山が見える。
尾根伝いに偽ピークを2つ3つ越える。これは予習済みだから平気。
さっき食べた梅干しおにぎりが消化されたのか、調子が上がってペースも速くなる。
8時44分、岩場を登りきって焼山に登頂。
目の前には武甲山、振り返ればさっき登った雌岳と雄岳。
「あの山を越えてきたんだなあ」と、感慨に浸る。
山頂から再び下り、舗装路を横切ったところで、少し長めの小休止をとることに。
一口羊羹にも飽きたし、おにぎりやカロリーメイトを食べる気にもならず、パワージェル(梅干し味)でエネルギー補給。
いつもマラソンレースで走りながら食べる(飲む?)ばっかりだったけど、落ち着いて味わってみても、そんなに美味いものではない。
でも、体の方が「これが欲しかったの!!!」と喜びに打ち震えているかのように感じる。
1滴も無駄にすまいと、吸い尽くす。
行動中の補給には、おにぎりよりも、塩羊羹よりも、パワージェル(正確にはデキストリン)が効果的みたいだ(まあ、当然と言えば当然か)。
栄養補給を終えて、プレートが無ければ気付かない蔦岩山を越える。
途中で、町歩きでもしているような格好の軽装のカップル、しかも女性は手ぶら、とすれ違う。
あの人たち、一体どこから来てどこへ行くのだろうか。
山を歩いていると時々驚くほど軽装な登山者(?)と遭遇するのはよくあること。
富士山に登った時はパンプス履いてる女性がいたし・・・。
9時41分、本日の最高峰、武川岳に登頂。
誰もいなかったのでタイマー使って自分撮り。
標高1000mを越える山に登ったの、久しぶりだ・・・。
あ、5月に自転車で上った渋峠は2000m越えてたか。
山頂は南側が開けているけど、霞んでて視界はあんまり良くない。
山と高原地図のコースタイムの8掛けで、到着時間が10時50分だったから予定より随分早い。
予想以上に急坂が多くて体力も消耗しているけど、これなら蕨山縦走も行けそう、と、気分も持ち直す。
峠付近の倒木。根まで剥き出しになっているけど青葉を茂らせてる。自然の力って凄い。
前武川岳から天狗岩までも大半は急坂を下ってく。
途中ですれ違った人から、「天狗岩付近で岩が崩れてルートが少し変ってる」と情報をもらうけど、初めてだったので良く分からず。
天狗岩から少し下ったところで、砕けた岩を避ける箇所があったけどそれだろうか?
10時20分、天狗岩に到着。
山伏峠へ向かう道路に近いのか、やたらとバイクの排気音が聞こえてくる。
予定到着時刻は11時14分なので、予定より55分先行。すこし余裕時間が減ってる。
武川岳で写真撮ったりしてのんびりし過ぎたか。
そうは言っても腹が減ったので小休止。おにぎりを食べる。
おにぎりって、空腹は満たされるけど、エネルギーを補給した感じがしないんだよな。と今更ながらに思う。
対して一口羊羹は、口に入れてすぐは満足感があるけども持続しない感じ。
この辺りは日常食の限界か?
標高が下がったせいか、やたらと蒸し暑くて喉が渇く。
「名郷に着いたら、絶対コーラを飲んで、なんか食べる」と、そればかり考える。
舗装路に出てショートカットもしつつ下ると、一昨年利用した大鳩園キャンプ場が見えてくる。ここまでくればコーラ、もとい名郷まであと少し。
11時10分、名郷に到着。
予定の11時58分より先行しているとは言っても、このまま蕨山に向かうか微妙なところだ。空模様も怪しいし。
とりあえず先の事は置いておいて、売店であんパンとコーラを購入。
普段は飲まないけど、疲れた時に飲むコーラは格別。
コーラを喉に流し込んで一息ついたところで、ロードバイクのグループもやって小休止。
「雨、降ってきませんよね?」「うーん、分かんないなぁ」と、やっぱり天気を心配してる。
アンパンを齧りながらそんな会話を聞いてたら、いきなり落ちてくる大粒の雨。
売店のパラソルの下にいるから大丈夫、と思ったら日除けのパラソルで雨避けにはならず、バス停留所横の民家の軒下で雨宿り。
20分くらいで雨は止んだけど、山の方は雨雲がかかっている上に雷がゴロゴロ鳴っている。
時間の余裕も無くなり、天候も不安定な状態で蕨山に向かうのは危険と判断して、さわらびの湯までロードランニングに変更。
清流を眺めたり、一本橋を渡ったりと、思う存分に寄り道・回り道して進む。
12時41分、遠雷に怯えながら、さわらびの湯に到着してゴール!
何とか雨と雷に打たれずに済んだ。
次回は名郷を出発で、予定ルートの後半、蕨山縦走を必ずやろう、と、固く誓うのであった。
いつになるか分からないけど。
本日の行動時間 5時間27分
移動距離 18.5km
2014-08-04 22:11
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